17 2020

加賀一の宮「白山さん」の表参道を歩く!/全国3000社の白山神社の総本社、白山比咩神社

金沢から車で30分ほど。
白山市鶴来の地に、地元では「白山さん」(しらやまさん)という名で大変親しまれている大きな神社があります。
金沢以南に住んでいる人なら、誰もが初詣をはじめ七五三や車のお祓いなどいろいろお世話になっていて知らない人はいません。
加賀一ノ宮の白山比咩(しらやまひめ)神社です。

多くの人は、極端に混雑する初詣シーズンを除きこの神社には車で向かうのですが、車で来た場合にはあまり気が付かない「表参道」というものがこの神社に存在しているのはご存知でしょうか。
僕は生まれてから今まで、白山さんには数えきれないほど来てはいるんですが、実は恥ずかしいことに表参道を歩いたことが一度もなかったんです!
そこで、今回ちゃんと表参道を歩いて境内に入ろうと思い、カメラを持って白山さんを訪ねたのでした。


鬱蒼と緑が茂る白山比咩神社の表参道!
なんていうか、不思議なパワーを感じるではありませんか!

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そして、表参道を歩き切ると目の前に現れるのは荘厳な佇まいの白山さん拝殿。
全国3000余社の白山神社の中心的な役割を担うとても格式高い神社です。

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ってなワケで、今回の記事は加賀地方に住む石川県民には当たり前過ぎるスポット、「白山さん」の表参道を中心にお伝えします!
ぶっちゃけ、大駐車場に車を止めたほうがサクっと拝殿にアクセスできます。
でも、この表参道をえっちらおっちら歩いてこそ、本当の「白山さん」に出会えるのです!


2020年02月02日 石川県白山市鶴来地区 白山比咩神社


2月最初の週末。季節は真冬だというのに、まるで春の始まりを思わせるような穏やかな日になりました。
せっかくの晴天、しかも若干暇を持て余してもいたので、近場だけどあまり足を運ばないスポットを訪ねてみようと思い、白山(しらやま)さん、白山比咩神社に向かうことにしました。
しかも今回はただ神社を訪ねるだけではなく、今まで一度も歩いたことがない「表参道」を歩こうと思ったのです。
名前からも分かる通り、白山さんを参拝するためのメインルートであり、この道を歩いて境内に入るのが本来あるべき姿じゃないかと思うんです。
でも僕をはじめ車で来る人の大半は、より拝殿へのアクセス性に優れた大駐車場に車を停め、ほとんど距離を歩かずに神社に入っていくんですよね。

ところが、最近白山さんの表参道の入口付近に人気のお食事処がオープンし、若い人を中心に白山さんの表参道の知名度が上がりつつあるんです。
「おもてや」というお店で、中でもここの大判焼きが大人気。
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せっかくだから評判の大判焼きを食べてから表参道を歩こうと思っていたんだけど、なんと「50分待ち」と言われてしまいました。
大判焼きで50分はちょっとないわぁ。
ただでさえ行列に並ぶのが大嫌いな性格なのに(笑)。
今回はパス!何も買わずにそのまま表参道へ向かいました。
ところが、実はここから表参道を歩いて白山さんをお参りして引き返すとだいたい50分から1時間くらいなんです。
今思えば、表参道を歩く前に注文をしておけばよかったなぁと。ちょうど戻ってくる頃に、できたての大判焼きが食べられたのに(^^;。


これ以外にも、表参道前には「おはぎ屋」というお店もあります。
参拝前の腹ごしらえにいかがでしょうか。
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さて、これより白山比咩神社の表参道を歩きます。
まず最初に目に入るのが、参道で最初の鳥居である「一の鳥居」
白山比咩神社の神域と一般人の世界とを分かつ門のようなものです。この鳥居をくぐることで、白山さんの神の領域に足を踏み入れることになります。
深々と頭を下げて鳥居をくぐりましょう。
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一の鳥居をくぐるとすぐに「この神社はこんなに素晴らしいのだ!」ということを説明する案内板がありました。
地元民、とくに若い世代は、ひょっとすると知らない人が多いかもしれませんが、実は白山さんは地元民が思っている以上にかなりスゴい神社のようです。
ご神体は日本三名山・三霊山として知られている白山(2702m)で、この神社は古くから伝わる「白山信仰」の象徴的な位置付けとされています。
全国の2000社とも3000社とも言われている白山神社の総本社としても知られています。
様々なご利益にあずかれるとあって、地元の人にたいそう愛されている神社です。
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一の鳥居をくぐるとすぐに90度右に折れ、そこからは緩い坂道がまっすぐ続いていました。
ここからが白山比咩神社の表参道です。
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普段車で大駐車場に停めて神社に入っている身には見たことがない荘厳な光景。
あの白山さんに、こんなところがあったんだ!と意外性がありましたね~。
ちなみに参道の中央は「正中」という神様の通り道とされていますので、なるべく中央を避けて歩くのが作法なんだそうです。
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訪れたのが2月、つまり真冬ということで、木々の緑は夏に比べて随分少ないほうです。
それでも神域らしく深い緑に包まれていました。
本来この時期は参道に多少の雪が積もっていたり、あるいは往来の邪魔にならない所に雪が積み上げられているハズです。
ところが今年は歴史的な暖冬で雪が絶望的に少なく、全く雪が見られません。
例年なら1mの積雪も珍しくないこの地において、雪がその痕跡すら全く無いというのはいかがなものかと思いました。
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最近あまり聞かなくなりましたが、少し前は「パワースポット」という言葉がチヤホヤされていましたよね。
白山さんの表参道も、石川県を代表するパワースポットとして多くの雑誌やTVなんかで紹介されていましたっけ。
僕はパワースポットというのはあまり信じないタイプの人間なんですが、実際この参道を歩いてみると、あながちパワースポットであるというのも嘘ではないかもな、と思ってしまいます。
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表参道に突如現れる杉の巨木。
樹齢およそ800年、樹高42mで、この神社の御神木とされています。
白山市指定天然記念物です。
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参道の脇を小川が流れていて、小さな滝もありました。
こんこんと湧き出る白山の伏流水。この水のおかげで僕たちの住む石川県はどんなに暑くて雨の少ない夏でも水には困りません。
白山さんの表参道は何となくマイナスイオンを感じる散策路でもあり、夏場はこのせせらぎの涼やかな音が心地よく耳に入ってきそうです。
うん、僕は確信した。
白山さんの表参道は夏こそ来るべきスポットですね。
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(参道の脇を流れる小川)

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(琵琶滝)

一の鳥居から10分ほども歩かないうちに、「二の鳥居」と手水舎が現れました。
いよいよ拝殿が近いです。
この手水舎で手を清めてから、二の鳥居をくぐって拝殿に向かいます。
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二の鳥居の脇にある狛犬。少し笑ったようにも見えますね。
一面緑色の苔に覆われていて年代を感じますが、建立は1950年、つまり今から70年も昔のものなんだそうです。
自分たちの親の世代の幼少期の頃からジっとここに鎮座しているって、よくよく考えるとすごいことです。苔もむしてくるってワケだ。
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この石段を登り切れば、三の鳥居、そして神門になります。
白山さんの表参道は三の鳥居まで。一の鳥居からここまで、別に苦行を課されるわけでもなく、小さな子供でも何の問題もなく簡単に歩き切ることができる参道でした。
ダラダラと写真を撮りながらゆっくり歩いても15分。スタスタと普通に歩けば10分もかからないかもしれません。
もっとハイキング的なものを求めている人にとっては少し物足りなく感じるかもしれませんが、自らの足で「白山さん」の核心部に徐々に近づいていく独特の緊張感、それを感じることができるだけでも、参道を歩く価値は十分にあると思いました。
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坂道を登り切ったところで「神門」が現れます。
ここが表参道の終点。そしてこの神門をくぐると、目の前に白山さんの拝殿があります。
そう言えば落雪を警戒して「頭上注意」の看板が立てられているのをあちこちで見ましたが、ハッキリ言ってこの冬に限っては、その看板が心に響いた瞬間は一度たりともなかったと言えるでしょう。
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白山比咩神社の「拝殿」です。
ここでお賽銭を投じてお参りをする、そのために多くの人が白山さんを訪れます。
これまで何度も何度もこの拝殿を目にしてきましたが、表参道を歩いて神門をくぐってようやく目の前に現れた拝殿は、いつもとは(真横の駐車場に車を止めてサクっと来た時とは)少し違って目に映りましたね。
一生懸命表参道をこの足で歩いて来た自分を一人前(?)として受け入れてくれているような気がしないでもない。
言葉にするのは難しいのですが、皆様には是非、表参道を歩いて拝殿まで来ることをオススメします!
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拝殿に掛けられているとても大きな注連縄に誰もが目を奪われると思います。
長さおよそ8m、直径およそ80cm、重さおよそ300kgもあるそうです。
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各々の願い事が託された絵馬には、神社拝殿の上に真っ白な雪を頂いた白山が描かれています。
白山は白山比咩神社から直接拝むことはできないけれど、金沢市以南の平野部ならほぼどこからでも眺めることができる「母なる山」です。
この神社に来ると白山が「神」であることを思い知らされるのですが、その雄大な姿は我々石川県民にとってはもはや生活に溶け込んだ「当たり前すぎる風景」でもあり、いわゆる一般的な「神」のようについつい距離を置いてしまうような手の届かない存在ではないのです。
そんな白山をご神体とする白山比咩神社も、僕たちにとってはとても親しみがあって、またいつでも気軽に訪ねたくなる神社なんですよね。
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境内には「白山奥宮遥拝所」というところもありました。
霊峰白山をご神体としている白山比咩神社ですが、奥宮(白山山頂)を直接参るには標高2702mの白山を登らなければなりません(片道6時間という、それこそ登山好きでもなければ「苦行」になります)。
でもこの遥拝所で手を合わせれば、奥宮を参拝したのと同じご利益にあずかれるわけです。
自分の足では白山登山ができないという人は、この遥拝所をお参りすればいいんじゃないかな。
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山の形をしたようにも見える巨岩を霊峰白山に見立てているそうですよ。
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さて、最後に三姉妹でおみくじをやってみました。
実はこの時が今年(2020年)初めてのおみくじだったのです。
というのも、本当はもっと早くに初詣に行くべきだったんですが、あろうことか年始に家族全員インフルエンザにかかってしまい、初詣どころではなかったんですよね(汗)。
結果は長女(右)が末吉、次女(中央)も末吉、三女(左)が吉でした。
三人引いたのに小吉以上が出ない。白山さんのおみくじはなかなか手厳しいのです。
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ってなワケで、僕ら石川県民にとっては心の拠り所としていつもお世話になっている加賀一の宮の白山比咩神社でした。
金沢近郊の観光スポットとして観光客の方々もこの神社を訪れるケースが増えているようです。
拝殿へは大駐車場が便利ですが、多少歩く必要があっても「表参道」を歩いていくことをオススメしたいです。
そして、白山さん参拝の前に「おもてや」で大判焼きをオーダーしましょう!(笑)。



<白山比咩神社>
【駐車場】あり(無料)
【入場料とか】無料
【所要時間】45分(表参道散策含む)

【地図】


【リンク】
白山本宮加賀一の宮 白山比咩神社
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