01 2019

埼玉・群馬・栃木の三県境に立つ!3県を一度にまたげる珍スポット(2019年ゴールデンウィーク旅④)

北海道と沖縄県以外の45都府県に住んでいれば、「県境」という言葉は馴染みのある言葉だと思います。
でも県境はそこから先が自分の暮らす世界ではない「異世界」なわけで、県境を越えれば文化も県民性も違う。県境とは、日常世界と異世界を隔てるいわば「結界」みたいなものなんです。
住んでいる街にもよると思うけど、地方に住んでいたら県境って結構特別なラインなんですよね。

そんな県境は、身近であるとは言ってもそう簡単にまたげるものではありません(一部の人は毎日またいでいるかもしれませんが)。
山間部とか大きな川とか、普段の生活圏から少し離れた場所に県境が引かれていることが多いので、県境をまたぐことって普段はあまり多くなくて、ほんのちょっとだけだけど特別な体験だったりするわけです。
ところが、関東平野のど真ん中に、3つの県をわずか3歩程度で回ることができるスポットがあると聞きました。
地理好きの僕には非常にタマラナイ場所です。
そんなわけで、埼玉県・群馬県・栃木県が1点で交わる「三県境」を今回訪ねてみました。

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県境はほとんどの場合目に見えるものではないんだけど、この三県境は違います。
とても明確に県境が表現されているんです!
そして三つの県が交わる「点」さえも分かり、触れることができるという、非常に稀有なスポットなんです。

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好きな人にはたまらない。
興味がない人には全くハマらない。

そんな「珍スポット」をご紹介しましょう。
僕はとっても満足でしたよ(^^)


2019年04月29日 埼玉県加須市・群馬県邑楽郡板倉町・栃木県栃木市 三県境スポット


北海道と沖縄県以外の日本の都府県は別の都府県と接しているので、「県境」(ここでは府や都との境もまとめて県境と言います)はあちこちにあります。
ちょっと旅をした時に、県境を何本も超えることもありますよね。
ところで、県境は県境でも三つの県が交わる場所が国内にはいくつかあって、それは線ではなく点で表現されます。
俗に「三県境」と呼ばれていて、日本には48ヶ所もの三県境が存在すると言われています。

なんだ、48ヶ所もあるんか、全然珍しくないな・・・。
なんて思うかもしれませんが、三県境の大半は山奥や川に存在していて、そこに到達することが非常に困難なんだって。
試しに僕の地元付近の三県境、「石川・富山・岐阜」の三県境と「石川・福井・岐阜」の三県境を地図で見てみましたが、とんでもない山奥というか高い山の頂だったりして、標高も2000m近く。一生そこに行くことはないと断言できる(笑)。
それほどまでに三県境というのは遠くて尊い存在なんですが、なんと全国で唯一、平地のど真ん中で簡単にアクセスできる三県境が存在するというのです。

「埼玉・群馬・栃木の三県境」がその稀有な三県境で、最近はこれを観光地にしようという動きがあって、誰でも簡単に三県境を踏めるよう、綺麗に整備されたみたいです。
渡良瀬川遊水地、道の駅きたかわべの近くを車で走っていると、下の写真ような看板が見られました。
運転していると見落としてしまいそうな大きさだけど、最近立てられたと思われる綺麗な看板です。
「三県境」の文字に、心が躍るのだ。
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県境というのは、多くの場合川とか山とか、地形的・地理的に2つの地域を分断している障壁とともに存在するイメージなんですが・・・
ここは何の変哲もない宅地と田園地帯。
地方都市ならどこにでもあるようなありふれた光景なんですが、この先に本当に「三県境」があるんだろうか??
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看板に従ってしばらく進んでいくと、田畑や住宅が広がるエリアに突如現れたのは、綺麗に舗装された遊歩道です。
その先には、何か小さなモニュメント?看板?っぽいものがゴチャゴチャと立っているのが見えます。
あれか、あれがウワサの三県境か!
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三県境へダッシュする娘たち(笑)。
もちろん、そこが「三県境」であるということは子供たちは知りません。県境なんて全く興味がございません。
単に、なんかいっぱい立っている、面白そう、という感情だけで動いております。
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やった!ついに三県境を見ることができたぞ!
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ここが「三県境」。
埼玉県加須市、群馬県邑楽郡板倉町、栃木県栃木市が交わる点です。
田んぼ・畑の境界に小さな川というか溝があって、それが県境になっているようです。
三つの溝、つまりは三つの県境が交わる一点には杭が打ってあって、それを取り囲むように砂利がしかれていて、腰掛けるスペースなんかもありました。
三つの県の交点が「これでもか」というほど分かりやすく表現されています。
県名を記した立て看板があって、どこからどこまでが何県か、というのも視覚的にとっても分かりやすく表現されていますよね。
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これが三県境の核心部。
三つの県が交わっていることを示しています。
「三県境界」と記されているその文字の上の十字線の中心こそが、群馬・埼玉・栃木の三つの県の境になります。
この上に掌を置いてみてください。
そうすると、自分の小さな掌の中に、なんと三つの県が存在していることになるんです!

三つの県を手中に収めるなんて、なかなか経験できることではございませんよ。
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手作り感満載の看板などがたくさんありました。
地元の方により作られたものだと思いますが、興味がない人にも三県境の素晴らしさや価値を伝えようという、三県境への愛を感じずにはいられません。
「日本には40か所以上の3県境がありますが、平地にあるここは大変貴重な存在であると言われています。」
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なぜ、平地のここが三つの県の境になったのかの説明も書かれていました。
渡良瀬川遊水地を作るために、県境だったかつての渡良瀬川と谷田川は流路が変更されました。
しかし川の流れが変わっても、県境は場所を移さずに昔の流路上に留まっていたようです。
川だった場所はやがて埋め立てられて陸地になり、田んぼや畑に転換されました。
このような経緯があって、もともとは川の中にあった三県境が陸地となり、今では最もアクセスしやすい三県境として観光地化しているのです。
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道の駅のそばや野菜を宣伝しています。
少しでもお金を落としてほしいんですよね、わかりますw
いやしかし三県境という非常に貴重なスポットがここまでラクにアクセスできるようになったのは、付近を綺麗に整備してくれた地元の方々のおかげだと思うのです。
整備にはお金だって相当かかったでしょうから、どうぞ皆様も道の駅でお土産を買ってあげましょうよ。
ちなみにこの道の駅では渡良瀬川遊水地のことが詳しく説明されていて、パネルを見るだけでも結構面白かったです。
地理が好きなら、道の駅きたかわべにも是非立ち寄っていただきたいです。
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お土産に、「三県境訪問記念スタンプ」なんていかがでしょうか?
台紙とスタンプと朱肉がちゃんと用意されているのが感動!
きっと小さなこどもたちも喜んでスタンプ押すんじゃないかなって思います。
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「さんぽで三県!!三県境」
地理好きにはたまらないスタンプですよw
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「三県境ノート」。
旅の思い出を綴り、共感するノートもありました。
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管理されている方へ謝りたいことが一つ。
このノートにうちの娘たちが思いっきり落書きをしてしまって誠に申し訳ないです。
彼女たちが成長したら、もう一回この地を訪れて、ノートにちゃんとした想い出を書き記すよう言って聞かせます。
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記念写真を撮る人のためにスマホ台まで用意されています。
「ふ~ん」で済まさないための工夫が至るところにあって、本当に感心します。
一人でこの地に来る人も多いでしょうが、ちゃんと三県境を踏んだ証拠写真が一人でも撮れるようになっています、ご安心ください。
グループで来ても、こういったスマホ台は役に立ちますよね。
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この地に来たら、やってみたいことがありました。
それは、三姉妹が別々の三県で手をつなぐということ。
長女が群馬、次女が埼玉、三女が栃木。
三姉妹が別々の県に立っているのを同時に収めることができるのは、日本広しと言えどもここだけでしょう。
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さらに、左足を群馬県に、右足を埼玉県に、両手を栃木県に。
一人の人間が同時に三つの県に触れるという体験も、ここならではですよね。
あー!
ちなみに県境になっている溝ですが、お世辞にも綺麗とは言えません。
同時に三県に触れることを試みる人は多いでしょうが、誤って溝に落ちないように十分に気をつけてくださいね!
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ってなワケで、気軽に訪れることができる日本唯一の三県境、群馬・埼玉・栃木の三県境でした。
僕がいたのはほんの数十分ですが、その間にも何人もの人が変わるがわるここに来ていました。
三県の交点が定まったり遊歩道が整備されたりしたのはほんの最近のことで、メジャーな観光地になるためにはこれからが正念場だと思いますが、確実に知名度は上がってきているんじゃないでしょうか。
気軽に訪れることができる三県境は、日本広しと言えどもここだけ。
皆さんも貴重な体験をするために、一度はこの地に足を運んでみてはいかがでしょうか?
一度に三県に触れるというミラクルな体験は、結構楽しいですよ。
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<三県境>
【駐車場】あり(台数が少ない。満車の場合は近くの道の駅きたかわべを利用)
【入場料とか】無料
【所要時間】30分

【地図】


【リンク】
板倉町からの紹介
栃木市からの紹介
加須市からの紹介
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