15 2023

琵琶湖に浮かぶ滋賀の離島「沖島」に行ってみた!/日本で唯一、淡水湖に浮かぶ有人島

2023年01月06日 滋賀県近江八幡市 堀切港→沖島


日本一大きな湖、琵琶湖には4つの島があり、そのうち最も大きな島が琵琶湖の南東部、近江八幡沖に浮かんでいます。
この島は沖島といって、単に琵琶湖一大きいだけじゃなくて日本で唯一の「淡水湖に浮かぶ有人島」として旅人たちの間では人気のスポットになっています。
湖の中にありながら、島の自然と島人の暮らしを肌で感じることができる、とても稀有な島なんです。

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海無し県として知られている滋賀県ですが、実はちゃっかり「離島」があるなんて聞くと、なんだかとっても気になりませんか?
是非ともこの目と足でそんな沖島を体験したい!
そんなワケで、旅好きの僕も結構前から非常に気になっていた琵琶湖の沖島を訪ねてみることにしました!

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おそらく沖島を訪ねる多くの人が体験するだろう「1時間30分の標準的な沖島散策」を総力で1本の記事にまとめてみました。
今後島を訪れる予定のある方は、参考にしていただけると嬉しいです(^^)。


沖島の概要と沖島への行き方


琵琶湖の島と言えば竹生島が有名で、こちらは無人島ではありますが、島の中には有名な寺院・神社があり、国宝建築物も備わっていて、聖なる島・神の島として崇められれている観光向けの島です。以前、このブログでもお伝えしました。

竹生島クルーズで湖上に浮かぶ聖なる島へ行ってみた/琵琶湖でとっても気軽な船の旅(前編)

竹生島クルーズで湖上に浮かぶ聖なる島へ行ってみた/琵琶湖でとっても気軽な船の旅(前編)

日本一大きな湖として知らない人がいない琵琶湖ですが、その湖上に小さな島がいくつか浮かんでいるのはご存知でしょうか。琵琶湖で一番大きな島は沖島という人が住んでいる島ですが、2番目に大きな島が今回訪ねた竹生島(ちくぶじま)です。竹生島は小さな無人島ですが、琵琶湖の一大観光地として知られています。なぜなら、島には由緒ある寺院や神社があって、島そのものが聖域になっている非常にありがた~いスポットだからです...


一方今回訪れた沖島は、竹生島ほど観光地化されてはいませんが、常時人が住んでいて、湖や島の自然と、そこに住む人たちの暮らしや文化の両方を感じることができるんです。日本でただ一つの「淡水湖に浮かぶ有人島」として超有名。
Googleマップで測ってみましたが、本土の近江八幡の沖合1.4kmほどのところに浮かび、島の東西は2.2km、南北は1.4kmの範囲に収まる小さな島。周囲7km、面積1.5平方kmだそうです。

沖島への行き方ですが、当然ながら本土から船で向かうことになります。沖島行きの船は対岸の堀切港という小さな港から出ています。
港には結構多くの車が止まっていましたが、それらは全て島で生活または仕事をしている方々専用の駐車スペースのように見受けられました。観光客は港には車を止められず、少し離れた場所にある来島者専用駐車場に止めることになります。
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(この緑色の看板が目印。砂利ですが結構広い駐車場です。)

駐車場から港までは徒歩で約3~4分の距離。下の写真は駐車場の入口付近の案内看板ですが、道路の奥のほうに歩いている人が豆粒みたいに見えると思います。ちょうどその辺りが港の入口になります。そんなに遠くはないでしょ?
乗船時間の15分前までに駐車場に着けるように旅行計画しておくといいんじゃないかな。
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沖島への船(沖島通船)の時刻表は下表のとおりです。2023年1月時点のものを、本土を主眼にして書き出したものです。
正確な時刻表は下のリンク先で確認してくださいね。
沖島行きの船の時刻表はこちら

本土発沖島着沖島発本土着
07:05*07:15*
07:15*→07:25*07:30*→07:40*
07:45*→07:55*08:00→08:10
08:15→08:2509:00→09:10
09:15→09:2510:00→10:10
10:15→10:2512:00→12:10
12:15→12:2514:00→14:10
14:15→14:2516:00→16:10
16:15→16:2517:00→17:10
17:15→17:2518:10→18:20
18:30→18:4019:30→19:40
19:45→19:5520:45→20:55
21:00→21:10

(*印の便は日曜運休です)

一日12往復(日曜は10往復)。比較的本数は多いけど、2時間空く時間帯は要注意。僕は12時15分に駐車場に着いたのですが、次の便が出る14時15分まで2時間も待ちぼうけを食らってしまいました(^^;。
僕みたいにギリギリ船に間に合わなかったという場合、近江八幡の古い町並みを軽く散策することをオススメします(^^)。混雑時期でなければ2時間あれば港から行って帰って来られますよ。
沖島での滞在時間ですが、船のダイヤから1時間半ほどが一般的だと考えられます。島の要所をテンポよく見て回るならこれでも十分だけど、旅の目的がじっくり写真撮影・島での飲食・心の洗濯であるなら、2時間は欲しいと思いました。滞在時間2時間半で戻りたいなら、堀切港を7:15、9:15、14:15に出航するいずれかの便をチョイスする必要があります。


本土側の玄関 堀切港


さて、こちらが本土側の港である堀切港です。
島の関係者の駐車場は意外にも立派で、ご覧のように屋根付きなんですね。
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港に結構多くの漁船が係留されているところを見ると、琵琶湖ってかなり漁業が盛んなんですね。このシーンだけ切り取ると湖とは思えなくて海の漁港と何ら変わらない気がしました。
そう、ここは海ではなくて湖。一つだけ海と決定的に違うところがあるとすれば、それは磯の香りがしないことでしょうか。
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港からは沖島とその集落がすぐ近くに見えていました。堀切港から沖島までの距離は3.2キロメートル。船で僅か10分です。
沖島の奥には琵琶湖の対岸に高くそびえ雪を被った比良山系の山々が見えました。これは晴れていればなかなかの絶景だったかも!?
そうこうしているうちに、沖島から船がこちらに向かってやってきました。あれが次に僕が乗る船です。
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船は堀切港に入るや否や、スタッフさんが手際よく人や荷物をさばいて、僅か5分ほどの停泊時間で再び沖島に向かい出航。「沖島→本土(5分停泊)→沖島」というのを繰り返しているみたいです。
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おきしま通船の船に乗って沖島へ!


さて、いよいよ沖島行きの船に乗り込みます!
乗船したのは14:15に堀切港を出る便で、平日昼間のちょっと中途半端な時間でしたが、乗船した人は15人ほどもいて、利用者は意外と多いみたい。その中で、いかにも「観光です!」って人は僕も含めて僅か3〜4人ほどで、他は全て島の住民や関係者っぽい感じでした(断言はできないけど)。「地域の足」という感じがすごく伝わってくる航路です。
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船内はざっと見た感じ、ゆったりなら30人は座れそう。詰めればもう少しいけるかな?
船室のど真ん中に机がどんと置いてあって、それを取り囲むように座席が配置されています。この机を囲んで島民の方々が賑やかに会話をする、そんなほのぼのとした船旅になりました。
乗船券は船の入口にある券売機で購入し、出航後にスタッフの方に片道分の乗船券を手渡すスタイルです。
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いよいよ沖島へのクルーズ開始!
と言っても乗船時間はわずか10分だから、くつろぐ暇もなく目的地の沖島漁港に入っていきます。
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沖島は船内から見る限りだと平地と言える場所はほとんどなさそうな感じ。
山と湖に挟まれたごく狭い土地に、民家がズラリと並んでいるのが分かりました。
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え?もうおしまいですか?あっという間ですね・・・(^^;
ここまで乗船時間が短いと船旅って感じがしないけど、一応ここは正真正銘の「離島」です。
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桟橋には謎の鐘のアーチがあり、これをくぐれば沖島。
ついに人生初の沖島上陸だぁ~!
テンション上がる。つい鐘叩きたくなる(笑)。たとえ短い船旅であったとしても、本土とは隔絶された新しい土地に足を踏み入れる瞬間はそう数多く体験できるものじゃないし、楽しいものです。
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沖島の交通機関


沖島の島民の主要な交通手段は2つ。
陸上交通は二輪車・三輪車がメインで、島の至る所に止めてあるのを見かけました。住んでる人の数より自転車が多いんちゃうかと。
沖島の道は狭くて自動車に対応していない感じ。バイクも見なかったな。徒歩でも十分回れるほどの小さな島だから、そもそも自動車の必要性は低いんでしょうね。
ただ、島民は車を一切所有していないのかというとそうではなさそうで、車を持っている人は本土の堀切港の駐車場に車を置いてあり、本土に用事がある場合はそこから車に乗っているんじゃないかと想像します。
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交通手段の二つ目は船。
沖島は漁師の島で、琵琶湖最大の漁獲高を誇るそうです。沖島の玄関口にあたる沖島漁港を中心に島にはたくさんの漁船が係留されていて、島の規模に比べてこの船の数は一体何なんだと驚くくらいでした。
まさか島内の移動にわざわざ船を使う人はいないでしょうが、漁のお仕事や本土への移動に使っていると思われます。本土まで10分程度だし、本土に行けば自家用車に乗れることを考えると、沖島の暮らしは実は僕たちが考える離島ほど不便ではないのかも。
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これまで見てきたほぼ全ての沖島紹介の中で、「島内には自動車が一台もない」と説明されていますが、皆さんちゃんとリサーチされましたか?
ほら見なさい、ちゃんと自動車もありますよw
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まぁこれを「自動車」と呼んでいいかどうかは賛否両論あると思いますが、自然の力や人力とは別の動力源を備えた車が確かに存在しています。電気自動車かな。介護施設の送迎用のように見受けられました。
これが島内唯一の自動車だとすると、なんと沖島はEVシフト率100%ですね。


沖島めぐり 港から西側へ(沖島漁港~集落~奥津嶋神社)


港には観光用マップがあるので、島に入るとまずはこれを頭に叩き込むことになります。どんな見所があるのか一目瞭然です。
が、「沖島堪能コース」「春爛漫コース」などいくつかオススメのコース名は書かれているものの、じゃあそのコースはどの道順で行けばいいんですかってのが、直感的には分かりにくいです。
島内を効率よく回るなら、事前にマップ等を入手して予習しておくのがいいです。
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ちなみに、今回僕が歩いたのはこの看板の「沖島堪能コース」にさらにプラスしたものです。
港からまずは地図で言うとまっすぐ上にある「こたくん」が描かれている辺りに位置する高台のビュースポット(地図には特に書いてない)に向かい、続いて中央の集落を歩いて少し左(西)のほうにある奥津嶋神社まで行きます。そこからUターンして再度中央の集落を抜けて、今度は地図の右(東)側へ進み、小学校を通り、地図からはみ出していますが厳島神社まで行って、また港に戻るというコース。小さな島とは言え、歩く距離は4kmほどになりますよ。
では、沖島を散策しましょう!


まずは港の目の前にある漁協会館です。
普段ならここでお食事や簡単なお土産の購入ができるみたいなんですが、この日はたくさんの島の人たちが集まってテーブルに座ってお食事していて、どうも一般人は入れないような雰囲気でした。客を呼び込むための店頭ボードも出てなかったし。できれば何か琵琶湖っぽいものを食べてみたいと思っていたのですが、それはまた別の機会にしよう。
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島内はお手洗いが少ないです。沖島に着いたらまずは漁協会館の隣のお手洗いで済ませておくことを強くオススメします。

港のすぐそばにある倉庫群
島の規模に比較して随分とサイズの大きな倉庫が何棟も並んでいて、かなりの違和感を覚えました。倉庫の中に何があるかは分からなかったのですが、港のそばだからおそらく漁に関係するものだとは思います。
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集落を歩いていると何やら展望スポットがある、みたいな小さな看板が目に入ったので、さっそくそこへ向かってみました。集落と港が見下ろせる無名の展望スポットです。
多少息が切れるくらいの労力で展望スポットに到着。それほど高度はないけれど、島のワンシーンを見下ろすならこれで十分です。港の桟橋に並木が見えていますが、あれは桜の木。春なら絶対にいいハズ!
なかなか綺麗な眺めでしたが、いかんせん曇り空なのが残念でした。晴れていれば数倍綺麗だっただろうな。
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下の写真、右上に見えている山(頭山)の中腹に、奥津嶋神社があります。
ともあれそこまで歩いてみよう!
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島の集落の様子です。
以前、能登半島沖に浮かぶ舳倉島に行ったことがあります。沖島はあそこと似ているけれど、こちらのほうがより強く生活感が漂っている感じがしました。住んでいる人が多いのもあるし、何だか島の暮らしに「動き」が感じられる。やっぱり本土から近い分、沖島のほうが活気があるね。
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集落のほぼ中央部には小さな公園と祠がありました。
祠の横には何やら歌碑のようなものが。
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淡海の海 沖つ島山 奥まけて わが思ふ妹が 言の繁けく


琵琶湖と沖島にちなんだ、字面が綺麗な歌。
僕の直感では、「遠く近江の琵琶湖の沖島に残してきた、昔よくおしゃべりをした我が妹の安否を気遣っている、妹思いの優しい兄の歌」だろうと、そんな風に感じたのですが、実際はそうではなくて。
今風に訳せば、「カノジョの周りのヤロウどもがウザすぎて草」なんだそうなw。


集落の中に突如現れた若干新しい建物は沖島郵便局です。日本で唯一の、湖に浮かぶ島にある郵便局・・・なのかな。
「JP」「ATM」の文字が見えますが、島の中で最も現代を感じさせるスポットがこの郵便局だったかも。たとえどんなに山の中だろうと孤島だろうと、全国統一のデザインがあって同じサービスを提供しているのって何気にすごいことだと思います。郵便局を目にすると少しホっとしますよね。
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沖島の南東に位置する奥津嶋神社
沖島には神社が三つあって、一つがこの奥津嶋神社、一つが奥津嶋神社からほど近い山神神社、そしてもう一つが港から結構離れたところにある厳島神社です。港で船を降りた直後に見かける「神社」と大きく書かれた案内看板の指す神社は奥津嶋神社。
訪れたのが年始だったので、しめ縄があったり門松があったり、まだ若干お正月気分が抜けきらない神社でした。
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合格や健康を願う絵馬の中に、チャンネル登録200万人?
もしかして結構有名なYouTuberさんだったりするんでしょうか。気になる!
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高台にあるので眺めも良かったです。
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沖島めぐり 港から東側へ(おきしま展望台~沖島小学校~厳島神社)


島の随所で見られる琵琶湖の風景に心洗われる気分です。ホントに気持ちが良い。
悔やまれたのが天気ですね。この辺りは冬の天気的にはちょっと微妙なエリアで、時々雪雲の通り道になるのは前から分かってた。風向きによりある日は日本海側っぽく雨や雪が降ったり、ある日は太平洋側っぽく穏やかに晴れたりするんですが、この日はたまたま近江八幡がちょうど天気の境目だったようです。
自分のいる沖島上空はドンヨリだったけど、もう少し西(守山あたり?)に行けば晴れているのが分かりました。雲の通り道が10kmくらいずれてくれれば沖島も晴れたのに・・・。
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海沿い、もとい、湖岸の道を歩いていたら、気になる看板を発見。
「おきしま展望台」なるスポットがこの先にあるようです。「旧沖島小学校跡地 1909-1995」の文字も見えるので、昔は(1995年まで)小学校だったところが展望台に生まれ変わったのかな?
港の案内板には書かれていなかったし、この看板も割と綺麗だったので、きっと新しい観光スポットだと思われます。行ってみよう!
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階段を少し上った高台の少し広めのスペースに、小綺麗に整備された展望台が。
おぉ、ここが「おきしま展望台」か!
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天気が良ければこの絶景だったんですよね・・・。
ここは元沖島小学校の跡地を展望台に改修したものです。沖島小学校はかつては129人も生徒さんがいらっしゃったようで、今の静けさからは考えられないくらい、この島には子供たちの笑い声がたくさん聞こえていたようです。
それにしてもこんな絶景を眺めながら毎日勉強ができたなんて、当時の生徒さんがちょっと羨ましい。
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残念ながら青空も青い湖面も見えませんでしたが、でもやはり「展望台」を謳っているだけあって見晴らしはこれまでで一番イイ!
まったりと時を過ごしたい場所でした。晴れた日にまた来るぞ!
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もう少し湖岸の道を進んでいくと、今度は現在の沖島小学校が登場です。それまで歩いていた港から続く道が、何の予告も境界もなくそのまま校庭に突入していくのが面白い。
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この日は平日だったので子供たちがいるかなと思いきや、そう言えば冬休みだった(^^;。だから昭和チックな見た目ともあいまって、廃校舎かと思えてしまいます。
この小学校、木造で見た目がノスタルジックなのですが、実際はそんなに古くない。そりゃそうか、1995年に先ほどの高台から移転してきたらしいので、まだ30年ほどです。見た目は昭和でも実は平成になってからの校舎なんですね。
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かつての舳倉島の時も思いましたが、島を歩いて何となく感じる違和感、それは若い人や子供を見かけないことです。
舳倉島では学校が完全に廃校になってしまってましたが、幸い沖島は人数は少ないけどまだ小学校が稼働しています。今回の旅でもし子供たちの姿が目に入れば、沖島から受けた印象は随分違ったものになったかもしれないなぁ。


さて、もう一か所行っておきたかったところがあるので、急がないと。その場所はこれまでの集落や小学校からは結構離れたところにあります。帰りの船の時間もあるので、あまりノンビリもしていられません。
畑のスイセンや柑橘類的な何か(これが沖島では結構見かける)を横目に、どんどん道を進んでいきます。
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途中、すごく雰囲気のいい小さな浜がありました。
そう言えばここまで砂浜らしきものを一切見なかったのですが、沖島は湖に囲まれているものの、泳げる場所は結構限られている印象。そんな中でこの小さな浜は貴重な存在かもしれません。
小学校に近いから、もしかしたら子供たちの遊び場なのかもしれません。
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さて、今回の沖島訪問で最後の目的地である厳島神社
この名前って広島の世界遺産のあの神社と同じですね。また水中に赤い鳥居があるのも同じ。社殿の規模は随分違いますが、ここもれっきとした厳島神社なんだなと鳥居を見て思いました。また、こちらの神社には弁天様も祀られていて「弁財天」の名前で紹介されている場合もあります。
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厳島神社まで足を運ばれた方は、そろそろ帰りの船の時間が気になるところだと思います。だいたいの人は船便のダイヤから沖島の滞在時間を1時間半に設定されていて、この厳島神社を一番最後の目的地にすると思うんです(島の一番端っこだから)。ところがこの神社、港から1.6kmも離れているんです。
僕の場合、厳島神社にたどり着いた時点で時刻は15時半でした。帰りの船の出航時刻が16時なのであと30分しかありません。急いで神社を見て回ろうと思ったのですが、え~、お社はさらに山の奥にあるんですか!しかも結構急じゃないですか!
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時間の関係でお社には立ち寄らずに港へ引き返そうと思ったのですが、でもここまで来たからには意地でもお賽銭投じたいじゃないですか。頑張って急坂にトライしました。ここまで結構な距離を歩いたのもあって足が棒のようになっていたところに↓この階段です、もうシンドイなんてもんじゃありません。
しっかし最後の最後にこんな険しい山登りが待ち構えていたとは、厳島神社のラスボス感ハンパない。
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あ、でも言うほど階段の距離があるわけではなくて、2~3分ほどでお社に到着しました。
高台に祠っぽいものがポツンと一軒家的な感じ。なんか想像以上にすっごくシンプルです。
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賽銭箱が特徴的でしたね。竹の筒に節ごとに3箇所切れ込みが入っていて、そこに小銭を投じるタイプ。「賽銭箱」の文字とともに手作り感満載です。
どの節に投じるかでご利益が違ったりはしないだろうな・・・なんて余計なことを考えながら、とりあえず一番上に入れさせていただきました!
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惜しみつつも帰路へ


最後の目的地、厳島神社も無事参拝が終わってさて急いで沖島漁港へ戻ります。厳島神社からまっすぐ港まで徒歩でおよそ20分くらい。計算では出航5分前に着けるはず。急げ!
でも途中の集落が西日に照らされて結構いいカンジだったりして、カメラ好きにとってはなかなかレベルの高い誘惑が降りかかってきます。写真撮ってる場合じゃないねんけどな(なぜか関西弁に)。
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くそっ!
どうして旅の最後の最後になって日差しが戻ってくるのか。できるものならもう1時間早くこの眩しい光が欲しかったです。それならもっと琵琶湖が綺麗だっただろうなぁ。
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着いた~!
出航の4分前に港に到着。乗船したのは3分前でした。ギリギリ間に合いました。この島内散策のどこかであと3分余計に時間を使っていたら乗り遅れていたのかと考えると、ちょっとゾっとしました。
ちなみに万が一これを乗り過ごしたとしても、1時間後に出航するの次の船に乗れば済む話なんですが。ただ夕闇の中で沖島に一人1時間も残されるのはやっぱり心細いでしょうねぇ。
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最後、夕日に見送られて沖島を出航、本土に向かいました。
あっという間の1時間半の散策でした。いや~、結構楽しかったです!
今回は基本中の基本のコースだったかもしれませんが、これに加えてさらに軽くお食事したり、島の港や集落とは反対側の湖岸を歩いたり、展望台でしばし時を忘れてボーっとしたり、そういう時間も過ごすなら、1時間半じゃ足りないですね。できることならあと30分から1時間は欲しかったかもしれません。もう少し早く着くようにすれば良かったな。
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ってなワケで、琵琶湖に浮かぶ日本で唯一の淡水湖上の有人島、沖島の散策の様子でした。
何かとストレスをためがちな現代人にとって、こういう時間が止まっているかのような静かな離島でしばし時を過ごすのも必要なことなんじゃないかと思います。沖島は本土から船で10分、最小限の時間で最大限に離島の良さを楽しめる場所なので、すごくオススメしたいです。
欲を言えばやっぱり天気かな。真っ青な空と湖もセットで楽しみたかったし、生き生きとした緑があればもっと映えるでしょうから、冬ではなくて初夏から夏にかけてがベストシーズンなんでしょう。それから滞在時間。1時間半が一般的ですが、余裕があるならもう1本船を遅らせて、ゆ~っくりと島を回るのがいいと思いました。

また季節を変えて再訪したいと思います!



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<沖島>
【駐車場】あり(300円)
【入場料とか】1000円(往復の乗船料)
【所要時間】2時間(船の移動や船の待ち時間含む)

【地図】


【リンク】
沖島町離島振興推進協議会
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滋賀県 近江八幡市 展望台 神社仏閣

2 Comments

まっさ  

>大樹さん

琵琶湖の島と言えば竹生島ですよね。
私も竹生島はずっと昔から知っていて、これまで3~4回上陸したことがあります。
でも今回の沖島については情報を得たのは比較的最近になってからで、「湖に浮かぶ有人島」というのが気になって気になって・・・ようやく訪れる機会が得られました。
ちょっと天気が残念でしたが、晴れてればとても綺麗だと思います。
琵琶湖の中でもイチオシのスポットですよ。

ほほぉ、家島諸島ですか。ふむふむ( ..)φ
ちょっと調べてみますが、姫路だから結構遠いからなかなか行けないだろうなと思います。
まぁでも「島」ってやっぱりどことなく違う世界に行った感じがして、人を惹きつけますよね。
そう簡単には行けないけれど、これからもいろんな島めぐりをしたいと思いました。

2023/01/28 (Sat) 07:22 | EDIT | REPLY |   

大樹  

琵琶湖の島と言えば竹生島は聞いたことがありますが、近江八幡近くにもこういった島があることを初めて知りました。
まっささんの情報アンテナは素晴らしいですね。
全く関西人ながら滋賀の事をほとんどわかっておりませんでした。

自分もいつか姫路沖の家島諸島には行ってみたいなあとは思っていましたが、琵琶湖も色々巡るところたくさんありそうですし、一日かけて巡ってみたいなあと思いました。
あっ、でも雪の季節が終わってからですけど、、、基本猫なのでこたつが恋しい人種であります。

2023/01/15 (Sun) 22:21 | EDIT | REPLY |   

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