07 2019

日本三名山、白山のオススメ展望地10ヵ所を回る!/加賀の母なる山の麗姿を追い求めて

富士山・立山とともに日本三名山の一つに数えられる霊峰白山(2702m)
日本で最も西にある2000m峰、また高山植物の宝庫としても知られています。
その美しい姿は天気が良ければ金沢市以南の平野部のどこからでも見ることができ、校歌の歌詞には必ずと言っていいほど「白山」の名前が登場するので、僕たちの生活にすっかり溶け込んだ山と言えますね~。

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白山には大量の雨や雪が降り、豊かな自然をはぐくみ、加賀平野を潤してくれます。
巨大な台風が日本にやって来ても、この白山のおかげで石川県は直接的被害が少ない、とも言われていて、その台風を寄せ付けない謎の効果のことを僕たちは「白山ブロック」と呼んだりします。
僕ら石川県民にとって、白山は生命の源だったり、生活を守ってくれる盾だったり、心の拠り所だったり、「母なる山」と呼べるんじゃないでしょうか。

さてそんな白山ですが、その存在があまりにも当たり前過ぎて逆にあまり注目してこなかったなぁと思いました。
そうだ、春になってスカっと晴れた日があったら、改めて母なる白山をじっくり眺めてみよう!
そう思っていたところ、たまたま3月の週末にめちゃくちゃ晴れ渡った日がやってきたので、加賀平野のアチコチを車で走りって白山の麗姿を写真に収めてきました。

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(能美市から)

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(小松市木場潟から)

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(小松市小松空港付近から)


ってなワケで、今回の記事は「白山づくし」です。
ひたすら白山だけにフォーカスを当てて加賀平野の有名・無名な場所を回りまくるという企画(?)です。
同じ三名山の富士山や立山に比べるとちょっと地味な存在かもしれませんが、白山もなかなか見応え・撮り応えのある山なんだなぁと今回改めて感じました。


2019年03月09日 石川県白山市・能美市・小松市・加賀市・金沢市 白山眺望の地


めちゃくちゃ天気がいい日がやってきました!
時期は3月で、里では冬から春へと衣替えが始まった頃ですが、空には若干冬の透明感が残っていて見通しは抜群!
以前から思っていた白山眺望ドライブを実行することにしました。

白山はどこから眺めるのが綺麗なんだろうと考えるのですが、ぶっちゃけ白山はどこから見ても等しく綺麗なんです。
どこから見ても綺麗だから、逆に特にコレといったオススメ眺望地がないのも事実。
カメラを持って外に出たはいいがまずはどこへ向かえばいいか迷ってしまいました(^^;。
金沢から県道27号(加賀産業開発道路)を小松方面に南下し、野々市市付近から白山の麗姿が見え始めてからは、もうずっと車窓には白山が見えていましたね~。


白山眺望① 能美市辰口 手取川堤防



白山から流れる手取川の堤防の上には道路があって、延々河口付近まで車を走らせることができます。
信号がなくてとても快適。堤防だから見晴らしがよく、好きな場所に車を停めて雄大な景色を楽しめます。
海のほうへ向かって車を走らせていたのですが、一旦車を停めて山のほうを振り向けば、残雪の加賀の山々がクッキリ。
う~ん、本当に天気がいい!
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そして南東の方角に白山が見えました。
ここは能美市辰口付近ですが、里山が比較的近くて麓は隠れてしまっていますが、ひと際高くそしてひと際白い冬の白山と、雪の全くない春の里山のコントラストが見事。
ちなみに僕は手取川左岸を走りましたが、白山を眺める場合は右岸のほうがいいかもしれません。
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白山眺望② 白山市美川 手取川堤防



国道8号線や北陸新幹線の高架橋を超えて、河口にかなり近い場所まで来ました。
白山市の美川付近から眺めた風景は山まで距離は若干ありますが、加賀地方のほぼほぼ全ての山々が見渡せる素晴らしいロケーションだと思いました。
下の写真は白山を中心としていますが、この左側に医王山や宝達山など、金沢や能登方面の山々も綺麗に見えています。
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北陸新幹線の金沢~敦賀間の建設が急ピッチで進められていて、白山と建設中の新幹線の組み合わせが随所で見られます。
開通までもう4年を切りました。
2019年時点で新幹線の車窓から見える石川県の風景はごく限られていますが、今後は加賀平野を縦断してより多くの石川県の風景を新幹線から楽しめるようになります。
そして、北陸新幹線の代表的な車窓の風景として「白山」も絶対に有名になるハズです。
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金沢以南の開通により、北陸新幹線は石川県で白山を、富山県で立山を、埼玉県で富士山を楽しめることになります。
つまり日本三名山の全てを堪能できる日本で唯一の路線になるわけです。
楽しみですね(^^)



白山眺望③ 能美市根上総合文化会館付近


以前、何気なく車を走らせていた時にとても綺麗な白山に出会いました。
能美市の根上地区で、総合文化会館や根上フラワーセンターの近くです。
白山の展望地としては全くの無名な場所ですが、何気ない田園風景と近い将来駆け抜ける新幹線を前景として、堂々と佇む白山の姿が印象的!
それにしても、この山は真っ白です。
なぜ「白山」という名前がついたのか聞かなくても分かりますね。
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将来、ここを新幹線が駆け抜けます。
新幹線と白山がうまく写せるスポットが誕生するといいですね。
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能美市フラワーセンターの建物がちょっと異国情緒があって、ほんの少しだけメルヘンな風景が楽しめます。
手前の畑にチューリップなんかが植えられていればバッチリ絵になりそうですね。
能美市さん、ここ観光地化しませんか!?(笑)。
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白山眺望④ 小松市公会堂屋上



小松市の街のど真ん中にも白山の美しい姿を楽しめるスポットがあります。
小松市民の憩いの場になっている芦城公園、そのすぐ隣に建つ小松市公会堂です。
この建物の屋上が無料で一般に開放されていて、市街地にありながら障害物を避けて白山が見られます。
ちなみに屋上に上がる際は、公会堂の受付の人に一声かけて記帳が必要ですので、無言でエレベーターに乗らないように気をつけましょう。
小松空港から近いので、時折離発着する旅客機が間近を飛んでいくのが見られます。
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小松市公会堂から眺めた白山は、これまでの田園風景のものとは違い市街地とセット。
展望台がある程度高さがあるので、周りに建物がいっぱいあるけど白山眺望には全く問題なしでした!
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小松まで来ると、何となく白山が近くなった気がするし、その見た目も金沢付近から眺めたものとは若干違います。
下の写真の右半分が白山の主峰ですが、その主峰も詳しくは御前峰(2702m)、大汝峰(2684m)、剣ヶ峰(2677m)の3つの峰から構成されています。
下の写真に見えているなだらかな頂は白山の最高峰のように見えるけど実は二番手の大汝峰。
そしてその右側にツンと突き出しているのが白山の最高峰の御前峰です。
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金沢市や白山市付近から見た白山は御前峰が大汝峰の陰に隠れてしまうのですが、小松からだと見えるんですね~。
ちなみに剣ヶ峰は大汝峰の裏側にあたるため、見ることができませんでした。
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白山眺望⑤ 小松市前川新橋



小松空港の近く、前川という川に架かる橋からも白山の眺望が綺麗でした。
何気なく橋を渡るとものすごく景色が良かったので、橋の袂に車を止めて歩いて橋を渡ってパシャリ。
橋の上は遮るものが何もなくて、うってつけの白山眺望スポットだと思います。
小松・加賀あたりは川の橋のほか、JRを跨ぐ跨線橋も多くあるので、歩道付きの跨線橋がもしあればシャッタースポットに成り得るでしょうね。
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水辺と白山の組み合わせは、木場潟、柴山潟が有名ですが、ここもなかなかではないか!
ただ、真横を車やトラックがビュンビュン走っていくので、たとえ歩道だとしてもちょっと落ち着かないシャッタースポットです(^^;。
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白山眺望⑥ 小松市木場潟北公園



白山の展望地として最も有名な場所の一つが木場潟です。
有名と言うか、もう聖地みたいな感じですね、ここに来れば間違いない。
小さな湖のバックに白山の麗姿が望め、このシーンはポスターやガイドブックにたびたび登場するので見たことのある人も多いと思います。
南北に細長い形をした木場潟ですが、白山は西側の岸のどこからでも綺麗に見えると思います。
ちなみに今回僕が立ち寄ったのは北園地と言われているところで、ここはトイレや子供向けの遊具があって、子連れでもOKです。
また湖をグルっと一周できるランニングコースが整備されているので、ランニング好きにもたまらない場所なんじゃないでしょうか。
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木場潟からの白山。
見え方は小松市街地とさほど変わりませんが、人工物がほとんど写らないのがいいかもね。
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白山眺望⑦ 加賀市柴山潟(片山津温泉)



「水辺と白山」のもう一つの代表スポットが柴山潟
リニューアルオープンした片山津温泉の総湯から湖畔の遊歩道に出れば、大きな湖の向こうに白山の姿が望めます。
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せっかくなので湖に突き出した「浮御堂」まで歩きましょう。
湖畔の遊歩道からお堂へ桟橋が延びていて、気軽に湖上に立つことができるんです。
湖畔よりもさらにダイナミックな白山が楽しめるはずです。
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おぉ!見事だ!!
今までたくさん白山を見てきたけど、柴山潟から見る姿が一番イイかも!

この柴山潟は、「日本百名山」を執筆したあの深田久弥の生誕の地に近いことで知られています(生誕の地は加賀市の大聖寺という市の中心部です)。
深田自身も、「白山が最も美しいのは加賀市から望んだ姿であると自信を持って誇れる」と書いていますが、それもナットクです。
なだらかな大汝峰と、それとは対照的に険しい御前峰がとてもよくわかるし、白山の裾野の大きさもよく感じます。
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富士山は誰もが知っているあの均整な円錐形の山容が美しいし、高さ日本一のインパクトが強いです。
立山は富山から眺めた姿がまるで壁のように迫力があり、3000mの高さをこれでもかというほど感じるやはりインパクトの強い山です。
そして白山は、三名山の中では地味な存在かも分かりませんが、まるで母のように、物静かだけどしっかりと支えくれている、そんな「愛」を感じます。
富士山も立山も愛がないとは言いませんが、まるで神のような包容力はさすが「三名山」「三霊山」だなぁと思いました。
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白山眺望⑧ 野々市市南部



野々市から眺めた白山は、里山が手前で被ってしまうため決してオススメできるものではないんですが、実は私は野々市出身なので、この里山の影からコンニチハ的な白山が、僕にとっての白山なワケです。
最近は野々市市南部も随分都市化が進んで、かつての長閑な田園風景の中での白山というのは見られなくなりました。
でもこうやって久々に地元から白山を眺めると、街は随分と姿を変えたけど山はあの頃と全く変わっていないなぁとしみじみ思いました。
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こうやってじっくり見てみると、新たな発見が。
丸みを帯びた大汝峰はどこからも見えるんだけど、その左側には剣ヶ峰が見えているのでは?
詳しく知っている人、大汝峰の左側のツンと尖ったピークが剣ヶ峰なのか御前峰なのか、教えていただけると嬉しいです。
もしこれが剣ヶ峰なら、白山市・能美市・小松市・加賀市からは見えない部分が野々市市からは見えるということで、その点では白山眺望の地として自慢できるかもしれません(^^)



白山眺望⑨ 金沢市粟崎



この日最後に立ち寄ったのは、金沢市海岸部の粟崎(あわがさき)というところです。
金沢市の場合、白山が見える場所が少し限定されるのですが、主に沿岸部で天気が良ければ綺麗に見えます。
白山のみならず、立山連峰も条件が良ければ見えるんですよね~(この日も立山が見えていました)。
粟崎地区は白山から距離こそありますが、砂丘の上なので金沢市街地も見下ろせます。
人口46万人・百万石の城下町金沢の市街地ビル街とともに楽しむ白山というのは、石川県内でも粟崎や内灘町などの海岸砂丘地帯だけの特権です。
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金沢港のガントリークレーンと白山のコラボレーション。
そうそう、写真を見返して分かったのですが、粟崎から望遠で白山を捉えると、御前峰・大汝峰・剣ヶ峰の主峰三峰の全てが見えている気がするんです。
地面の上に立った状態で白山の全ての主峰が見えるロケーションは、ごくごく限られていると思います。
粟崎は結構レアな白山眺望地かもしれません。
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日が沈み切って、間もなく夜になろうとしています。
夜景の時間まで粘ることはできませんでしたが、ここから見る金沢の夜景はきっと綺麗だと思います!
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白山眺望⑩ 白山市白峰地区 西山



最後に「番外編」になりますが、白山眺望の地として外すことのできない「西山」を紹介します。
撮影日は上とは違って2015年10月。まだ雪が全くなくて、緑の白山です。
いや、すでに紅葉が始まっているので、紅の白山と言ってもいいかも(^^;
西山から眺める白山は、木場潟と並んで白山眺望の代表格とも言え、白山を撮るならココに来れば間違いなし。
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これまでの平野部から眺めた白山と違って、白山の懐深く、白峰の西山から眺めた白山はとっても雄大!
すでに標高860mほどまで上がっているので麓から丸々見えるわけではありませんが、とにかく距離が近いので肉眼でも存分に白山火山の峰々を楽しめます。
広い駐車場(と言っても砂利ですが)があり、そこまでの車道も決して荒々しいものではなく、初心者や高齢者でも簡単に行けると思います。
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左の丸みを帯びたピークは大汝峰。
中央の少し黒っぽいピークは剣ヶ峰。
そして右のやや白っぽく見えるピークが白山最高峰の御前峰。
三つの主峰が見えるのも西山の特徴です。
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ってなワケで、加賀の霊峰、日本三名山の白山の眺望を楽しむ記事でした。
今回紹介したスポット意外にも、人知れず美しい白山の姿が楽しめる場所が石川県には無数に点在していると思います。
特に白山市・能美市・小松市・加賀市は、平野部のどこからでも白山が見えるので、お気に入りの場所を求めてこのエリアをブラブラ回ってみるのも白山眺望地探しの醍醐味なんじゃないかなって思いました。
今後も自分が思う白山絶景地を探してみたいと思います。



<白山眺望地めぐり>
【駐車場】あり(無料)
【入場料とか】無料
【所要時間】各10分程度
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