10 2019

越前の小京都、越前大野のお城と武家屋敷・城下町をぶらり散歩

越前大野という街はご存知でしょうか。
福井県の東部に位置し、周囲を山々に囲まれた盆地の真ん中に、お城と城下町があります。
大野は「越前の小京都」「北陸の小京都」とも呼ばれていて、碁盤の目状に整備された町割りが今も残っています。古い町並みが好きな人には是非とも訪ねてほしい街のひとつです。
小さい頃に親に連れられて何度か訪ねたことがあるんですが、大人になってからはあまり来る機会がありませんでした。
今回、ふと「そう言えば大野をゆっくり回ったことが最近ないな」ということに気がつき、カメラを持って久々に訪ねてみることにしました。


「天空の城」の異名を持つ越前大野城
20190608144906.jpg


かつての武士の暮らしが垣間見える武家屋敷、旧内山家
20190608154834.jpg


寺院が立ち並び綺麗な景観を残す寺町通り
20190608164948.jpg


見所がコンパクトにまとまっていて、半日もあれば旧城下町の魅力をたっぷりと味わうことができる街でした。
今回はそんな越前大野のお城や町並みをお伝えします!


2019年06月08日 福井県大野市 越前大野城


「北陸の小京都」の異名をもつ、福井県大野市。
僕の住む金沢からは車で国道157号線をひた走り、およそ1時間半ほどで着くことができます。
頭に「越前」という旧国名をつけて「越前大野」と呼ばれることが多いんですが、大野よりも越前大野のほうがなんとなく格式高く感じるし、語感もなんとなく素敵☆
最近は「越前おおの」と市名を平仮名で表し、親しみやすさや柔らかさを前面に出している気がします。

大野と言えば、目玉は越前大野城。
でもお城だけじゃなくて、城下町ならではの町並みやお屋敷があって、一日楽しめる観光地と言えるでしょう。
大野の観光の拠点は「結(ゆい)ステーション」
越前大野城や旧城下町の近くで、お土産屋さんやトイレもあり、大きな駐車場もあり。
ひとまずここに車を止めて、早速お城に向かいましょうか!
20190608140816.jpg


結ステーションからは越前大野城が見えます。
越前大野城は山の頂(亀山:標高249m)に天守があり、麓の城下町から天守へ向かうにはプチ登山が必要です。
登山とは言っても、城下町の標高が180m程度あるので、実際に登らなければならない高さは100mもありません。
でもいざこうやってお城を見上げると、ちょっとシンドそう・・・(^^;
20190608140507.jpg



越前大野城はここ数年ほどで急に注目を集めるようになりました。
写真好きなら誰もが憧れる「天空の城」としてあまりにも有名になりましたよね。
大野盆地や大野の城下町が一面濃い霧に覆われ、お城のある山だけが雲からひょっこり頭を出すそのシーンは、越前大野のシンボル的な情景としてTVなどにたびたび出てきますが、実際そう頻繁に見られる光景ではないらしいです。
天空の城に会う確率を上げたいなら晩秋の11月頃がオススメらしく、間違っても夏に来ちゃダメ(^^;。
もちろん、天空の城に出会えなくても、単にお城や城下町を楽しむためだけでも十分楽しめますよ。
20190608140853.jpg


結ステーションから大野城に向かう途中、天守がある亀山への登山口にあたる「柳廼社(やなぎのやしろ)」は、その名の通り美しい柳の木が印象的でした。
この神社は幕末の大野城主、土井利忠を祀るものなんだそうです。
下の写真では小さく写っていてよくわからないけど、ここの狛犬はお尻を空に突き上げた珍しい格好をしています。
狛犬って普通は座っていますよね?
20190608141408.jpg


天守への道は登山道というよりも、遊歩道といった感じ。歩きやすいです。
途中階段が何ヶ所かあります。
階段を避けて通るルートもあるけれど、その分距離が長くなってしまうので、早く頂上へ行きたい場合は積極的に階段を選びましょう。
20190608141844.jpg

20190608143133.jpg


本丸にある越前大野城の石碑。
ちょっとしたシャッタースポットです。
天守はすぐそこです!
20190608150737.jpg


越前大野城の天守。ちょっと小振りでかわいらしい天守です。
1968年に再建されたそうですが、史実に忠実ってワケじゃなくて、築城と同年代に建てられた他の城などを参考にして造られた、「きっとこんなだったんだろう」を具現化してみせたものです。
今ではすっかり越前大野を代表する観光名所。これまで半世紀にわたって大野の町並みを見下ろしてきたワケですね。
天守の中は資料館になっていて、大野城の歴史について知見を深めることができます。ちなみに資料館は撮影NGなので、残念ながら内部の様子はお伝え出来ません(^^;。
20190608150625.jpg

20190608143718.jpg

20190608150210.jpg


天守のシャッタースポットはいくつかあるんですが、逆光に悩まされます(^^;。
綺麗な写真を撮りたいなら、朝がオススメですかね~。
20190608145556.jpg


こちらは天守の隣に建つ小天守。
単体で見れば地味な建造物かもしれませんが、小天守があってこそ大天守がより引き立ち、全体として「城み」がより醸し出されると僕は考えます。
名脇役の小天守バンザイ!
20190608143941.jpg

20190608143553.jpg



大野に来たのなら是非とも味わっていただきたのが天守からの城下町の眺め
一生懸命頑張って山の頂上まで汗流して歩いてきた見返りとして、大野市街・大野盆地の素晴らしい景色を堪能できるんです!
これを見るために大野城に行くんだ!と言っても過言ではありません。
この日はスッキリとした青空ではなかったけれど、満足のいく展望を楽しむことができました。
そして風が気持ちいい!
20190608144846.jpg

20190608145015.jpg

20190608145122.jpg

20190608144922.jpg


城下町大野(旧内山家と寺町通り)


大野に来たら、お城だけ見て大野を出てしまう人も多いと思いますが、城下町の散策も結構楽しいです。
大野城の興奮(?)が醒めないうちに訪れたのが、大野城の城山のすぐ麓にある武家屋敷、「旧内山家」です。
幕末に大野藩家老として活躍した内山七郎右衛門良休の邸宅で、当時の武士の暮らしぶりが伺えました。
入館料は200円とお手頃ですが、内容は盛りだくさんで結構楽しめます。
20190608154134.jpg

20190608154717.jpg


内山七郎右衛門良休の写真。
これ、もし小さな子供が夜に見たら、ちょっとトラウマになるかも(^^;
20190608160141.jpg


ここのお庭が結構綺麗なんですよね。
縁側に座ってぼーっとお庭を眺めるのもたまにはいいかなと、ちょっとジジ臭いことを思ってしまいました。
お庭は眺めるだけでなく、庭に降りて歩くこともできました。
20190608154544.jpg

20190608155158.jpg

20190608155255.jpg

20190608154409.jpg

20190608155712.jpg


「衣装蔵」なる建物があって、その名の通り中は衣装箪笥がズラリ。
お偉いさんは着る服もいっぱいなんでしょうか。
いや、そうでもないか。僕は全然偉い人間ではないけれど、家の中は嫁・子供の洋服にまみれているし(笑)。
こういう蔵が一つほしいと思いました。
20190608160501.jpg



せっかくだから城下町も少し歩いてみよう!
越前大野は「北陸の小京都」としても知られていますが、それはまるで京都のように碁盤の目状に道が整備されているからです。
当時の町割りは今もシッカリと残されていて、大野の観光資源にもなっています。
20190608163609.jpg


中でも、お城から東へ500mほど離れたところにある寺町通りは、城下町大野を象徴する町並みとして知られているので、歩かないわけにはいきません。
その名の通り、9つの宗派16のお寺が石畳の通りを挟んでズラっと建ち並んでいて、なかなかの眺め!
電柱が玉に瑕ですが(^^;、昔の趣が感じられましたね~。
古い町並みが好きな人なら、きっと楽しめるんじゃないかな。
20190608162212.jpg


静かで落ち着いた町並みです。
大野市じたい、そんなに観光客がワンサカと訪れるような賑やかさはないんだけど、市街地の辺縁部にある寺町通りはお城なんかに比べて人通りが少なかったです。
でもそれがまたイイんですよね~。これでお寺の鐘が聞こえてきたらもっとよかったかな(^^)。
20190608162522.jpg

20190608162415.jpg

20190608164805.jpg

20190608163938.jpg

20190608162539.jpg



僕の住む金沢にも「寺町」というのがあります。一向一揆から城を守るために、町の一角に寺院を集めたということです。
お城の防御手段として町の周囲に寺を集める「寺町」は各地に見られるのですが、大野の寺町通りもきっとそんな意図をもった「都市計画」だったんでしょう。
寺町通りのどのお寺も観光用の大寺院って感じではないので、ずかずかと門をくぐって中に入るのはさすがにちょっと憚られます。
門構えを見て回るだけでもいんじゃないかと。
20190608163101.jpg

20190608163357.jpg

20190608163842.jpg



ってなわけで、北陸の小京都、越前大野でした。
今回は大野城、旧内山家、寺町通りの三ヵ所を見て回りましたが、これ以外にも見所が市内に散在しるし、少し足を伸ばせば九頭竜湖など自然を満喫できるスポットも多数あります。
最近は中部縦貫自動車道が大野ICまで開通し、北陸道からノンストップで行けるようになったので関西方面からのアクセスは抜群に向上しました。
2023年には北陸新幹線が敦賀まで延伸され、関東から鉄道でのアクセスも便利になるハズです。
越前大野はこれから注目される観光地になるかもしれませんね~。
20190608162402.jpg



<越前大野城>
【駐車場】あり(無料 結ステーションに駐車)
【入場料とか】200円
【所要時間】1時間30分

<旧内山家>
【駐車場】あり(無料 結ステーションに駐車)
【入場料とか】200円
【所要時間】30分

【地図】


【リンク】
天空の城 越前大野城
越前おおの観光ガイド
関連記事
スポンサーサイト



福井県 大野市 お城 展望台 神社仏閣 日本庭園 城下町

0 Comments

Leave a comment