30 2019

秋芳洞と秋吉台、日本屈指のカルスト地形を堪能する!/2019年お盆の旅③

2019年お盆の旅第3弾!
旅の2日目は宿泊地の広島からさらに西に進み、本州最西端の山口県にお邪魔しました!
山口なんて滅多に来ることができない場所なので、ホントあちこちの観光名所を回りたい気分になるのですが、山口に来たなら泣く子も黙るあの観光名所を外すワケにはいきません!
男なら、「地底探検」に一度は憧れを抱いたと思いますが、その地底探検が公式に楽しめるスポットが山口にはあります。
日本屈指の鍾乳洞である、秋芳洞です!

なぜ自然だけでここまでダイナミックな情景が生み出されるのでしょう。
秋芳洞の中に見られたいくつもの光景に、ため息の連続でした。

秋芳洞の代表的景観、「百枚皿」!
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秋芳洞の代表的景観、「黄金柱」!
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何万年、何十万年という途方もない長い年月をかけて作られた、というのがロマンを感じずにはいられません。
秋芳洞で見た光景は、自然の偉大さにただただ圧倒されるものばかりでした。
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さらに、洞窟だけでなくその地上部「秋吉台」に見られる独特の「カルスト地形」も見事!
まるで日本らしくない光景を眺めながらのドライブは爽快そのものです!
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ってなワケで、2019年お盆の旅の第3弾は、これまでとはガラっと変わって自然系の有名スポット探訪記です。
僕にとって人生3度目の探訪になったのですが、圧倒的な自然美に今回もただただ感動を受けました。
何度来ても楽しい秋芳洞と秋吉台の様子をお伝えします!


2019年08月12日 山口県美祢市 特別天然記念物秋芳洞


お盆の旅の二日目。いい天気です!
宿泊地である広島市内のホテルを出発して西へ車を走らせました。
事前の旅行計画としては、まずは宮島に行く予定でしたが、調べてみるとどうも厳島神社の赤い大鳥居が修復作業中で足場が組まれているって話だったので、急遽宮島には行かないことを決めました。
代わって行くことになったのが、日本屈指の鍾乳洞である秋芳洞です。
広島から秋芳洞へはすぐに行けそうなイメージを持っていたのですが、実際走ってみるとおよそ2時間半。意外に時間がかかってしまいましたね(^^;。

さて、さっそく秋芳洞に入洞です!
ここに来たのは15年ぶりくらいです。その頃の細かな記憶がほとんど消えてしまっているのですが、この大きく開いた洞窟入口は鮮明に記憶に残っています。
また会えたね、秋芳洞!
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真っ暗な洞内から流れ出た川は、夏の日を受けてエメラルドグリーンに。
これから足を踏み入れる神秘の世界を象徴するかのような風景に思わず足を止めてしまいました。
僕の写真の撮り方が下手クソだからしょうがないんですが、実際は下の写真よりももっと緑緑しています。
吸い込まれるような色。そして大勢の観光客が洞窟に吸い込まれていく!
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秋芳洞は、現在確認されている長さは8.9kmもあり、そのうち一般人が歩いて行ける長さはおよそ1kmです。
日本三大鍾乳洞(岩手・龍泉洞、山口・秋芳洞、高知・龍河洞)の文句なしの筆頭に数えられ、純粋な洞窟の長さで言っても国内第3位(1位ではない)の大鍾乳洞。
鍾乳洞好きにはタマラない観光スポットです!
僕も鍾乳洞は大好きなので、秋芳洞は何回来ても飽きない自信があります!(今回は3回目の訪問)。
秋芳洞の洞内の気温は、年間を通じて16~17℃前後、大きく口を開いている入口付近は季節によって多少温度が変わるみたいですが、基本的には一定の気温で、無論夏はとっても涼しい!
気温だけ見れば天国のようなセカイなワケです。気温だけ見れば
洞窟に入る手前の遊歩道の時点ですでにめちゃくちゃ心地よい冷風が吹いてくるので、これを浴びるだけでも秋芳洞に来てよかった!って思えてしまいます。


さて、いよいよ洞内に入りました!
ここからは暗闇の世界を手持ちで撮影した画像が続きます。ノイズにまみれた画像もたくさんありますが、ご容赦くださいね(^^;。
秋芳洞に入った途端に人がたくさん並んでいる行列がありました。
電光の案内板を見ると、どうやら「冒険コース」というものがあるらしい。
案内板に控えめに書いてある「きっとご満足いただけると思います。」という言葉が地味に効いてきます。
よし、行ってみるか!
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冒険コースは小学校低学年から大人まで楽しめるちょっとヤンチャな見学コースです。
一人300円を追加で払い、係の人から簡単な説明を受け、懐中電灯を借りて出発。
いきなり垂直な梯子登りから始まり、時には頭をぶつけてしまうような天井の低い部分を通り、滑りやすい足元に気をつけながら進んでいきます。
冒険気分を味わえます。
秋芳洞冒険コース、これは行っておくべき!
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冒険コースは多少のスリルも楽しいのですが、コースから見た光景がまたGoodなんです!
コースの途中、最も高いところから洞窟を見下ろせるスポットがあり、とても壮観な眺めを楽しめました。
ちなみに洞窟に入ってすぐのこのエリアは「青天井」と呼ばれていて、外から差し込んだ光が川面で反射して天井を淡く照らすとき、条件が合うと天井が青く見えることからこう名付けられたんだとか。
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ここまで冒険コースを歩いてきたワケですが、意外なほど体力を使い体は汗だくです。
で、実はこの秋芳洞、気温は一定なんですが湿度も一定でして、なんとその湿度95%と言われています。
つまり、涼しいんだけどむちゃくちゃジト~っとしていて汗が引かないんです。
冒険コースを味わいたい時は、洞内は涼しいとは言え、汗を拭くためのタオルは忘れずに。。。


さて再びメインコースに戻って洞窟を奥へ奥へと進んでいきます。
この辺りは「長淵」と呼ばれていて、川幅が広くて天井が高い。
ここが地底であることをあまり感じさせないようなスケールの大きさに圧倒されましたね。
どうしてこんなものが自然にできてしまうのか、自然の力に脱帽してしまいます。
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そしてしばらく歩くと、秋芳洞の中でも特に有名なスポットの一つ、「百枚皿」のお目見えです!
その名の通り、数多くのお皿があるように見えますよね。あるいは棚田のよう。
棚田は人が作ったものですが、百枚皿は気の遠くなるような年月をかけて岩と水が作り出したものです。
まるで意図をもって作られたような造形に、ただただ感動!
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さらにしばらく歩くと、今度は「洞内富士」という見所が。
確かに富士山っぽく見えなくもないのですが、形はともあれ日本一の「富士」を名乗るに相応しい堂々とした佇まい。
天井からポタポタと落ちる滴、その滴に含まれる炭酸カルシウムが長年堆積して、鍾乳石、石筍、石柱といったものができあがるんですが、この規模のものができるにはいったいどれだけの年月が必要なのか・・・考えても100年やそこらで寿命を迎える人間にはちょっとピンとこないです。
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ついさっきまではかなり幅広でゆったりと流れる川だったのに、この辺りはまるで渓流のように、小さな滝を速いスピードで流れ落ちていきます。
自分たちが普段目にする川も、下流ではたおやかですが上流はこのような沢になって流れています。
洞窟の中の川も、いろんな姿が楽しめるんですね。
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「千町田」(ちまちだ)というスポットです。
先ほどの百枚皿と似ているけど、こっちは傾斜がなくて平ら。
照明が暗いからかもしれませんが、百枚皿に比べるとどうしても地味めに目に映ってしまいます。
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次は「傘づくし」というスポット。
いわゆる鍾乳石や石筍といった鍾乳洞を代表する造形物が数多く見られるスポットです。
天井からぶらさがる鍾乳石が、まるで傘をぶら下げているように見えることから、傘づくしという名前がついたんだとか。
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上から垂れてくる鍾乳石、そして下から伸びてくる石筍、この二つが合体すると「石柱」という柱のような形になります。
「大黒柱」は石柱の分かりやすい例だったかな。
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中にはあと少しで石柱になろうとしているものもありました。あと1cmくらいで合体!?
実はこの鍾乳石と石筍は、以前秋芳洞を訪れた時の記憶にも残っていますが、あれから何年もたっているのにいまだにくっついていない。
それもそのはず、鍾乳石の成長スピードは1cm伸びるのに100年かかると言われています。
1mなら1万年、上の写真の大黒柱は2mほどの高さがあるので、およそ2万年です。
ということは、この鍾乳石と石筍がくっついて「石柱」認定されるには、あと100年ほどはかかるでしょうね。
残念ながら僕が生きている間にくっつくことはなさそう(笑)
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そして、いよいよ秋芳洞最大の見所と言っても過言ではない、「黄金柱」です!
「おうごんちゅう」と呼んでしまいますが、本当の呼び名は「こがねばしら」なんだとか。
高さおよそ15m、ビルの4~5階の高さに相当する天然の柱が洞窟の中にあるんだから驚きです。
岩の壁をつたって流れ落ちていた水とそれに含まれていた石灰分が長い年月をかけて作り出した、まさに自然の造形美!
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大迫力でため息しか出ない・・・。どうしてこんなものができてしまったのか・・・!
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「黄金柱」と先に見た「百枚皿」、この2つが秋芳洞の二大見所スポットと言えます。
ここまででかなりおなかがいっぱいになってしまうのですが、ここから先はさらに「黒谷支洞」が続きます。
ちなみに本洞はこの先は水没していて一般人は見ることができないそうですが、実際はこの先もまだまだ秋芳洞は続いています。

突如、まるで神社の狛犬のような岩が現れました。
これは天井から落ちる滴が長い年月かけて堆積した「石筍」なのですが、単なるタケノコのようなものではなく、人に何か強いモノをイメージさせるような立派な姿が形作られたようです。
「巌窟王」という名前がついています。
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「くらげの滝のぼり」という名前が付いているスポット。
その名前の通り、たくさんのクラゲが滝を勢いよく登っているかのように見えました。本当のクラゲに比べて力強さを感じます。
最近、インスタ映えするということでクラゲに若者の注目が集まっているようですが、こちらのクラゲも「インスタ映え」するかどうかは別として、なかなか見応えがあるものでしたね~。
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そして最後は「五月雨御殿」というスポット。
まるでシャンデリアのように無数の鍾乳石が垂れ下がっていました。
これまで百枚皿や黄金柱など、秋芳洞ならではの迫力ある光景を見てきましたが、鍾乳洞と言えばやっぱりこういう光景でしょ!
「THE 鍾乳洞」と呼べる光景は、秋芳洞でもちゃんと用意されていたんですね~。
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山口県美祢市 特別天然記念物秋吉台


秋芳洞から車でおよそ10分ほどでしょうか。
秋芳洞の真上にあたる場所に、秋吉台という広大なカルスト台地が広がっています。
秋芳洞に来たなら、その地上に広がる秋吉台もセットで見ておかないとね!
ちなみに、秋吉台を「カルストロード」というドライブウェイが走っていて、車窓からダイナミックなカルスト台地を楽しむことができます。
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秋芳洞の真上の地上部には、このようななだらかな台地が広がっています。
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カルスト地形とは、石灰岩などでできた山地が雨に浸食されてできた様々な特徴的な地形のこと。
先ほど見ていた鍾乳洞もカルスト地形ならではのものですが、例えばこのなだらかな台地(カルスト台地)、あるいはところどころ羊の群れのように見える白い岩(ピナクル)や、ピナクルが数多く見られる台地「カレンフェルト」も、カルスト地形ならではのものです。
秋吉台は日本最大規模のカルスト地形で、実に様々なカルスト地形が見られる貴重なスポットとなっています。
このような光景は普段の生活では目にすることはないものなので、とっても新鮮でした。
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広大な秋吉台、一体どこを見ておけばいいのか迷ってしまいますが、一番の見所は「秋吉台カルスト展望台」というところでしょうか。
大きな展望台、それにMine秋吉台ジオパークセンター「Karstar」などがある、秋吉台観光の拠点です。
ここなら石灰岩でできた地形に直に触れることができるし、お腹が空いているなら軽食をいただくこともできます。
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展望台からの眺めはとってもイイ!
カルスト地形ならではの光景が眼下に広がっていました。
遊歩道が整備されているみたいですが、あまり時間に余裕がなかったのでゆっくりと園地を歩く時間はとれませんでした。
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ってなわけで、本州最西端、山口県の一大観光名所である秋芳洞と秋吉台でした!
この秋芳洞は、実は僕が中学生の時、親に連れられて訪れたのが初めてでした。
今回は僕が親となって、子供たちを連れてくることができて、感慨深いものがあります。
子供たちも今回の旅の思い出を胸に、大きくなったらまた自分たちでこの地を訪れてくれたらなぁって思いました。

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<秋芳洞>
【駐車場】あり(400円/回)
【入場料とか】大人1200円、中学生950円、小学生600円、未就学児無料
【所要時間】1時間(片道)

【地図】



【リンク】
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