24 2018

「台風の目」の撮影に成功!金沢で歴代最高の風を吹かせた2018年台風21号の目

2018年09月04日 石川県金沢市 太陽が丘


2018年9月上旬に日本列島に上陸した平成30年台風21号

関西国際空港が高潮で浸水して滑走路が水没、さらに追い打ちをかけるように大阪湾で風にあおられたタンカーが本土と関空を結ぶ連絡橋に激突し橋が破壊され、しばらく関空が使用不能になるなど、主に関西で風による大きな被害が出た近年稀に見る「風台風」でした。
この台風の特徴はとにかくスピードが速くて、中心付近では猛烈な風が吹いたということです。
9月4日の正午頃に徳島県に25年ぶりに「非常に強い」勢力で上陸した台風21号は、その日の夕方には日本海に抜け、まだ明るい時間帯に僕の住む金沢市の真横を通過していきました。

下の写真は、一見すると「単に天気の悪い日の空の写真」に見えますが、実はこれ、台風の目なんです!
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「台風の目」は、九州・四国・沖縄など台風がしょっちゅう通過する地域ではそんなに珍しいものではないかもしれませんね。
でも、北陸地方は台風の中心が近くを通過することは滅多になくて、たとえ台風が間近を通過したとしても、北陸に来る頃には雲がバラバラに散ってしまって、「目」の存在を実感することは非常に稀なんです。
ちょっとばかし気象や天気に興味がある人なら、一度はナマで見たいと思う台風の目。
僕は、一生台風の目を見ることがないと思っていたのですが、2018年9月、ついに台風の目をこの目で見ることができました!


金沢市に台風21号が最も接近したのは4日の17時から18時にかけて。
金沢市ではこの日お昼までは台風の接近が信じられないくらい穏やかな天気だったんですが、13時半くらいから急に風が強く吹き始め、一気に嵐となりました。
16時過ぎくらいに一旦風が弱まったと思ったのですが、再び風が強まり、17時から18時にかけてはこれまで経験したことのないような風、かつて恐怖を覚えた1991年台風19号(りんご台風)に匹敵するような猛烈な風が吹き始め、「こいつは尋常じゃない」と思いました。
実際、金沢市では観測史上最高となる最大瞬間風速44.3m/を記録。
まさに歴史的な嵐となったのです。


この時の台風の位置は下の写真の通りです。
車載TVを写真に撮ったものですが、まさに今、金沢市の西方沖を台風が通過しようとしていたのです。
石川・富山・福井の北陸三県はスッポリ台風の暴風域に入り、しかも台風の進行方向右側のいわゆる「危険半円」の中にありました。
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猛烈な風が車を揺らします。
すぐ横にある街路樹が折れて我が車を直撃するのではなかろうか、そう思うくらいの風が吹き荒れました。
命の危険を感じる風、そう言っても過言ではありません。
そして猛烈な雨も容赦なく打ち付けます。
でもその時、僕の目をくぎ付けにする現象が。
高台から金沢市街、そして日本海のほうに目を向けると、暗い雲の中に明るくて丸い領域を確認したのです。
これってもしかして・・・台風の目なのでは!?
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その真偽は定かではなかったけど、ニュースや気象情報を鑑みると、今最も金沢に台風が接近している。
そしてその目と思しき中心部分は金沢からでも十分に肉眼で確認できるほどの近距離にあることが分かりました。
周りの非常に暗い空の中で、不自然なほど明るい領域。
もしかしたら、この明るい領域の下では薄日が差していたかもしれません。
そして台風の目とおぼしき領域は、かなり早いスピードで金沢市街地を南から北へ通過していきました。
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翌日の地元紙。
なんとそこには、僕が目にしたのと全く同じ空の写真とともに「金沢の空に台風の目」というタイトルの記事が掲載されていました。
やはり僕が見たのは台風の目だったんだ!
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(新聞の写真とほぼ同時刻の写真)



台風21号による暴風が吹き荒れていた最中のメタセコイア並木。
緑の葉が散りまくって道路はうっすら緑色になっていました。
葉だけでなく、大小の枝も散乱していました。
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いや~、それにしても今回の台風はすごかったです。
まだ小さかった頃に経験した「りんご台風」も強烈に記憶に残っていますが、それに比べれば街への被害は小さかったものの、瞬間的な風のパワーはそれを圧倒していたと思います。

各地に被害をもたらした台風21号ですが、この台風の通過を境に、これまで続いていた暑い気候がガラっと変わり、一気に秋を引き連れてきた気もしています。
台風は厄介ものですが、台風によって日本は季節が進み、そして台風によって豊富な水資源が保たれる。
台風なくして我が国の豊かな自然は成り立たないのも事実です。
決して避けることはできない自然現象なので、上手に付き合っていきたいですよね。
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石川県 金沢市 台風

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