金沢の少し山の手にある太陽が丘近くの桜並木にも春爛漫が訪れました。
「北陸大学太陽が丘キャンパス」前には、桜と菜の花がコラボるとても綺麗な場所があり、ちょうど週末に合わせて最高潮となりました。
我が家からも結構近くて、毎年満開になるのを楽しみにしているスポットなんですよね。



これだけ桜が咲く場所なのに、意外なほど知られていない「穴場」スポットなんです。
菜の花畑と桜を楽しめる場所は全国に数多くありますが、金沢市周辺ではここくらいしか思い当たりません。
「この場所をもっと有名にしてやるぞ!」
というのが、僕のひそかな野望です。
2014年04月12日 石川県金沢市 太陽が丘
メタセコイアの並木があり、初夏の新緑、盛夏の深緑、秋の紅葉、冬の雪景色と四季折々フォトジェニックな光景が楽しめる金沢市太陽が丘。
町内には北陸大学のキャンパスがあるのですが、その正門の目の前には桜の並木が続き、また桜の足元には菜の花畑が広がっていて、春には絶好の撮影スポットになります。


金沢市内には多くの桜名所があり、混雑する場所もあります。
一方この北陸大学の桜は実はお花見の穴場スポット。
大学前ということで大学に通う学生さんなら嫌でも目に入る場所ですが、市街地から結構離れているってのもあるし、メタセコイア並木に比べてちょっと目立たない場所にあって普段生活する際にはほとんど通ることのない所なので、金沢市民ですら知らないという人が案外多いのです。
晴天・週末・大満開が揃った絶好の花見日和にもかかわらず、僕以外に桜を楽しんでいる人はいません(^^;。


金沢で開花が宣言されてからちょくちょくこの並木の様子を窺っていましたが、やはり市街地に比べて桜の成長はゆっくりめです。
その差はだいたい4~5日程度。
太陽が丘はやや内陸の高台にあって、市街地よりも気温が1~2度ほど低いので、ほんの少し季節の進行がスローペースなんです。
その代わり、市街地の桜がそろそろお疲れモードになる頃に、ここの桜が満開になるので、桜を見過ごしてしまった人にはオススメですね。
ちょうどこの週末(4/12~13)に桜は最盛期を迎えました。
桜が咲く期間はとても短いですが、その中でも最も美しい時だったと思います。
延々と続くような並木ではないですが、ここを歩くとまるで桜のトンネルのような気分が味わえます。



小高い丘の上から桜並木を見下ろすと・・・
トンネルみたいでしょ!?(^^)

大学は周辺の景観作りを大切にしているらしく、桜並木のそばの休耕田では菜の花が植えられます。
この春は残念ながら菜の花の生育があまりよろしくなかったのですが、それでも桜の足元を彩るイエローカーペットが十分楽しめましたよ。
桜の薄紅色を主役に、足元の黄色、そして青空。
春のパステルカラー3色揃い踏みです!



菜の花は・・・
ん~、もっと思いっきり咲く年もあったんですけどね。
今年は密度がちょっと低く、背も低い印象を受けました。

桜とユキヤナギのコラボも。

満開の桜。
ソメイヨシノの花は、満開になると花の中央部が赤く色づいてきます。
この赤色が「成熟のサイン」だということですが、こうなると近々散り始めるサインも意味しています。
蕾もない、散った花もない、ほぼ100%の花が咲いている状態って、せいぜい2~3日程度なので、一年で数日しかない貴重なシーンに出会うことができました。


金沢市街地の桜は散り、徐々に山沿いや山間部へと見頃の中心が移っているようです。
この春は見頃が長く続いたものの、それでもやっぱり桜花爛漫の時期は足早に過ぎ去っていくものなんだなと思います。
この標識のように「止まれ!」って思うんですけどね~・・・
季節は待ってはくれません。

北陸大学の河津桜並木はこちら

当ブログの桜の記事一覧はこちら

<北陸大学太陽が丘キャンパスの桜並木>
【駐車場】なし
【入場料とか】無料
【所要時間】45分
【地図】
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