週末に鎌倉の紫陽花名所を巡ろうと思いたって北鎌倉の横綱、明月院を訪ねたのですが、あまりの人の多さに「明月院ブルー」顔負けに気分はブルー(笑)。
でも、「やっぱり梅雨の鎌倉は凄い!」という実感をひしひしと感じることができ、それだけでも鎌倉訪問は価値があったと思っています。
さて、明月院の後は徒歩で鎌倉駅へ、そして江ノ電に乗って長谷エリアの紫陽花横綱、「長谷寺」を訪ねました。
ここの「あじさい散策路」という遊歩道は、一目見ると忘れないくらい紫陽花が綺麗でした。
とにかく、すごかった。
花もだけど、人も・・・(笑)。
紫陽花咲く長谷寺の混雑もハンパではなかったです。



【関東あじさい探訪シリーズはこちらから】
その1 東京大田区・多摩川台公園
その2 東京港区・旧芝離宮恩賜庭園
その3 東京中央区・浜離宮恩賜庭園
その4 鎌倉・明月院と東慶寺
その5 鎌倉・長谷寺
その6 東京江東区・清澄庭園
その7 小田原・小田原城
その8 箱根・大平台(箱根登山電車)
2013年06月15日 神奈川県鎌倉市 長谷寺
紫陽花の季節、大混雑すると聞いていた鎌倉ですが、噂は本当です。
まず、鎌倉駅がすごい。
江ノ電の乗り場は超満員で大混雑!まるで朝ラッシュの新宿みたいな様相を呈していました。
あ、朝の新宿は見たことないですが(^w^)
駅のホームからしてすでに「入場規制」が行われていたのですが、そこで耳にした駅員さんのスピーカーの声。
「ただいま長谷寺は入場規制を行っています。待ち時間は約60分との情報です。」
ホームがどよめきました。
マジかよ、着いても60分も待たされるのかよ・・・。
今、60分歩いて鎌倉駅に着いたところなんだけど・・・(涙)。
京都の紅葉ライトアップでも行列で待たされましたが、それでも40~50分くらいだったと思います。
鎌倉の「あじさいの長谷寺」は、京都の「もみじの永観堂」をも上回る混雑だというのか!
「脅しだろう」
「たいてい、言われた時間よりも早く入れるもんだ。京都がそうだった」
とポジティブに考え、オモチャみたいな江ノ電にギュウギュウに詰め込まれ、汗だくで着いた長谷寺。
意外にすんなりと境内に入れましたが、しばらく石段を登って受け取った整理券には「118」の文字が。
で、看板を見てみますと・・・

118番、まだ登場もしてないのかよ!!ってか、これ60分どころじゃねぇぞ!!
随分前に数列という概念を学習しました。これは増分15の数列なので、116番が90分待ちということは・・・
もう考えるのはよそう。
知らないほうが幸せなこともある。
悪いことなのかいいことなのか分からないけど、明月院では思いっきり曇り空だったのに長谷寺に着いた頃には青空が。
ガンガン照りつける日差しの下、随分長い時間待つことになります。

なんとか暇を潰さなければ!
奥のほうに人だかりができていたので、行ってみるとそこは湘南の海が見える展望台でした。
遠くには、たくさんのヨットなんかが見えたりして。
久々の青空の下、海を選んだ人は正解です。
この貴重な晴れ間を「待つ」ことに使うなんて・・・モッタイナイね・・・。

境内には「輪蔵」と呼ばれる建物があります。
あじさい散策路から見下ろしたところにある建物がそれ。
長谷寺の紫陽花は、何も散策路を歩かなくてもこの輪蔵から見上げるだけでもなかなか見ごたえがあることに気がつきました。
急な斜面は緑に覆われ、いくつものカラフルな紫陽花が咲いています。
もしかして、これはすごいところかもしれん!
期待が高まります。

「ここからでも十分じゃん」
という声も聞こえてきましたが、そんな人はどうぞ帰ってください(笑)。
ここで満足しては長谷寺に負けたことになります。
それに、この光景を見るとなおさら引き返せない気持ちになるではないか。
ちょうど日陰にもなってることだし、ここで時間を潰すことに決めました。


ちょうど山の隙間から日が差して・・・。
あじさい散策路は山陰にあるから基本的に日当たりはよくなさそう。
でも短い時間でしたが木漏れ日を浴びる紫陽花もあったりして・・・。
ん~、今散策路を歩けたなら良かったのに。

先にあじさい散策路を歩く「権利」を得た勝ち組は、みなさん楽しそうに写真を撮っていました。
さぞや、上から眺めた景色は綺麗なんでしょう。遠くからも目が光っているのが分かるくらいです。
僕も、早く君らのように「上から目線」になりたいものだ。


そう言えば、明月院と長谷寺を比べてみると、長谷寺のほうが「若い女性率」が高いことに気がつきました。
紫陽花たちも、明月院はほぼ青一色、オトナな感じで渋いのですが、長谷寺は様々な色の紫陽花で色とりどり、鮮やかです。
明月院は和服が似合いますが、どこか敷居が高い感じがします。
長谷寺はやや俗なのかもしれませんが、とにかく若いコが喜びそうな分かりやすい華やかさがあります。
男性諸君、どちらのお寺にデートに誘えばいいのか、相手をよ~く見て考えないといけませんよ。
な~んて考察をするくらい時間があったのですが、ついに!ついに118番が呼ばれてしまいました。
うおぉぉぉ、118番が一番先頭にいるぅぅぅぅ!
119番以降のみんな、お先ぃぃぃ(^^)v
124番、まぁ頑張れ(笑)。

仏像さ~ん、行ってきま~す!

まるで、何時間も待ったジェットコースターにようやく乗れる時がきたような気分。
いよいよ「あじさい散策路」です。
整理券による入場規制はしているものの、結局行列だったりします(笑)。
本名は「眺望散策路」なんですね。「あじさい散策路」というのは、紫陽花が咲く頃だけの愛称みたい。

徐々に高くなっていきます。
さきほどはこの屋根の下だったのですが・・・僕も出世したもんだ。


ちなみに、散策路とは言っても、なかなかマイペースで散策することは難しいです。
あまり同じ場所で写真を撮り続けるワケにもいきません。次から次へと人がやってきますから。
とにかく歩きながら撮る!
失敗したら迷わず捨てる!100枚撮って、4~5枚いいのがあれば御の字です。
で、いよいよ最も紫陽花の綺麗なゾーンに差し掛かりました。
鎌倉の長谷寺。
噂に違わぬ紫陽花名所。
明月院が「明月院ブルー」なら、長谷寺は「長谷寺レインボー」です!






もう、あっと言う間でした。
散策路に立っていたのは30分弱くらいだったと思いますが、カラフルな紫陽花に包まれていると時間を忘れます。
上にズラズラと並べた「絶景ピーク」を過ぎると、すぐさま散策路はもといた「輪蔵」へと下りていきます。
あぁ・・・終わっちまうんだ・・・。

ってなワケで、鎌倉・長谷寺のあじさい散策路、私が思っていた以上にカラフルで綺麗な紫陽花名所だったと思います。
そして、賑わいも私の想像を超えていました。こんなに人の多い紫陽花名所は初めてでした。
古都鎌倉の紫陽花めぐり。
明月院・東慶寺・長谷寺と回りましたが、この他にあと一つだけ行きたい場所があったんです。
それは成就院。
しかし、長谷寺の混雑のおかげでその願いは「成就」しませんでした。
なんとも片手落ちな気分でこの日は鎌倉を後にしたのですが・・・いつか願いを成就してみせる!
やっぱり平日がいいかな・・・(^^;。
最後に、長谷寺の花菖蒲。
そう言えば、紫陽花ばかり見て回っていますが、花菖蒲も見頃ど真ん中。梅雨の花が揃い踏みする週末でした。

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その1 東京大田区・多摩川台公園
その2 東京港区・旧芝離宮恩賜庭園
その3 東京中央区・浜離宮恩賜庭園
その4 鎌倉・明月院と東慶寺
その5 鎌倉・長谷寺
その6 東京江東区・清澄庭園
その7 小田原・小田原城
その8 箱根・大平台(箱根登山電車)
【リンク】
長谷寺
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