17 2019

「海の京都」の観光地、伊根の舟屋群を訪ねて/舟のガレージがズラリと並ぶ伝統的な町並み

見所が満載の京都の海。
特に日本三景の天橋立や琴引浜・八丁浜などのビーチが思い浮かびますよね~。
どちらかというと自然の中の海岸風景を楽しむのが京都の海、そんな印象を持っているのですが、それだけではありません。
丹後半島の東側には、昔ながらの舟屋や住居建ち並ぶ古い町並み、「伊根の舟屋群」と呼ばれている地域があるというのです。
国により重要伝統的建造物群保存地区にも指定された歴史ある町並みを散策してきました!

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現代の家には車用のガレージがあるように、ここ伊根湾沿いの家には舟用のガレージがフツーに見受けられます。
家から直接舟に乗って海に出られるなんて、平地の民にはちょっと想像できない暮らしですよね。

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同じ京都府の京都市は今では世界的に有名な観光地になり、国内外から多くの観光客が訪れています。
かたや丹後地方は、京都市のような華やかな街はなくて地味な印象を持たれる地域かもしれませんが、最近は京都市と肩を並べるくらいの国際的な観光地にしようと、「海の京都」という事業が繰り広げられています。
一大観光地に生まれ変わろうとしている「伊根の舟屋群」を散策してきたので、その様子をお伝えします!

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伊根は決して子供向けの観光地ではないんですが、海を見ながらの散策は娘たちも新鮮だったみたいです(^^)。


2019年07月14日 京都府与謝郡伊根町 重伝建「伊根の舟屋」


昔からちょっと気になっていた京都の観光地、「伊根の舟屋」
京都府伊根町の伊根湾を取り囲むように建ち並ぶ昔ながらの舟屋集落です。
一階が舟のガレージ、二階が居住用スペースという独特の建物「舟屋」がおよそ230軒も集まっていて、日本ではおそらくここだけでしか見ることのできない貴重な情景を作り出していて、国の重要建造物群保存地区(重伝建)にも指定されています。

僕の住む金沢から京都北部の伊根までは、北陸道・舞鶴若狭道・京都縦貫道・R178を走っておよそ5時間。
同じ京都府内でも京都市なら3時間もあれば着けるのに、伊根などがある丹後半島はとても遠い(^^;。
車の場合は伊根の駐車場事情が気になります。集落に有料駐車場もあるけど、混雑が心配な場合は少し歩くけど「道の駅 舟屋の里伊根」がおすすめ。
無料駐車場・自販機・トイレ・お食事コーナー完備。困ったときは道の駅に限る!
そして、ここの道の駅の魅力はそれだけではない!
展望台があり、そこからは伊根湾が一望できたのだ!
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上の写真、真ん中に島がデーンと鎮座していますが、これは伊根湾に浮かぶ「青島」。
この島が自然の防波堤の役割を果たし、伊根湾は波静かな良港にもなっているんですね。
また、道の駅から見て青島が浮かぶのが南方向。つまり伊根湾は日本海では割と珍しく南に開けた海になるんです。


道の駅に併設の展望スポットから見下ろした伊根の舟屋集落。
天気が良かったら海の青さや山の緑が非常に美しかったんだろうけど、あいにくこの日は今にも降りだしそうな空でした。
しかしまぁ、それでも眺めは最高です!
伊根湾と山の間の非常に狭い土地にビッシリと舟屋が建ち並んでいるのが分かりました。
集落は思っていた以上に広くて、全部歩いて回るのは大変だろうなぁと思いました。
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展望台から望遠レンズで舟屋群に寄ってみました。
こうやって見てみると、本当に海岸ギリギリのところに舟屋が建っていることがわかります。
「日本のベネツィア」の異名を持つのもナットクです。
ちょっとした高潮なんかがあった場合、余裕で舟屋も水に浸かりそうなんですが、ちょっとくらい浸水しても大丈夫なような作りになっているんでしょうね。
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高台にある「道の駅 舟屋の里伊根」は、伊根集落から車で向かうと少し離れているように感じるけど、徒歩であれば山を一気に階段で降りられるので、実はそんなに時間はかかりません。
でも200~300段ある階段なので、行きはよくても帰りに集落から戻る時はちょっと疲れるのは覚悟しましょう(^^;。
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伊根の集落はこんな感じ。ありふれた漁村のようにも見えますが、貴重な舟屋集落です。
車のすれ違いが困難なほどの細い路地を挟んで、左側(海側)に建つのが舟屋、そして右側(山側)に建つのが母屋
つまり、海側にはガレージ兼作業小屋が建ち、山側にはちゃんとした居住スペースが建っていて、集落の人たちは道を挟んだ建物を行ったり来たりしながら生活しているということです。
舟屋のほうは、今ではその二階部分も居住用に使われることが多くなっているそうです。
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高台にあるお寺から集落を見下ろしてみました。
海と山の狭間に舟屋や家屋が所狭しと並んでいるのが分かります。
伊根の舟屋は昔から2階建てがデフォルトだったようですが、こんなに狭い土地だからしょうがなく2階建てになったんだとか。
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しばらく集落を歩いていると、ところどころ海側から集落を眺められるスポットがありました。
ここまで海に近いとうか、海に「接した」暮らしというのは、平地に住む僕にはちょっと想像ができません。
出れば目の前が海、しかも浜とかがあるわけではなくて、直接海水に触れられるんです。そして魚が泳いでる。
常に水の音を聞き、磯の香を感じながらの暮らしなんでしょうね。
ちなみに舟屋の目の前の海は底が見えたけど結構深そうだったので、小さな子供は間違っても落っこちちゃあいけません!
そう言えば、舟屋から釣り糸を垂らして魚釣りを楽しんでいる人もいましたが、釣り好きにはたまらない暮らしかもしれません。
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中でも、湾の最も奥に位置する「伊根浦公園」は、舟屋を写真に収めることができるベストなシャッタースポット。
東屋やベンチがあって一休みすることもできるし、広場なので舟屋をバックに記念写真も簡単に撮ることができます。
また、この伊根浦公園の付近に有料駐車場があったので、道の駅から階段を降りたり登ったりが面倒という人は直接ここまで乗りつけてもいいのかも。
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伊根浦公園からの眺めは、伊根の舟屋群を代表する景観なんじゃないかな。
ここでマッタリと時間を過ごすと幸せになれそうな気がしました。
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へぇ~、舟屋ってこんな風になってんだ!
一応人が生活しているところなんですが、ついマジマジと眺めてしまいましたね~。
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舟屋の中は海に向かって降りていくようにゆるやかなスロープ状になっていて、海から直接舟を建物の中に引き込めるようになっているそうです。
内部は意外と狭くて、ここに停められるのは人が手で漕ぐような小さな舟までだと思います。
最近のモーターボートは大きさ的にちょっと厳しいでしょうね。
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江戸から昭和にかけての古い舟屋が並ぶ一角に、ちょっとだけシャレたスポットがありました。
舟屋のように見えるけど、実際は舟屋を模して造られた商業施設やフリースペースで、「舟屋日和」という観光施設なんだそうです。
カフェ、寿司レストラン、物産コーナー、祭事用舟置き場などがありました。
こういうところで食べるランチはきっと美味しいでしょうね。
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遊覧船に乗って海から舟屋集落を眺める、というテもあります。
僕も一人だったなら遊覧船に乗っていたかもしれませんが、娘たち3人連れていてちょっとフットワークが重くなっていたので遊覧船は断念しました(^^;。
いつになるか分からないけど、次に伊根に来る機会があったなら、是非船の上から楽しみたいものです。
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ってなワケで、「海の京都」を代表する観光地、伊根の舟屋群でした。
途中、なぜか娘が「たい焼きが食べたい」と言い出したので、観光案内所でたい焼きが食べられる店があるかどうか聞いてみたのですが、伊根でたい焼きが売られるのはお祭りの時、つまり年に1回だけなんだとか。
「宮津まで行けばあるかもしれません」とおっしゃっていましたが、おい宮津って30kmも離れてるぞ(笑)。
片道1時間近くかけなければたい焼きが食べられない、そんな何もない町ですが、だからこそこうして古い町並みや港の風情が楽しめるんですよね。
日頃の疲れを癒すには持ってこいの町でした!
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<伊根の舟屋群>
【駐車場】あり(集落内の駐車場は100円/30分。道の駅の駐車場は無料)
【入場料とか】無料
【所要時間】2時間

【地図】


【リンク】
海の京都、伊根町の良いとこをお届け
伊根の舟屋を旅する
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京都府 伊根町 重要伝統的建造物群保存地区 ドライブコース 海岸風景 展望台

2 Comments

まっさ  

>ぽてとぉ~さん

こんにちは♪
天気が良ければもっといい景色になっていたと思います。
京都と海ってなかなか結び付かないんですが、京都の海は本当にきれいなんですよね~。
北陸から結構距離があるので、舞鶴あるいは天橋立と一緒に効率よく楽しみたいですね。
是非ぽてとぉ~さんも訪ねてみてください(^^)

2019/09/08 (Sun) 10:50 | EDIT | REPLY |   

ぽてとぉ~  

伊根の舟屋の素朴な街並み とても素敵ですね~

日本のヴェネツィアみたいで、わたしも一度でいいから行ってみたいな~と感じました(*'▽')♪

その時は、舞鶴観光も一緒にしたいから、1泊2日・・・かなぁ~(*‘ω‘ *)

家族との素敵な写真、いつも楽しみに見ております。

これからも楽しみにしております~(*'▽')♪

2019/08/23 (Fri) 09:10 | EDIT | REPLY |   

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