18 2019

想像以上の迫力!日本三名瀑「袋田の滝」新緑シーズン(2019年ゴールデンウィーク旅②)

日本三名瀑というのはご存知でしょうか?
いわゆる「三大モノ」の一つで、国内で最も著名な3つの滝のことを指し、今回訪ねた「袋田の滝」もその三名瀑の一つとして知られています。

袋田の滝は首都圏に近いことから毎年多くの人が訪れ、ちょくちょくTVなんかでも取り上げられています。
話題になるのは鮮やかな紅葉の時期か、または滝一面が凍りついてしまう真冬のシーンが中心だと思いますが、僕が初めて訪ねた袋田の滝は新緑シーズンでした。
実は袋田の滝に対しては、それほど「行きたい」という思いは強くなかったんです。
なぜなら、滝と言ったらあの垂直に落下する豪快なサマでなければ見応えがないんじゃないの?と勝手に思っていたからです。
2019年のゴールデンウィーク、茨城のネモフィラを見た後にもう一か所茨城で行くとしたら・・・と考えたら、ふと袋田の滝が頭に思い浮かんだのでした。
「しょーがない、せっかく茨城にいるんだから行っとくか」くらいの気持ちで袋田の滝に向かったのですが・・・
そこで出会った光景は想像よりもはるかにスケールが大きく、迫力のあるものだったので驚きました!

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この目で見るまでは三名瀑に数えられるのが不思議に思っていた袋田の滝ですが、ナマで見たら考えが変わりました。
これはこれで三名瀑にふさわしいかもしれないと。
僕にとっての「名瀑」の基準が大きく変わるほどのインパクトを受けた、袋田の滝。
その初夏の様子をお伝えします!

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2019年04月28日 茨城県久慈郡大子町 袋田の滝


2019年ゴールデンウィークの旅。
今回の旅の大目当てだったひたち海浜公園のネモフィラ鑑賞が終わり、次はどこに行こうと途方に暮れていた(笑)その時にふと思い出したのが、茨城県の北部にある「袋田の滝」です。
観光客の中には僕みたいにネモフィラと袋田の滝をセットで見に行こうって思う人も少なからずいるかと思いますが、ネモフィラ咲くひたちなか市から袋田の滝までは、同じ茨城県内だから近いように思えて実はそんなに近くもなく、距離にして60km。すべて下道なので車だと2時間の結構長い移動になります。
田舎の道をひたすら走り、袋田の滝に着いたのは16時前でした。
大渋滞に見舞われたひたち海浜公園に比べ、袋田の滝は想像していたほど混雑していなくて、割と近めの駐車場にすんなり車を入れることができました。まぁ時間も時間だったので、お昼時ならもっと混雑していたのかも。

袋田の滝は「滝川」という川にあり、滝川はやや山を下ると久慈川に合流します。
その滝川では鯉のぼりが気持ちよさそうに泳いでいて、初夏の風情が漂っていました。
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車を止めてから10~15分ほど徒歩が必要です。
途中、清らかな滝川が眺められたり、お土産屋を見て回れたり、八重桜が咲いていたりするので、歩くのはそんなに苦になりません。しかしこの日すでに9時間運転していて、ネモフィラを見て回った後の徒歩、しかも上り坂は結構堪えるw

途中、階段を使った花壇がありました。
パっと見た感じじゃ何の変哲もない花壇なんですが、よく見ると花文字なんですね。
「大子♡(ハート)」と書かれているように見えます。
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さてここで三名瀑について。
日本三名瀑と言えば和歌山県の那智滝と栃木県の華厳滝、この2つは誰もが知っていて、誰もが三名瀑に含めることに異論のない滝だと思うですが、3つ目の滝がなかなか出てこない・・・、というか定まってはいないらしいんです。
三大モノ「あるある」ですよね、3つ目が他の2つよりワンランク下がり、かつ諸説あるっていうのは(^^;。
ちなみに僕の暮らす北陸には泣く子も黙る落差日本一の「称名滝」がありますから、北陸の人間にしてみれば三名瀑は、那智滝・華厳滝・称名滝だろう、どう考えたって・・・ってのが本音です。
(何で称名滝が三名瀑の筆頭に数えられていないのよ、あんなに綺麗で豪快な滝なのに・・・ブツブツ・・・)
それに滝と言えば豪快に垂直に落下して岸壁をえぐるアレですよ、あの迫力こそが滝だろうと思うのに、袋田の滝にはそんな迫力がなくて、よく言えば優しくて穏やか、悪く言えば弱々しくて中途半端な滝というイメージを持っていました。
そんなワケで、内心はあまり高い期待を抱かずに、有名観光地に足を運べただけでよしとしようや、くらいの思いで袋田の滝へ向かったのです。

ただし実物を見て意識は変わりましたが!


滝のそばには2つの観瀑台があって、そこへ向かうには専用のトンネル(袋田の滝トンネル)を歩いていき、またエレベーターにも乗ります。
車を降りて目の前に滝があるよりも、このようにトンネルをくぐったところに滝が突如現れる、というシチュエーションは結構気分が高まりますよね。
ただ、こういうトンネルやらエレベータやらがあるおかげで、滝を見るためにお金を払わなくちゃいけないんだよな(笑)。
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ここは「恋人の聖地」にもなっているようです。
しかしまぁこの恋人の聖地ってのは全国にチョコチョコとありますよね。
別にそれを狙って旅しているわけではないんだけど、行ったらたまたま恋人の聖地だったというケースはかなりの数になります。
手前のモニュメントは大子町の鳥でもあるオシドリをモチーフにして作られたもので、仲睦まじいカップルを表現しているのかな。そそんなことよりも向こう側には新緑が萌えていて眩しい!
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袋田の滝トンネルの入口は2か所あるようで、僕が入った入口とは別に吊橋のある入口もありました。
ここでいったんトンネルを出ることができる(半券があれば再入場できる)ので、せっかくだからトンネルを出て吊橋を渡ってみました。
袋田の滝のザーっという音が耳に心地よい。
そして新緑に包まれた滝川の渓谷が目に心地よい。
日頃の疲れが癒されていく、なかなかいいトコロじゃないですか!
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滝のほうに目をやると・・・
おぉ、袋田の滝が見える!
なんだ、しかも想像を超えて結構デカい滝かもしれないぞ!

これまで抱いていた袋田の滝への「中途半端な滝」というイメージは、ここで払拭されました。袋田の滝は想像以上に大きい。
(ご存知の人も多いと思いますが、ここで見えているのは袋田の滝の全貌ではなく、さらにこの上部にも広がっているんですよね)
滝の正面に構えるのが第1観瀑台か、早くあそこを目指さなければ!
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滝の岩壁は水に削られてとても滑らかに見えますが、周りの崖はかなり切り立っていました。
これが自然が作った造形なのか・・・なんともスケールが大きい。
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再びトンネルに戻り、しばらく歩いて第1観瀑台に着きました。
こ、これは意外とすごいゾ。。。
目の前にこれほど大きな滝が迫るシーンはなかなか他にはないかもしれません。
那智滝や華厳滝に比べると、高さはあまり感じないけど、とにかく横幅が異様にデカいことに近づいてみて初めて気がついた!
ボリュームという点では日本屈指なのかもしれない。
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(下のほうに映っている子供たちと比較すれば、その大きさがわかるかと)


自分の持ってるレンズじゃ滝が全然入りきらない。
滝の横幅の半分くらいしか収められないんです。
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袋田の滝は落差およそ80m(120mと謳われていることもあるけど実際は120mもないそうです)、幅73m。
この落差を4段の滝で流れ落ちるので、「四度の滝」という異名をもつそうです。
垂直に落ちる滝とは違って岩肌に沿うように流れ、まるで巨大なウォータースライダーのように見えなくもない。
下の写真は第1観瀑台からのものですが、真正面に見えているのは3段目の滝で、その上に2段目、さらにその上にかろうじて1段目が見えています。
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水量がもう少し多ければもっと迫力が出て良かったかもしれません。
まぁ水が少ないということは天候が安定した旅日和であるということなので、あまり文句は言えませんけどね。
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さっき第1観瀑台を見上げた吊り橋を今度は見下ろします。
新緑がまたイイ!
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第1観瀑台は迫力はすごいけど、あまりにも近すぎて滝全体の姿を見渡せないという欠点があります。
やはりさらに上の第2観瀑台を目指さなければ!

第1観瀑台からエレベーターで上へ昇っていくと、第2観瀑台に到着!
高さは第1観瀑台に比べておよそ50mも高いそうで、第1観瀑台からはあまり見えなかった滝の1段目もとても綺麗に見えました。
ここまで来てようやく「袋田の滝を見た!」という気になれましたね~。
ちなみにこの第2観瀑台ができたのが2008年と割と最近になってからみたいなので、それまでは袋田の滝と言えば第1観瀑台から眺めた姿が全てだったのかもしれません。
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滝の上部にズームイン!
水量が少ないこともあって、まるで繊細な糸のように水が流れ落ちています。
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滝の中でも水の集まる場所は豪快さも感じられますね。
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袋田の滝と言えば、秋の紅葉と冬の氷瀑が人気で、緑の季節はこの滝にとってはどちらかというとオフシーズンになるのかもしれません。
けれど春は若々しい新緑が滝を彩り、また夏は冷たいミストを浴びて下界の暑さを忘れる幸せなひと時を過ごせるハズ。
なんだかんだ言って季節を問わず見どころがありそうです。
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ってなワケで、新緑の中の袋田の滝でした。
四季それぞれ「4度訪ねる価値がある滝」だから四度の滝なんだとも言われていますが、僕も4回訪ねてみたいと思いましたね。
ただし茨城はちょっと遠すぎるので、生きている間に残る夏・秋・冬の探訪が果たせるかどうか(笑)。
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これにて三名瀑制覇!
その他の名瀑の記事は以下のリンクから!

那智滝(和歌山県)
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華厳滝(栃木県)
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称名滝(番外)(富山県)
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<袋田の滝>
【駐車場】あり(滝まで10~20分のところに有料駐車場・1回500円)
【入場料とか】トンネル通行料&エレベーター利用料300円(小・中学生は150円)
【所要時間】1時間15分

【地図】


【リンク】
袋田の滝(大子町公式)
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2 Comments

まっさ  

>ぽてとぉ~さん

袋田の滝の情報、ありがとうございます。
僕が見た袋田の滝は、割と水が少なくて落ち着いた様子でした。
もし雨上がりだったなら、もっと迫力ある姿が拝められたんでしょうね~。

袋田の滝は初夏の緑も綺麗ですが、秋の紅葉や冬の氷瀑のシーンも是非見てみたいと思いました。
金沢から距離があるのでそう簡単には来れない場所だけど、今度は是非その「思い出浪漫館」も含め、楽しんでみたいです。

2019/05/25 (Sat) 23:27 | EDIT | REPLY |   

ぽてとぉ~  

茨城県有数の滝スポット 袋田の滝の絶景 とても素敵でした

かくいう私も実は数年前に家族で訪れたスポットで、前日まで雨が続いた日に訪れたので、滝の水量がすっごくやばかったです

ただ雨の日ですと足元が少し滑るので、子供たちと一緒なら晴れの日が安全なのかもしれませんね~(;^_^A

ちなみに袋田の滝の入り口近くにある旅館「袋田温泉 思い出浪漫館」という旅館があります

この旅館は、値段が安い割に渓流温泉や素敵な地酒と夕食が楽しめコストパフォーマンスが高い旅館ですので、もしもまっささんが来年以降も家族で観光に来るときは、ぜひおすすめです♪

ちなみに袋田の滝の近くには、旧上岡小学校もあるのでぜひ訪れてみてください!

2019/05/23 (Thu) 10:01 | EDIT | REPLY |   

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