17 2018

そうだ紅葉ドライブ行こう in 五箇山/名もなき山道でも紅葉絶景が楽しめる!

2018年11月04日 富山県南砺市 五箇山


北陸には、紅葉のシーズンに車を走らせるととても楽しい道がいくつかあります。
中でも有名なのは「白山白川郷ホワイトロード」や「有峰林道」で、ともに有料道路で決して安くはない料金を払う必要があるのですが、紅葉の美しさはピカイチで毎年全国から多くの人が訪れています。
しかぁ~し!
今回の記事でお伝えするのは、北陸紅葉ドライブルートの中ではどちらかというと穴場的なスポットと言える、富山県南砺市の山間部。
五箇山エリアと言えば名前は聞いたことがあるでしょうね。

五箇山と言えば世界遺産の合掌造り集落が有名で、集落を取り囲む紅葉の風景は多くの人が楽しんだことがあると思いますが、しかし僕が今年選んだのはそんな光の当たる紅葉名所じゃなくて、どちらかというと万人受けしないかもしれない(?)紅葉スポット。
でも、思っていた以上に紅葉が綺麗で、オススメしたくなる紅葉スポットだと思いました。
そんな五箇山の紅葉風景を三か所一気にお伝えします!

①人喰谷の紅葉
名前はよくないが、紅葉は一級品でした!

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②飛越峡合掌ライン
あまりの快走路でついつい突っ走ってしまうけど、車を止めてみて!

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③境川ダム(桂湖)
冬以外にいろいろ楽しめるレジャースポットは紅葉もやはり綺麗でした!

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天気は今にも降りだしそうなグレーの空で、山の紅葉を眺めるにはちょっと厳しいコンディションだったのですが・・・
標高500m~800mほどのこのエリアの紅葉は、例年11月上旬のこの時期が一番綺麗だし、次の週末を待っているともう終わっちゃってるかもしれない。
そんなワケで、曇天下でも決行した紅葉ドライブ、その中で見た景色をお伝えします!


人を寄せ付けない谷の紅葉 人喰谷~細尾峠


南砺市の城端エリアと、世界遺産の合掌集落で有名な五箇山エリアとをつなぐ国道304号線という道があります。
今でこそR304は五箇山トンネルのおかげで「快走路」という印象が強く、深く雪が積もる冬季であっても平野部から山奥の五箇山まで快適に走行できるのですが、その昔のR304はそれはそれは険しい道だったと聞きます。
今でもR304の旧道は残っていますが、ほとんど利用価値がありません。
北陸をアチコチ走り回っている僕でさえも、まだ一度も走ったことがないのです。

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そんなR304旧道を、一度は走ってみたいな。
しかも紅葉のこの時期に走ったら、もしかしてメッチャ綺麗なんじゃないかな。
そんな期待を胸に、紅葉真っ只中の晩秋の週末に五箇山へ向かいました。


国道304号線の五箇山トンネルの入口手前に、旧道への分岐点があり、そこから旧道に入っていきます。
旧道に入るや否や、これまでの快走路とは全く異なる険しい道に変わりました。
なんぢゃこりゃ!結構な「酷道」やんか!!
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上の写真はまだマシなほうでして・・・
下の写真のように完全にすれ違い不可能な場所も多くあり、対向車がいつ来るかビクビクしながらの手に汗握るドライブでした(^^;
道路にはみ出した葉っぱや小枝が車のボディにこすれる音がしてかなりブルー。
小さなキズが気になる人は、この道は通らないほうがいいでしょう。
かつてこの道は大型バスや観光バスも走っていたというから驚きます。
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しかぁし!
紅葉はなかなかのものじゃないですか!
道の険しさも忘れるくらいの非常に美しい風景が広がっていました。
天気がアレなんで遠くの山並みが白く霞んでしまっているのが残念でしたが、間近に広がる赤や黄や橙に染まる山肌がとても鮮やか。
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ここは無名の道なのに紅葉のポテンシャルはとても高いです。
例えば白山白川郷ホワイトロードとか有峰林道とか、紅葉シーズンになると多くのドライバーが集う観光道路は沢山あります。
そんな観光道路と比べても遜色のない紅葉絶景です!
道が走りやすければ、きっとこの道ももっと多くの紅葉ファンで賑わうハズなんでしょうが、道が道だし特に宣伝もされていないので、紅葉絶頂期にも関わらず車の往来はほとんどナシ。
渋滞も混雑も気にせずに紅葉が楽しめる穴場スポットなんじゃないでしょうか。
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非常に険しい谷をクネクネと数え消えれないほどのカーブで進みます。
慎重なハンドリングが必要で、油断しようものなら谷底に向かって真っ逆さま。
この道から見下ろす深い谷には、かつて徒歩で五箇山と平野部を行き来していた人たちを雪崩で跡形なく飲み込んでしまったという伝説があり、「人喰谷」という名前がつけられています。
谷を挟んだ向かい側にこれから通る道が見えますが・・・あんなところを通るんですが、おぉ~コワ!
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覗きこむとゾっとしてしまうほどの非常に深い谷ですが、紅葉の美しさが少しだけ怖さを和らげてくれます。
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五箇山トンネルが外から見える場所。トンネルの中を走る車の音がゴーゴーと轟いていました。
五箇山トンネルを走っていると、ほんの一瞬だけ天窓みたいなところから外の光が差し込む場所がありますが、それがここです。
トンネルの中からは外の様子が分からないのですが、こんな風になっていたんですね~。
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R304の旧道に入ってから30分ほど走ったでしょうか、細尾峠のトンネルに差し掛かりました。
外観は結構新しく見えますが、車がすれ違うことができないほどの狭いトンネルです。
中は電気がなく真っ暗。こんなトンネル、歩いてくぐりたくはないな(^^;
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トンネルの先は状況が一変します。
これまでは車がすれ違えないほどの狭い道を崖に沿って走っていたのですが、トンネルの先は結構整備が進んだ広く直線的な道。
うっすらとセンターラインも確認できたので2車線幅の道です。
道路が単調な分、景色もやや単調で、写真好きにはやや物足りない感じだと思います。
この道のシャッタースポットは、五箇山トンネルの城端側入口から細尾峠までだと言えます。
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二つの橋の紅葉景 梨谷大橋・合掌大橋


細尾峠のトンネルからしばらく走ると、たいらスキー場を経て現在のR304に合流しました。旧道区間はこれにて終了です。
下の写真はR304梨谷大橋で、五箇山トンネルとともに新しい国道を形成していて、橋の向こう側に見えるトンネルが五箇山トンネル(3070m)の出口です。
普通に五箇山トンネルをくぐっていればわずか3~4分程度の距離なんですが、敢えて旧道を走破すると40分ほどかかりました。
五箇山トンネルの時短効果はなんと10分の1!
五箇山トンネルがいかに時間短縮に効果的なのかが分かります。
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梨谷大橋の展望台にて。
うちの娘たちに加え、他の家族の子供らも加わって、一つのコミュニティが形成されました(笑)。
小学校低学年とか保育園児とかにとっては、車から紅葉を眺めるよりも外で思いっきり遊べたほうが幸せだわな(^^;
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五箇山から国道156号をひた走り、岐阜県境へ向かいます。
途中、世界遺産の相倉合掌集落や菅沼合掌集落を通過しますが、それらはすでに何度も訪ねたことがあるし、当ブログでもアップしているので今回はスルー。
五箇山の「三段染め」紅葉(2013) ~菅沼合掌集落 紅葉と雪と青空と~
菅沼合掌集落の紅葉(2013年11月14日撮影)


そして富山・岐阜の県境の合掌大橋まで走りました。
合掌大橋はこのエリアのR156「飛越峡合掌ライン」における見どころの一つです。
飛越峡合掌ラインは、グネグネ蛇行する庄川(富山・岐阜県境)にまっすぐに道を通したもので、庄川に架かる橋を何度も渡るのですが、橋を渡るたびに富山県と岐阜県が計7回交互に入れ替わる、県境マニアにはとても有名な道です。
特に紅葉の名所とは言われていないけれど、このエリアの紅葉はおしなべて綺麗でした。
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息をのむほどの紅葉の美しさ 境川ダム(桂湖)周辺


R156飛越峡合掌ラインの県境連続区間の富山県側スタート地点付近から分かれた道を、山の奥へ奥へと進んでいくと境川ダムってのがあります。
境川ダムによって作られた広大な湖は桂湖という名前がつけられていて、湖の周辺は散策やキャンプ、カヌーなどが楽しめるレジャースポットになっています。
きっと桂湖周辺も紅葉が綺麗だと思いました。
せっかくここまで来たんだからついでに見に行こうと思い、この日最後の目的地にしたのが桂湖でした。

やや長いトンネルをくぐり、しばらく走ると、突然巨大なコンクリートダムが出現!
これが境川ダムです。
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ダム湖に至るまでの道の周りは息をのむほどの紅葉絶景!
境川が形作った深い谷が見事に染まっていました。
まさに紅葉真っ盛りな感じ!
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道の距離はそれほど長くはないけど、紅葉で有名なホワイトロードを想起させるような雄大な紅葉風景を楽しめました。
この記事のアタマのほうの人喰谷も紅葉が綺麗でしたが、この桂湖に続く道のイイところはとにかく走りやすいってことかな(^^)。
しっかり二車線で、路肩の葉っぱが車にこすれることもなし。
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ちなみに境川ダムは庄川流域のダムの中では御母衣ダムに次ぐ2番目の規模で、ダムの堤の高さは115m、ビルに換算するとおよそ30階に相当します。
すぐそばに駐車場があって、ダム堤の上を歩くこともできます。
ダムファンも楽しめるスポットですよ(^^)。
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そして桂湖です。
もしかして貯水量がちょっと少なめだったのかな、岩肌がむき出しになっているのが目立ちましたが、大自然の真っただ中にいることを実感できる雄大な眺めでした。
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ってなワケで、五箇山エリアの山や谷を彩る紅葉をお届けいたしました!
今回は人喰谷、梨谷大橋、飛越峡合掌ライン、桂湖の4か所の紅葉を見て回りましたが、これらに加えて相倉・菅沼の合掌造り集落の紅葉(五箇山の紅葉と言えば合掌集落が本命です)も加えれば、五箇山エリアだけで丸一日紅葉三昧なドライブができるワケで、紅葉ファンにとってはめちゃくちゃ楽しい紅葉スポット、それが五箇山だということが分かりました。

この記事を書いているのは師走の中旬、北陸では平地でも雪が降り、いよいよ冬本番を迎えています。
今回お伝えした山々はこれから先半年近く非常に深い雪に包まれますが、その雪が融ける新緑の季節に、もう一回走ってみたいと思いました。



<五箇山 人喰(ひとくらい)谷>
【駐車場】なし
【入場料とか】無料
【所要時間】40分

【地図】



<飛越峡合掌ライン 合掌大橋>
【駐車場】あり(無料)
【入場料とか】無料
【所要時間】10分

【地図】



<境川ダム(桂湖)>
【駐車場】あり(無料)
【入場料とか】無料
【所要時間】30分

【地図】



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