17 2019

兼六園紅葉ライトアップ「秋の段」(2019)/闇夜に照らされた日本三名園の紅葉と雪吊りと

2019年の紅葉前線は、例年に比べると少し遅かったかなぁという印象でしたが、11月下旬になり平地の生活圏にもいよいよ紅葉が降りてきました。
金沢の一大紅葉名所、おなじみの兼六園でも11月20日を過ぎてようやくカエデの木々が染まり紅葉のピークに。
毎年紅葉の時期と合わせて実施される「ライトアップ秋の段」(2019年は11/2~11/24)の終了間際にギリギリ間に合ったって感じです。

北陸新幹線が開業してから週末は観光客が多くてめっきり近づくことが少なくなった兼六園ですが、たまたま今年の秋は平日に休みをとることができ、兼六園の紅葉ライトアップを久しぶりに楽しむことができました!

僕が最も好きな兼六園の紅葉シーンと言えば、ちょっとベタですが栄螺(さざえ)山から見下ろした霞ヶ池とライトアップされた雪吊り。
これこれ!これだよね~兼六園の紅葉と言えば!!

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やはり兼六園の紅葉と言えば、次の季節、すなわち「冬」の風物詩でもある「雪吊り」とのコラボレーションがあるからこそ引き立ちます。
全体的にやや光量が少なめなライトアップですが、それはこの雪吊りをクッキリと暗闇に照らし出すためなのかもしれません。
晩秋から初冬へ、そんな季節の移り変わりを、兼六園の紅葉と雪吊りから感じることができます。

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ってなワケで、2019年の紅葉記事第3弾は、地元金沢の兼六園です。
意外なことに、僕にとって兼六園の紅葉を見に来たのは2016年の秋以来実に3年ぶりでした。
久しぶりに見た名園の紅葉は、やっぱり綺麗だなって思いましたね~。


2019年11月22日 石川県金沢市 特別名勝兼六園


金沢を代表する観光地、特別名勝兼六園
ここ数年は観光客が増えて、兼六園も春夏秋冬季節を問わず特に週末は混雑するようになりました。
桜や紅葉の時期のライトアップはシャッタースポットではかなりの人が押し寄せて長い行列ができたりもするそうです。
金沢人気は衰えませんねぇ。

僕が兼六園を訪ねたのは金曜日の19時頃。
平日と言えども週末だから結構いっぱいだろうなぁと思っていたのですが、駐車場は意外なほど空きがあったし、兼六園の代表的なシャッタースポットも行列などは全くなくて、ちょっと拍子抜けした感さえありました。

まずは兼六園で一番知られているシャッタースポット、徽軫(ことじ)灯籠と虹橋へ。
いつもと変わらぬ美しい光景なんですが、妙な違和感を覚えずにはいられません。
この時期、灯籠の脇にあるカエデの木は真っ赤に色づいているハズなんですが・・・あれれ、今年はまだ色づきが足りない感じです。
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池の向こう側に見えるカエデはそこそこ色づいているみたいですが、完全に真っ赤って感じでもなさそう。
今年は紅葉が少し遅い印象を受けていたのですが、兼六園でも11月下旬なのにまだ染まり切っていない感じがしました。
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兼六園の冬の風物詩、雪吊り
毎年11月になると、園内で最も枝ぶりの立派な唐崎松(からさきのまつ)から雪吊りが施され、その作業シーンは必ず地元のニュースになります。
石川県民は、兼六園で雪吊り作業が始まったというニュースを聞いて、そろそろ冬支度でもするか!と思ったりするものです。
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唐崎松の雪吊りは、どこから眺めても美しい!
特に夜間のライトアップでは、漆黒の夜空にクッキリと幾何学模様が浮かび上がります。
冬の兼六園の主役ですね。
日本庭園のライトアップは数多くあると思いますが、光を受けた雪吊りが織りなすこの「立体感」を楽しめるのが兼六園ライトアップの醍醐味でもあると思うんです。
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兼六園のほぼ中心にあり水を湛える霞ヶ池。兼六園を代表する景観の多くが、この霞ヶ池の周辺に点在しています。
徽軫灯籠もこの霞ヶ池の畔にありますし、兼六園のパズルやポスターもこの霞ヶ池の畔で撮影された写真が多く使われています。
霞ヶ池の静かな水面に映り、雪吊りがさらに美しく見えたりするものです。
この日は晴れた夜でしたが、残念ながら風がやや強めに吹いていて水面が揺れ、完璧な水鏡にはなりませんでした。
でもライトアップされた木々が水に映る姿は、思わずため息が漏れるほど綺麗でしたよ。
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普段はあまり気が付かないのですが、夜にカメラで長時間露光すると、霞ヶ池にも「動き」があることが分かります。
おそらく風による動きだと思われますが、水の「動」と雪吊りの「静」のコントラストを表すことができたかな。
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霞ヶ池に浮かぶ蓬莱島は、人が立ち入ることはできませんが、池の眺望とセットでカエデの紅葉が楽しめます。
たまにこの島の木々でカワセミが池を泳ぐエサを求めて活発に飛ぶ姿が見られるそうですよ。
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兼六園の紅葉といえばやっぱりコレでしょうか!
霞ヶ池の畔の小高い「栄螺山」から見下ろした風景です。
前景はライトアップされたカエデ、そして背景は霞ヶ池とライトアップされた雪吊り。
紅葉期の兼六園の中で、最も象徴的な光景が眺められるとあって、このスポットでは多くの人がカメラを構えていました。
決して見逃すことができない定番の光景でございます。
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園内で最も多くのモミジが見られるのが山崎山です。
若干控えめなモミジが多い兼六園の中で、この山崎山だけは、まさにモミジで我々に勝負を挑んでくるスポットです。
兼六園の表口からは最も奥まった場所にあるので、ここを訪ねる人はそれほど多くはなく、この日も山崎山ですれ違った人はたった1人でした。比較的人が多かった霞ヶ池周辺とは対照的に、ひっそりとしていました。
でも純粋にモミジを楽しみたいならここにも足を運んでみてください。山のてっぺんの休憩所でモミジを眺めながら一服するのも一興です。
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赤、黄、緑。カエデの葉が表現しうる全ての色がここでは楽しむことができました。
今年は紅葉が若干遅かったんだけど、だからこそ楽しめたカエデの三色揃い踏みです。
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園内では霞ヶ池に次いで広い瓢(ひさご)池。
霞ヶ池に比べると、滝なんかが配置されていて、より魅せるための工夫がなされているなという印象を受けます。
兼六園の中では最も初期の頃から手が入っていたスポットでもあるようです。
そして、ライトアップは幽玄な趣があります。
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茶店通りから眺める、紅葉したカエデと金沢城石川門。
本来ならもう少し真っ赤に染まっていたハズですが、今年はちょっと色づきがよくないみたい。
けれど大きな木で石川門とセットで楽しめるとあって、この木の前で立ち止まる人も多くいらっしゃいました。
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ってなワケで、金沢を代表する観光名所でかつ紅葉名所でもある兼六園でした。
日本三名園は、昼間はもちろん夜も美しい姿を楽しませてくれます。
昼と夜のどちらが好きかはひとそれぞれですが、欲を言えばどちらも楽しんでほしいなぁってのが金沢人の本音。
金沢観光は、是非兼六園のライトアップの時期を狙ってみてはいかがでしょうか。

<兼六園>
【駐車場】あり(有料)
【入場料とか】320円(紅葉期のライトアップは入園無料)
【所要時間】1時間30分

【地図】


【リンク】
兼六園めぐり
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