18 2020

加賀三湯足湯めぐり/山中・山代・片山津!加賀温泉郷を無料で足で味わおう!

2020年04月12日 石川県加賀市 加賀温泉郷


石川県には数多くの温泉地があります。
能登半島の「和倉」、金沢の奥座敷「湯涌」などが有名ですが、石川県の温泉と言えばやはり加賀温泉郷は外せないでしょう!
霊峰白山の火山活動により、その麓には多くの温泉が存在します。それらの中でも特に山中(やまなか)・山代(やましろ)・片山津(かたやまづ)の三つの温泉は「加賀三湯」と呼ばれ古くから親しまれてきた名高い温泉地。全国から多くの温泉ファンが集まります。

そんな加賀の温泉にザブンと全身浸かって日頃の疲れを癒したいのは誰しもが思うところですが、世の中のお父さん・お母さんの中には、小さな子供を連れていることからなかなかゆっくりと温泉を楽しめないという人も多いんじゃないでしょうか。
そんな人こそ楽しんでほしいのが、小さな子供と一緒に楽しめる「足湯」です!
そして加賀温泉郷を構成する山中・山代・片山津には、それぞれ魅力的な足湯があるんですよ~。


山中温泉の足湯「笠の露」!
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山代温泉の足湯「源泉足湯」!
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片山津温泉の足湯「えんがわ」!
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加賀三湯はいずれの温泉地も車で30分もあれば行き来のできる距離に固まって存在しています。なのでハシゴも案外ラクなんですよね~。
国のGo To キャンペーンで温泉地が非常に注目を浴びています。豪華な温泉宿に比較的安価に泊まれるとあって、週末の温泉街には賑わいが戻ってきています。
僕みたいにちょっとリッチな温泉宿に宿泊する余裕がない人であっても、加賀三湯の足湯めぐりなら無料でできちゃうんだから嬉しい限り!
ってなワケで、今回の記事は加賀温泉郷の三つの温泉地の足湯をハシゴして楽しもうってのがテーマです。

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ホンネを言えばね、足湯めぐりじゃなくて、せめて総湯(外湯)にゆったりと浸かりたいんですよ。
けれど、小さな娘たちを連れて温泉に入るのはいろいろと難しくて。。。
そんな僕でも足湯なら思う存分入れるのでありがたかったです。


山中温泉 笠の露


加賀三湯足湯めぐり。
まず最初に訪ねたのは、三湯のうち僕の住む金沢から最も遠いところにある山中温泉です。
山中温泉は加賀三湯の中で最も山間部に温泉街を形成していて、温泉街のすぐそばには石川県でも指折りの紅葉名所として知られる鶴仙渓という渓谷があることで知られていて、名産品の山中漆器も有名。加賀三湯の中では一番観光地としての性格が強い温泉とも言えるでしょうね。
「加賀温泉の中でどこが一番いい?」と聞かれたら、僕だったら山中温泉を推しますね。

山中温泉の総湯「菊の湯」。綺麗な名前ですよね。
珍しく男女別々の建物に分かれています。ボケーっとしていると間違って入ってはいけない方に入ってしまう可能性もなきにしもあらず。気をつけましょう(笑)。
ところで「総湯」という言葉、僕ら北陸の人間には結構なじみのある言葉だったりするのですが、全国では「?」なんですってね。総湯とは温泉地における温泉旅館外の共同浴場のことで、一般的には「外湯」と呼ぶのかな。

こちらが菊の湯の女湯。
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そしてこちらが男湯です。
男湯の前には白い鳥のモニュメントがありますが、これは山中温泉が発見されるきっかけとなった白鷺がモチーフになっています(と思います)。
今から1300年前の平安時代、この地で傷を癒している白鷺がいたことから、この地を掘ってみると温泉が湧き出したんだとか。
ちなみにこの白鷺は金沢と米原・名古屋を結ぶ特急「しらさぎ」の名前の由来にもなっています。
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ちなみに山中温泉の泉質はカルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉。効能が高い泉質として知られていて、白鷺が傷を癒していたのもナットクです。


柳の木の下にある小さな東屋、ここが山中温泉の足湯「笠の露」です。
見ての通り本当に小さな足湯でして、今回の加賀三湯足湯めぐりの中では一番の小ささ。大人なら7~8人くらいが限度なんじゃないかと思います。
このご時世、3密を回避すべきですから、一度に浸かれるのは3~4人ってところかな(^^;
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「笠の露」の由来は、かの松尾芭蕉にあります。
芭蕉が、旅に同行していた曽良と別れることになり、その別れを惜しむ句「今日よりや 書付け消さん 笠の露」から名づけられました。
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足湯ってなんとなく気持ちがよくて、体がポカポカ温まるイメージですよね。笠の露には、そんな足湯の効能がしっかりと記されています。
足湯は全身の血行が良くなり、冷え性に効果が期待できる。足だけ浸かるから体への負担も軽く、病み上がりや高齢者などに向いているんだとか。
もちろん、若い人にだって効果はありそうです。
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さて肝心の湯ですが、足を浸けた瞬間「ちょっと熱いかな」と思いますが、徐々に慣れてきます。
うん、足湯としてはちょうどいい!
たまにぬるくて「逆に体温奪われるんじゃない?」って足湯もあったりしますが、山中温泉の足湯はしっかり熱さを感じました。
しばらく足湯に浸かっているとポカポカと体中が温まってきて、軽く汗ばむくらいでした。でも外気はヒンヤリしていて心地よい。これが足湯の良さですよね。
同行の娘たちに「足タレ」をお願いしたんですが、熱い湯で足がほんのり紅くなっています。このくらいが足湯としてはちょうどいいんです。
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白いものがいっぱい付着していますが、これは温泉成分が結晶になったものでしょうか。
天然温泉である証拠ですね。
実はこの笠の露の湯は飲むこともできます。お湯の注ぎ口には柄杓が用意されていました。
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何のためらいもなく温泉を飲む娘w
いや、お前初めて口にするモンはもっと警戒しろよと言いたい(^^;
味は、ほんのりと硫黄っぽい香りがするお湯、と言いましょうか。普通の水とは違う温泉独特の味がしました。
決しておいしくはないですが効能は何となくある気がする。
たまに非常にしょっぱい温泉がありますが、山中温泉の湯はどちらかと言うとまろやかな、優しい味でした。
浸かって良し、飲んで良しの山中温泉です。
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山代温泉 源泉足湯


加賀三湯足湯めぐり。
山中温泉の次に訪ねたのは加賀温泉郷の中では最も大きな温泉街を形成する山代温泉です。僕の感覚では、加賀温泉郷と言えばこの山代温泉がやっぱり一番有名どころになるのかなぁと思います。
山代と山中は車で15分ほどの距離なので、十分に「はしご」できると思います。
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温泉街の中心はロータリーになっていて、その中心に山代温泉のシンボルともいえる公衆浴場「古総湯」があります。
明治時代の総湯を復元したもので、僕は浸かったことがないんですが、なんでも洗い場やシャワーの類がなく湯船だけで構成された非常に硬派(?)なお風呂なんだとか。でも、窓にはステンドグラスが施されていて、差し込む光が綺麗なんだそうです。いっぺん浸かってみたいなぁ。
泉質は山中温泉と同じナトリウム-カルシウム硫酸塩泉・塩化物泉。山代の湯も効用がありそうです。
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古総湯と向かい合うように建っているのが「総湯」です。
こちらは古総湯と違ってちゃんと洗い場やシャワーがあるようで、一般の人が山代の湯に入るならこちらが無難かなと。
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温泉街にいるんだから、温泉に浸かりたい!僕一人だったら共同浴場のほうに吸い込まれていきますよ、きっと。
でもその気持ちをグっとこらえて、総湯のすぐそばにある足湯に向かいます。
山代温泉の足湯は源泉公園という小さな公園の中に整備されていて「源泉足湯」と呼ばれています。
その名の通り、おそらくここが山代温泉の源泉なんだと思います。公園の中には足湯のほか、お湯をくみ上げているであろう施設もあります。
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山中温泉の笠の露とは違い、山代温泉の源泉足湯は結構広い。ソーシャルディスタンスを気にしなければ、12~13人は軽く入れるんじゃないかと思います。
そして、とにかく熱かった!
足湯ってたまに想像以上にぬるくてガッカリすることもありますが、山代の足湯は期待を全く裏切りません。今回の足湯めぐりの中では、いや、僕の知っている石川県内の足湯の中では、ここが一番熱い気がしました。
少し冷えた足を入れた瞬間熱さで思わず足を湯から出してしまいました。でも我慢してつけているとだんだん慣れてきて、心地よさに変わっていくんです。
このくらいの湯加減が足湯にはいいと思うんです。
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※足湯は季節や天候により湯温が変わるかもしれません。


こんこんと湧き出る源泉は湯温64度と高温です。
飲用可で柄杓も置いてあります。たまに温泉旅館の関係者とおぼしき方がペットボトルにお湯を汲みに来ていました。
源泉が湧き出すその上には、何やら鳥らしきモニュメント(?)がありました。
そういえば山中温泉にも鳥のモニュメントがありましたよね。山中温泉は真っ白な鷺でしたが、山代温泉は真っ黒のカラスです。
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このカラスは山代温泉の開湯伝説に出てくる八咫烏(やたがらす)なんだそうです。
1300年前、ある僧侶が白山へ修行に向かう途中、この地で一羽のカラスが水たまりで羽を休め足の傷を癒していたことから山代温泉が発見されたようです。
山中温泉も白鷺がきっかけで発見されました。どうやらこの地では鳥が羽を休めている場所に温泉が湧いているようです(笑)。
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(このカラス、温泉の発見が現代なら億万長者やなw)


片山津温泉 足の湯えんがわ


さて加賀三湯足湯めぐりのラストを締めくくるのは、柴山潟の湖畔に温泉街を形成する片山津温泉です。
山代温泉からは車で15分、山中温泉からは20分ほどの距離なので、その気になれば半日もあれば3つのお湯にしっかり浸かることができます。実際、加賀三湯を一日ではしごする温泉好きもきっといらっしゃるでしょうね。
これら三湯を見てみると、山中は「山と川」、山代は「平地と街」、そして片山津は「海と湖」と、それぞれロケーションに特徴があるのも、加賀温泉郷の面白いところ。
片山津の総湯は総湯が7年前にリニューアルされて、ガラス張りのオシャレなカフェみたいな施設に生まれ変わったのは有名な話。外見から、この中にお風呂があるなんてちょっと想像がつかないですよね。
昔の総湯は浸かったことがあるんですが、是非新しい総湯も入ってみたいなあと思います。
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足湯のすぐそばにある「配湯所」。ここで湧いてくる温泉が片山津温泉街の各旅館に供給されているようです。
加賀温泉郷は、いずれの温泉街も温泉独特の臭気がほとんどしないのですが、この付近だけは微かに温泉っぽい臭い(硫化水素臭?)がしました。
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片山津温泉の足湯がこちら。砂走公園(すなはせ)公園の一角にあり、公園の池に面しています。
「足の湯えんがわ」と名付けられていますが、その名の通り池に面した「縁側」のような雰囲気が特徴。屋根とガラスの囲いがあるので、雨や雪の日でも安心して足湯が楽しめそう。
一見したところ駅やバス停の待合室のように見えなくもないですね(^^;。
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撮影時期が4月のため、まだ桜が咲いています。
ソメイヨシノとは違う、少し遅咲きの桜のようです。
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えんがわの足湯は二つ。
一つは細長い対面式の足湯で、その気になれば一度に15~20人は浸かれそうな大きさ。
けれど実際はそこまで人が多いことはほとんどなさそうで、ゆったりと足湯を楽しむことができます。
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そしてもう一つ六角形の形のもの。こちらはお湯が湧き出るところにコップが置いてあり、飲むこともできるようです。
そういえば、山中温泉も山代温泉もその足湯には柄杓が置いてあって、飲泉が可能でした。
つまり、加賀三湯の足湯はいずれも源泉かけ流しだということです。
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実際に片山津の足湯の温泉を飲んでみましたが・・・正直に言いましょう、激マズDeath!!
思わず顔をしかめてしまうほどのマズさ。こんなマズい液体は今まで経験がないと思うくらい、僕の口には合いませんでしたね。
どの温泉も今まで飲んでみて「ウマい」と思ったことは一度もありませんが、ここで飲んだ温泉のマズさはピカイチです(片山津温泉の関係者のみなさん、ごめんなさい)。

海に近い温泉なので、海水のようなしょっぱさが強く感じられます。それは予想できたんだけど、しょっぱさだけじゃなくて独特の苦みもありました。
しかしそんなマズい温泉でもグビグビと何のためらいもなく飲んでしまう我が娘には驚きを通り越して、ちょっと不安すら感じます。
こいつ、味覚はマトモなのか??(笑)
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味は良くありませんが、足湯としてはとてもGood。
海岸近くの温泉によくある塩分を含んだお湯。これは温熱効果がすこぶる高く、ポカポカと体が芯から温まるんですよね~。私もジンワリと額から汗が出てきました。
ちなみに湧き出る温泉の湯温はかなり高めの65度らしく、直接その湯に当たると間違いなくヤケドしてしまいますので要注意!熱いのが苦手な人は、なるべくお湯が出てくるところから離れて浸かりましょう。
それにしても「えんがわ」は大人気!片山津は加賀三湯の中では規模が一番小さい温泉街なのですが、足湯に浸かる人の多さは山中・山代よりも多かったです。
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足湯の底にはやや丸みを帯びた石が無数に埋め込まれています。
この上に足を軽く乗せると、足裏のツボが適度に刺激されてこれまた気持ちがいいんです!お湯だけでなく、足ツボマッサージで疲れを癒してくれる、とっても「できた子」な足湯でした。
ただね、足をつけた瞬間に「熱い!」と思って慌てて熱さから逃れようと湯船の中を逃げ回ると、今度はこの石のせいで足裏に激痛が走り、簡単に移動することができないんです。そうなると、一瞬死を覚悟しなければなりません。
「えんがわ」を楽しむ際は、まず最初に自分が足をつけるところの湯加減をちゃんと見てから楽しむことをオススメします。
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ってなワケで、加賀温泉郷の三つの温泉、山中・山代・片山津の足湯のご紹介でした。
全国各地からの観光客が多い加賀温泉郷ですが、一つの温泉だけ浸かるのはちょっともったいないです。
いずれの温泉地も比較的短時間で行き来ができるので、せっかくだから自分が止まる温泉地から少し足を伸ばして、別の温泉地の足湯だけでも浸かってみてはいかがでしょうか。



<山中温泉 菊の湯>
【駐車場】あり(無料)
【入場料とか】無料
【所要時間】20分

【地図】


【リンク】
山中温泉


<山代温泉 源泉足湯>
【駐車場】あり(無料)
【入場料とか】無料
【所要時間】20分

【地図】


【リンク】
山代温泉


<片山津温泉 足の湯えんがわ>
【駐車場】あり(無料)
【入場料とか】無料
【所要時間】20分

【地図】


【リンク】
片山津温泉
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石川県 加賀市 子供向け 温泉街

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