2019年も残りわずかですが、ようやく本年の紅葉記事をアップする準備ができました(^^;。
今年の紅葉狩りは比較的近場が多かったのですが、11月のアタマに信州は木曽の開田高原の紅葉を見に行ってきたので、その時に出会った絶景などをお伝えしたいと思います。
開田高原ってご存知ですか?
木曽の御嶽山ならばどなたも名前くらいは聞いたことがあると思いますが、その名峰御嶽山の麓に広がるとても広大な高原エリアが開田高原です。
春夏秋冬いろいろ楽しみが尽きない高原ですが、中でも秋は御嶽山の裾野に広がる広大な紅葉絶景が楽しめるんですね。

さらに、開田高原は数少ない在来種の馬の繁殖地。
「木曽馬」というとても人懐っこい馬と戯れつつ、御嶽山の雄姿を拝めるのもこのエリアの大きな特徴です。


ってなワケで、2019年の紅葉記事の第一弾は、信州は木曽の御嶽山の麓、開田高原の紅葉をお伝えします!
最後のほうにチラっと野麦峠の紅葉の様子も加えました。
一日あれば開田高原・野麦峠・木曽福島などの紅葉を目いっぱい楽しめる、密度の濃いエリアです。
この記事を見て気に入っていただけたなら、是非来年の紅葉ドライブの行き先の候補に挙げてみてはいかがでしょう。
11月最初の週末。
いつもの秋なら10月中旬くらいから紅葉ドライブしたりするんですが、2019年は11月に入るまでマトモに紅葉を見に行っていなかったので、そろそろあの鮮やかな風景を見に行きたいなぁと思っていたところ、抜群に天気のいい日がやってきました。
思いつきでハンドルを握ってやってきたのが、信州は木曽御嶽山の裾野に広がる開田高原です。
開田高原は標高1100m~1500mほどの自然豊かな高原で、眼前にそびえる御嶽山がシンボル。そして蕎麦の産地としても有名で、「開田そば」を食べにこの高原に足を運ぶ人もきっと多いでしょうね。
北陸から木曽御嶽山、開田高原へは、結構遠いように思えて実はイメージほど遠くはないんですよね。
東海北陸道、中部縦貫道で高山市内を経由し、さらに快走路の国道361号を1時間強ほど走れば御嶽山麓です。
金沢や富山からなら車で2時間半、ドライブにはちょうどいい距離感かな。
山間部の道を走り開田高原に入る少し手前で、突如として現れた御嶽山の雄姿。その美しさに思わず車を停めてパシャリ。

いいですね、御嶽山!
御嶽山と言えば2014年の噴火が強烈に印象に残っていますが、本来はとても穏やかで神々しい山なんだそうです。
この日も5年前に牙をむいたあの噴火が全くイメージできないほど、静かに、しかしドッシリと佇んでいました。
山頂付近が白くなっていましたが、今年の御嶽山の初冠雪は僕が訪ねる2週間ほど前の10月22日でした。

御嶽山とその裾野に広がる紅葉絶景が楽しめるスポットは、国道361号の九蔵峠(くぞうとうげ)です。まずはそこへ向かいましょう!
標高はおよそ1280mで、10月下旬から11月上旬にかけて紅葉が最高に美しい標高にあたります。
峠に向かう国道361号は紅葉真っ盛りで、ついつい脇見してしまいたくなるドライブコースです。

そしてついに見ることができました!
九蔵峠から眺めた御嶽山と紅葉!
いや~、もう最高に綺麗じゃないですか!
真っ青に澄んだ晩秋の空、黄色に色づいた木々、そして冠雪した霊峰御嶽山。見事に三者揃い踏みの絶景でした!

上の写真は九蔵峠の駐車スペースからの絶景ですが、すぐそばに展望台が整備されているのでそちらにも行ってみましょう。

九蔵峠展望台からの眺め。
先ほどの駐車スペースからの眺めは手前に木立がありましたが、展望台からの眺めは木立はなく、雄大な御嶽山とその広大な裾野の開田高原が一望です。
御嶽山は標高3067m。北陸で最も高いあの立山を上回る高さです。どの山脈にも属さない「独立峰」として知られていて、日本国内の独立峰では富士山に次いで二番目に高いとされています。
3000mを超える山の割には、結構近くまで近づいて山容を拝むことができる山で、開田高原からの山容は御嶽眺望の中でも特に素晴らしいとされています。
そして、紅葉時期は見事としか言いようがないです。


御嶽山の雄姿を気軽に楽しめるスポットが他にもありました。
同じく開田高原にある地蔵峠がその一つで、九蔵峠と並ぶ御嶽ビュースポットとして知られています。
地蔵峠も九蔵峠と同じく展望台が整備されていて、車で乗り付けることができます。

地蔵峠から眺める御嶽山。
いや~、こちらも絶景かな~!!

御嶽山の頂上に向かってズームイン!

開田高原で一番の観光スポットと言えば、木曽馬の里です。
木曽馬はその名の通り、長野県の木曽地方や岐阜県の飛騨地方で飼育されている日本の在来種の馬。在来種は今では非常にレアな存在になっていて、本州ではこの木曽馬だけなんだとか。とても貴重な存在なんですね。
開田高原の木曽馬の里は、珍しい馬を身近に見たり、触れたり、乗馬体験なんかもできて、さらに御嶽山の美しい姿を拝んだり、美味しい開田そばに舌鼓を打つことができたりなど、大人から子供まで楽しめる大人気スポットです。


(一本木亭にて)
広大な施設の中で一番のシャッタースポットは「お土産お食事センター」前にある木曽馬の像かな。
そのバックには雄大な御嶽山の姿、そして木曽馬の里のシンボルツリー「ナラの一本木」があります。

開田高原の紅葉はカラマツが主体で黄色や黄金色に染まるのですが、そんな中で見事に真っ赤っかに染まる木がありました。
背の低いこの木はブルーベリーの木です。

ブルーベリーは「ブルーベリー狩り」がある通り実を食べて楽しむことはよく知られていますが、食べるだけではなく秋の紅葉も実は見事だったんですね~。
木曽馬の里では御嶽山をバックにブルーベリー畑の見事な紅葉も楽しめました!
この鮮やかな赤は、この日の真っ青な秋晴れの空だからこそ引き出された色です。
本当にいい日に来ることができた。


木曽馬の里では30~40頭の木曽馬が保護・育成されています。
お昼時は御嶽山が見える開放的な牧場で木曽馬たちがノンビリとお食事中。
こんな風に好き勝手に生きていけるのがちょっと羨ましく思ったり。



木曽馬はとても穏やかな性格です。
ちょっと臆病な娘たちも、ごく短い時間で怖がらずにエサをあげられるまで木曽馬たちと仲良くなりました。
お食事のお手伝い・・・ってか、単に邪魔してるだけ?(笑)

動物と直に触れ合えるのはいいことです。
木曽馬の里ではこうやってエサやり(ってか、その辺に生えている草をテキトーにむしって食べさせる)ができるほか、お金を払えば乗馬体験もできます。
馬に乗る体験はそう簡単にできることではないので、開田高原を訪ねた際は是非乗馬体験もやってみてください。
特に小さなお子様がいらっしゃるなら、乗馬体験でいい写真が撮れると思いますよ(^^)

続いて御岳ロープウェイへ向かいました。
御岳ロープウェイは標高1570mの鹿ノ瀬駅(五合目)から2170mの飯森高原駅(七合目)までを一気に上がるもので、天気のいい日は眺望が素晴らしいんだとか。紅葉の時期はことさらにGoodなはずです。
開田高原のメインエリアから車で30分ほどで、グングンと標高を上げていき、山麓駅に着きました。
ここから眺めた御嶽は、これまでよりもグンと近づいた印象。いよいよ御嶽山の懐深くに入ったか!って感じ。
調べてみると、この日が御岳ロープウェイの今シーズン最後の営業日だったみたいで、是非とも乗ってみたいと思い駅に向かいました。

しかぁし!
なんと駅の案内板にただいまの終点の気温は「3℃」と掲載されているではないか。
そんな真冬並みの気温に耐えられるだけの服装を用意していなかったので、ここまで頑張って運転してきたのにロープウェイに乗ることを断念せざるを得なかったのです。
大人だけなら痩せ我慢できるけど、今回は小さな子供も一緒だったので、終点駅に着いた瞬間「寒い」と騒ぎ出すのは目に見えていたのです。しかたないよね。
紅葉期に御岳ロープウェイに乗る場合、真冬並みの防寒が必要なようです。
ロープウェイに乗れなかったのは残念だったけど、山麓駅付近の紅葉や景色もそれなりに綺麗で楽しめました。



この日最後に向かったのは、長野県と岐阜県の県境にある野麦峠です。
野麦峠と言えば、飛騨地方から信州の生糸産地へ出稼ぎしていた若い女性たちの過酷な姿を伝える「あゝ野麦峠」が有名ですが、今回はそのテのノスタルジーに浸るのではなく、純粋に野麦峠の紅葉を見に行くのが目的でした。
結論から言うと、野麦峠は開田高原に比べるとかなり標高が高い(1672m)ので、残念ながら紅葉はほぼ終わりがけでしたね(^^;。
ただ、天気が良かったので乗鞍の眺望は抜群に良かった。
先ほどまでは御嶽山が主役でしたが、野麦峠に近づくと御嶽に代わって乗鞍岳が主役。野麦峠へ向かう県道39号から、時々このような乗鞍の雄姿が拝めました。

山奥を進む野麦街道。ほぼほぼ何もないのですが、突如として集落と真っ赤なカエデの木が車窓に現れました。
これは鮮やかだ!撮らずにはいられない!

古い校舎のような建物です。調べてみると、確かにこの建物はその昔学校だったんだとか。
かつての高根村立高根小学校野麦分校で、1981年に廃校になった後は「野麦学舎」という名の宿泊施設として活躍していたらしいのですが、それも2014年に閉鎖になったみたいです。
2019年の秋現在、何かに使われているようには思えないくらいひっそりとしていたのですが、決して朽ち果てている感じではありません。
ひょっとすると地元の人が綺麗に残してくれているのかもしれません。
写真映えは抜群!特にこの時期はカエデの紅葉が見事で、とっても絵になる風景だったのが印象的でした。


最後に、野麦峠から見た乗鞍岳(3026m)。
クッキリとその雄姿を拝むことができました。
野麦峠付近の紅葉はすでにピークを終えている感じでした。
最盛期であれば、もっと素晴らしい光景が広がっていたのかもしれません。


ってなワケで、開田高原の紅葉でした。
特に九蔵峠からの眺望が素晴らしく、一面の紅葉世界の中で3000m級の山がそびえるシーンは、日本国内ではちょっと他では味わえない独特な眺めだったと思います。
木曽馬の里では小さな子供たちも楽しむことができ、今回は乗らなかった御岳ロープウェイなんかも合わせれば家族で一日楽しめる有能なスポットであることは間違いなしです。
紅葉名所としてはどちらかというとマイナーな部類に入るのかもしれませんが、僕は開田高原の紅葉はオススメしたいですね~。

<開田高原九蔵峠>
【駐車場】あり(無料)
【入場料とか】無料
【所要時間】10分
【地図】
<開田高原木曽馬の里>
【駐車場】あり(無料)
【入場料とか】無料(有料で乗馬体験あり)
【所要時間】40分
【地図】
【リンク】
開田高原公式ページ
木曽馬の里
今年の紅葉狩りは比較的近場が多かったのですが、11月のアタマに信州は木曽の開田高原の紅葉を見に行ってきたので、その時に出会った絶景などをお伝えしたいと思います。
開田高原ってご存知ですか?
木曽の御嶽山ならばどなたも名前くらいは聞いたことがあると思いますが、その名峰御嶽山の麓に広がるとても広大な高原エリアが開田高原です。
春夏秋冬いろいろ楽しみが尽きない高原ですが、中でも秋は御嶽山の裾野に広がる広大な紅葉絶景が楽しめるんですね。

さらに、開田高原は数少ない在来種の馬の繁殖地。
「木曽馬」というとても人懐っこい馬と戯れつつ、御嶽山の雄姿を拝めるのもこのエリアの大きな特徴です。


ってなワケで、2019年の紅葉記事の第一弾は、信州は木曽の御嶽山の麓、開田高原の紅葉をお伝えします!
最後のほうにチラっと野麦峠の紅葉の様子も加えました。
一日あれば開田高原・野麦峠・木曽福島などの紅葉を目いっぱい楽しめる、密度の濃いエリアです。
この記事を見て気に入っていただけたなら、是非来年の紅葉ドライブの行き先の候補に挙げてみてはいかがでしょう。
2019年11月04日 長野県木曽郡木曽町 開田高原(九蔵峠・地蔵峠・木曽馬の里)
11月最初の週末。
いつもの秋なら10月中旬くらいから紅葉ドライブしたりするんですが、2019年は11月に入るまでマトモに紅葉を見に行っていなかったので、そろそろあの鮮やかな風景を見に行きたいなぁと思っていたところ、抜群に天気のいい日がやってきました。
思いつきでハンドルを握ってやってきたのが、信州は木曽御嶽山の裾野に広がる開田高原です。
開田高原は標高1100m~1500mほどの自然豊かな高原で、眼前にそびえる御嶽山がシンボル。そして蕎麦の産地としても有名で、「開田そば」を食べにこの高原に足を運ぶ人もきっと多いでしょうね。
北陸から木曽御嶽山、開田高原へは、結構遠いように思えて実はイメージほど遠くはないんですよね。
東海北陸道、中部縦貫道で高山市内を経由し、さらに快走路の国道361号を1時間強ほど走れば御嶽山麓です。
金沢や富山からなら車で2時間半、ドライブにはちょうどいい距離感かな。
山間部の道を走り開田高原に入る少し手前で、突如として現れた御嶽山の雄姿。その美しさに思わず車を停めてパシャリ。

いいですね、御嶽山!
御嶽山と言えば2014年の噴火が強烈に印象に残っていますが、本来はとても穏やかで神々しい山なんだそうです。
この日も5年前に牙をむいたあの噴火が全くイメージできないほど、静かに、しかしドッシリと佇んでいました。
山頂付近が白くなっていましたが、今年の御嶽山の初冠雪は僕が訪ねる2週間ほど前の10月22日でした。

御嶽山とその裾野に広がる紅葉絶景が楽しめるスポットは、国道361号の九蔵峠(くぞうとうげ)です。まずはそこへ向かいましょう!
標高はおよそ1280mで、10月下旬から11月上旬にかけて紅葉が最高に美しい標高にあたります。
峠に向かう国道361号は紅葉真っ盛りで、ついつい脇見してしまいたくなるドライブコースです。

そしてついに見ることができました!
九蔵峠から眺めた御嶽山と紅葉!
いや~、もう最高に綺麗じゃないですか!
真っ青に澄んだ晩秋の空、黄色に色づいた木々、そして冠雪した霊峰御嶽山。見事に三者揃い踏みの絶景でした!

上の写真は九蔵峠の駐車スペースからの絶景ですが、すぐそばに展望台が整備されているのでそちらにも行ってみましょう。

九蔵峠展望台からの眺め。
先ほどの駐車スペースからの眺めは手前に木立がありましたが、展望台からの眺めは木立はなく、雄大な御嶽山とその広大な裾野の開田高原が一望です。
御嶽山は標高3067m。北陸で最も高いあの立山を上回る高さです。どの山脈にも属さない「独立峰」として知られていて、日本国内の独立峰では富士山に次いで二番目に高いとされています。
3000mを超える山の割には、結構近くまで近づいて山容を拝むことができる山で、開田高原からの山容は御嶽眺望の中でも特に素晴らしいとされています。
そして、紅葉時期は見事としか言いようがないです。


御嶽山の雄姿を気軽に楽しめるスポットが他にもありました。
同じく開田高原にある地蔵峠がその一つで、九蔵峠と並ぶ御嶽ビュースポットとして知られています。
地蔵峠も九蔵峠と同じく展望台が整備されていて、車で乗り付けることができます。

地蔵峠から眺める御嶽山。
いや~、こちらも絶景かな~!!

御嶽山の頂上に向かってズームイン!

木曽郡木曽町 木曽馬の里
開田高原で一番の観光スポットと言えば、木曽馬の里です。
木曽馬はその名の通り、長野県の木曽地方や岐阜県の飛騨地方で飼育されている日本の在来種の馬。在来種は今では非常にレアな存在になっていて、本州ではこの木曽馬だけなんだとか。とても貴重な存在なんですね。
開田高原の木曽馬の里は、珍しい馬を身近に見たり、触れたり、乗馬体験なんかもできて、さらに御嶽山の美しい姿を拝んだり、美味しい開田そばに舌鼓を打つことができたりなど、大人から子供まで楽しめる大人気スポットです。


(一本木亭にて)
広大な施設の中で一番のシャッタースポットは「お土産お食事センター」前にある木曽馬の像かな。
そのバックには雄大な御嶽山の姿、そして木曽馬の里のシンボルツリー「ナラの一本木」があります。

開田高原の紅葉はカラマツが主体で黄色や黄金色に染まるのですが、そんな中で見事に真っ赤っかに染まる木がありました。
背の低いこの木はブルーベリーの木です。

ブルーベリーは「ブルーベリー狩り」がある通り実を食べて楽しむことはよく知られていますが、食べるだけではなく秋の紅葉も実は見事だったんですね~。
木曽馬の里では御嶽山をバックにブルーベリー畑の見事な紅葉も楽しめました!
この鮮やかな赤は、この日の真っ青な秋晴れの空だからこそ引き出された色です。
本当にいい日に来ることができた。


木曽馬の里では30~40頭の木曽馬が保護・育成されています。
お昼時は御嶽山が見える開放的な牧場で木曽馬たちがノンビリとお食事中。
こんな風に好き勝手に生きていけるのがちょっと羨ましく思ったり。



木曽馬はとても穏やかな性格です。
ちょっと臆病な娘たちも、ごく短い時間で怖がらずにエサをあげられるまで木曽馬たちと仲良くなりました。
お食事のお手伝い・・・ってか、単に邪魔してるだけ?(笑)

動物と直に触れ合えるのはいいことです。
木曽馬の里ではこうやってエサやり(ってか、その辺に生えている草をテキトーにむしって食べさせる)ができるほか、お金を払えば乗馬体験もできます。
馬に乗る体験はそう簡単にできることではないので、開田高原を訪ねた際は是非乗馬体験もやってみてください。
特に小さなお子様がいらっしゃるなら、乗馬体験でいい写真が撮れると思いますよ(^^)

続いて御岳ロープウェイへ向かいました。
御岳ロープウェイは標高1570mの鹿ノ瀬駅(五合目)から2170mの飯森高原駅(七合目)までを一気に上がるもので、天気のいい日は眺望が素晴らしいんだとか。紅葉の時期はことさらにGoodなはずです。
開田高原のメインエリアから車で30分ほどで、グングンと標高を上げていき、山麓駅に着きました。
ここから眺めた御嶽は、これまでよりもグンと近づいた印象。いよいよ御嶽山の懐深くに入ったか!って感じ。
調べてみると、この日が御岳ロープウェイの今シーズン最後の営業日だったみたいで、是非とも乗ってみたいと思い駅に向かいました。

しかぁし!
なんと駅の案内板にただいまの終点の気温は「3℃」と掲載されているではないか。
そんな真冬並みの気温に耐えられるだけの服装を用意していなかったので、ここまで頑張って運転してきたのにロープウェイに乗ることを断念せざるを得なかったのです。
大人だけなら痩せ我慢できるけど、今回は小さな子供も一緒だったので、終点駅に着いた瞬間「寒い」と騒ぎ出すのは目に見えていたのです。しかたないよね。
紅葉期に御岳ロープウェイに乗る場合、真冬並みの防寒が必要なようです。
ロープウェイに乗れなかったのは残念だったけど、山麓駅付近の紅葉や景色もそれなりに綺麗で楽しめました。



岐阜県高山市 野麦峠へ向かう道
この日最後に向かったのは、長野県と岐阜県の県境にある野麦峠です。
野麦峠と言えば、飛騨地方から信州の生糸産地へ出稼ぎしていた若い女性たちの過酷な姿を伝える「あゝ野麦峠」が有名ですが、今回はそのテのノスタルジーに浸るのではなく、純粋に野麦峠の紅葉を見に行くのが目的でした。
結論から言うと、野麦峠は開田高原に比べるとかなり標高が高い(1672m)ので、残念ながら紅葉はほぼ終わりがけでしたね(^^;。
ただ、天気が良かったので乗鞍の眺望は抜群に良かった。
先ほどまでは御嶽山が主役でしたが、野麦峠に近づくと御嶽に代わって乗鞍岳が主役。野麦峠へ向かう県道39号から、時々このような乗鞍の雄姿が拝めました。

山奥を進む野麦街道。ほぼほぼ何もないのですが、突如として集落と真っ赤なカエデの木が車窓に現れました。
これは鮮やかだ!撮らずにはいられない!

古い校舎のような建物です。調べてみると、確かにこの建物はその昔学校だったんだとか。
かつての高根村立高根小学校野麦分校で、1981年に廃校になった後は「野麦学舎」という名の宿泊施設として活躍していたらしいのですが、それも2014年に閉鎖になったみたいです。
2019年の秋現在、何かに使われているようには思えないくらいひっそりとしていたのですが、決して朽ち果てている感じではありません。
ひょっとすると地元の人が綺麗に残してくれているのかもしれません。
写真映えは抜群!特にこの時期はカエデの紅葉が見事で、とっても絵になる風景だったのが印象的でした。


最後に、野麦峠から見た乗鞍岳(3026m)。
クッキリとその雄姿を拝むことができました。
野麦峠付近の紅葉はすでにピークを終えている感じでした。
最盛期であれば、もっと素晴らしい光景が広がっていたのかもしれません。


ってなワケで、開田高原の紅葉でした。
特に九蔵峠からの眺望が素晴らしく、一面の紅葉世界の中で3000m級の山がそびえるシーンは、日本国内ではちょっと他では味わえない独特な眺めだったと思います。
木曽馬の里では小さな子供たちも楽しむことができ、今回は乗らなかった御岳ロープウェイなんかも合わせれば家族で一日楽しめる有能なスポットであることは間違いなしです。
紅葉名所としてはどちらかというとマイナーな部類に入るのかもしれませんが、僕は開田高原の紅葉はオススメしたいですね~。

<開田高原九蔵峠>
【駐車場】あり(無料)
【入場料とか】無料
【所要時間】10分
【地図】
<開田高原木曽馬の里>
【駐車場】あり(無料)
【入場料とか】無料(有料で乗馬体験あり)
【所要時間】40分
【地図】
【リンク】
開田高原公式ページ
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