31 2023

金沢の弥生さくら公園で満開の桜を観る!/夜はライトアップされる旧気象台の桜の標本木

北陸・金沢は2023年桜シーズンの超ど真ん中にあります!
っていうような報告を、まさかまだ4月を迎えていないうちにお伝えすることになろうとは思いませんでした(この記事の執筆を始めたのはまだ3/31なのだ)。
全国各地の方々も今年の桜シーズンはなかなかに早いと感じていらっしゃると思いますが、ここ北陸も軒並み観測史上最速の桜シーズンとなり、金沢・富山・福井の三都は3月が終わる前にソメイヨシノが満開を迎えてしまいました。
そんな記憶に残るであろう2023年春の桜記事、第1本目は、かつてここから桜の暦を全国に発信していた昔の金沢のキング・オブ・サクラがある弥生さくら公園の様子をお伝えしたいと思います!

公園の入口にあるこの桜の巨木、実はこれ、旧金沢地方気象台のソメイヨシノの標本木だったんです!
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この公園は金沢の市中心部から少し離れた住宅密集地に位置していて、金沢に観光で訪れる人が来るような場所ではないのですが、多少気象をかじった人であれば「標本木の尊さ」は理解していただけるんじゃないかと思います。
そう、この桜の木、非常に貴重な存在だったんですよ。
気象台は移転したものの、かつて金沢の桜を代表していた木は今もこの地に残っていて、ご近所さんの散歩コースの一桜として静かに余生を過ごしています。
夜にはライトアップもされるんですよ。

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ってなワケで、かつての標本木を中心に桜が楽しめる「弥生さくら公園」の様子をお伝えします!
お昼の様子はもちろんのこと、ライトアップされているのでせっかくだから夜の姿も見てきました。
小さな公園ですが、昼でも夜でもどの時間帯でも桜が楽しめて、なかなかイイ桜スポットだと思いましたね~。


2023年03月31日 石川県金沢市 弥生さくら公園


本題に入る前に、まずは今年の桜の開花から満開までを振り返ります。
今年の桜シーズンはとにかく早く訪れました。北陸三都の開花日と満開日は次のとおりでした。
<桜の開花日>
富山市・・・3/22(史上1位)
福井市・・・3/22(史上1位)
金沢市・・・3/23(史上1位タイ)

2年前も異様に早く開花したシーズンだったのですが、今年はそれをも上回る結果だったみたいです。かつては桜の開花日と言えばだいたい4月上旬のイメージだったんですが、最近は3月中の開花が珍しくなくなりました。

<桜の満開日>
富山市・・・3/27(史上1位)
福井市・・・3/27(史上1位タイ)
金沢市・・・3/30(史上2位)

満開もめちゃくちゃ早かったです。金沢だけ他の都市より若干遅れたのですが、実は3/29にはすでに金沢市内の多くの桜が満開だった中、なぜか気象台の標本木の進みが周りよりも遅かったのが発表が遅れた原因だと言われています。ちなみに3/29に満開宣言がなされていれば史上1位の早さだったんだよね。

このように各気象台ではその地の桜の開花日や満開日を毎年観測して発表していますが、何を基準にしてそれらの日を決定しているかというと、特定の1本の桜の木を観測用の木(標本木)に定め、その木にどれだけの花が咲いたかを職員の方が目視で確認して、5~6輪開けば「開花」、80%以上開けば「満開」と全国に向けて発表しているみたいです。
今回訪ねた「弥生さくら公園」には、旧金沢地方気象台の桜の標本木に定められていた木が今も残されています。公園の入口の一等地にその桜の木は立派な姿で佇んでいました。
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この地にはかつて金沢地方気象台があり、金沢市のあらゆる気象観測がまさしくここで行われていました。しかし施設の老朽化が原因なのか、はたまた手狭になったためかは分かりませんが、気象台は1991年に現在地(金沢市西念地区の駅西合同庁舎内)に移転し、桜の標本木も現気象台の敷地内にある若い桜にバトンタッチされました。
ただ、気象台移転後も昔の標本木はそのまま残され、気象台跡地は小さな公園に生まれ変わりました。弥生さくら公園と名づけられましたが、「弥生」というのはここの地名のことです。
決して大きな公園ではないし、桜の木もそれほど多いわけではないですが、ご近所さんたちの憩いの場や散歩コースとして引き続き親しまれているようですし、満開を迎えると花見をしたり写真を撮ったりする人たちが後を絶たず、結構賑わっているように思いました。
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この公園の主役はやっぱり旧標本木でしょう。
特別な役割を担っていた木であることもすごいんだけど、これがまた結構立派なお姿なんですよね。ここまで立派な桜の木は市内ではそうそう見かけないかもしれません。
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それにしてもこの桜は樹齢何年なんだろう・・・。
少し調べてみても樹齢は不明としか出てきません。なので本当のところは分かりませんが、かつての気象台がこの弥生の地に建ったのは1908年なので、もし仮にその頃に植えられた桜だと仮定すると樹齢100年を超えていることになります。
また、桜の観測の統計が残っているのが1953年以降という話なので、それをベースに考えても樹齢70年以上ということになります。
いずれにせよ結構お歳を召されているようですね。しかしシロート目にはまったくもって元気な姿。花付きがとてもよく見えるし、まだまだ現役の桜として活躍してくれそうです。
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公園にはソメイヨシノ以外にも何種類かの桜が植えられているみたい。
ソメイヨシノの薄い色とは対照的に、枝垂れ桜の濃いピンク色が目立っていました。この2色の共演がまた良いですよね。
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さてそんな弥生さくら公園ですが、見所は昼間だけではありません。小さな公園だけど、桜が主役の公園らしく夜間はライトアップが行われています。
そんなワケで、金沢で満開が宣言された日、仕事帰りに少しだけ弥生さくら公園に立ち寄ってみました。
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市内の有名な桜名所のような華美なライティングではないけれど、夜桜を楽しむにはこれで十分かもしれないなぁ。
桜は満開で、薄紅色の花が闇夜にクッキリと浮かび上がっていました。
夜の公園は誰もいないだろうと思っていたのですが、案外そうでもなく。通常の季節なら人がほとんどいないんでしょうが、さすがにこの日は見ごろを迎えた桜を楽しもうと、仕事帰りとおぼしき人、家族連れ、カップルなど、次々と公園に人がやってきました。けれど混雑とは全く無縁で、ゆっくりと夜桜を楽しめます。
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ソメイヨシノと枝垂れ桜の共演も見事。
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こちらは夜の旧標本木。
この公園の主役とあって、この木だけはライトアップの設備が充実しているみたい。光がまばゆい。
公園の前には国道157号が通っていますが、通りからもバッチリライトアップされた姿が見えるはずで、ほんの一瞬かもしれませんが帰宅中の人たちの目を楽しませていると思います。
ただし車を運転している人はわき見に注意ですよ!
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ってなワケで、金沢市の弥生さくら公園の様子でした。
少しマニアックな桜名所かもしれませんが、この公園はやはり旧標本木の存在が大きくて、それを見るだけでもここを訪れる価値は十分あるなと思いました。また混雑する市内の観光名所と違って、静かに夜桜を楽しめるのもこの公園ならではだと思います。
中心部から少し離れてはいるものの、ゆっくり桜を楽しみたい方、あるいは夜桜を撮りたい人にはオススメだと思いますよ。
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<弥生さくら公園(旧金沢地方気象台跡地>
【駐車場】あり(無料、ただし台数は少ない)
【入場料とか】無料
【所要時間】20分

【地図】
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石川県 金沢市 桜景色 子供向け ライトアップ

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