01 2017

夏の郡上八幡に行ってきた!(後編)/「水のまち」郡上八幡の城下町をそぞろ歩き

夏の郡上八幡そぞろ歩きの旅。後編は郡上八幡の城下町散策です。
郡上八幡と言えばお城が有名で、そばを通る高速道路からも城下町よりもお城がとにかくよく見えます。
ですが、お城の下に広がる城下町も見所がたくさんあって、そぞろ歩きが楽しいんですよね~。

郡上八幡は「水のまち」とも呼ばれていて、街のすぐそばを清流の吉田川が流れ、街中のいたるところに小さな用水があり、古くから続く市民と水との深い関わりを知ることができます。
特に暑い夏は、冷たい水と戯れることができる郡上八幡がオススメかも(^^)。

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(清流 吉田川)


伝統的な家屋が連なる城下町の町並みも歩いていて楽しいです。
郡上八幡は吉田川を挟んで「北町」と「南町」に分かれていますが、どちらも歩いてみることをオススメしますよ(^^)

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(古い町並み)

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ってなわけで、時間が許す限り歩きまくった城下町郡上八幡です。
「今度の旅行は高山にしようか・・・それとも郡上八幡にしようか・・・」と悩んでいる人も少なくないかもしれませんが、日頃の喧騒を忘れて心の洗濯をしたいなら、郡上八幡もいいかもしれませんよ。

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前編 郡上八幡城はこちら


2017年08月20日 岐阜県郡上市 郡上八幡市街


お城を見終わった後は、山を下りて郡上八幡の城下町を散策することにしました。
ちなみに、郡上八幡は街としてはそんなに大きくないものの、夏場は(特に郡上おどりの期間中は)思っていた以上に人出が多くて、駐車場はどこもほぼほぼ埋まってしまいます。
市街地の駐車場はどこも収容台数が少ないんですよね。僕も結構焦りましたよ。
なかなか駐車場が見つからない中、ようやく見つけたのが市街地の見所からほんの少し離れた場所にある「栄パーキング」です。



台数は85台と郡上八幡の中では比較的キャパが大きいのが特徴で、係の人から市街地の散策マップをもらえるのもありがたい。
市街地の見所から少しだけ離れているとは言え、駐車場のすぐ横に吉田川が流れていて、川沿いに10分も歩けば「サンプル工房」など人が集まるエリアに着けます。


駐車場に車を停めて、山の上のお城を眺めながら吉田川を歩きました。
郡上八幡は「水のまち」と言われていますが、その理由の一つが市街地を流れる吉田川の清流です。
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アユ釣りが盛んなのか、太公望の姿が非常に多い。
川の中で長い釣り竿を手に無数の釣り師が釣りを楽しむ姿は、夏の郡上八幡の風物詩的な光景かもしれません。
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郡上八幡の吉田川の川辺は、市民の憩いの場になっていました。
この日は暑い一日だったので、川遊びをする家族連れの姿が目立ちました。気持ちよさそうです!
ちなみに地元北陸では川遊びのシーンをほとんど見たことがありません。どうせ水辺で遊ぶなら、川じゃなて海を選択するのがフツーだと思うんですが、ここは海無し県の岐阜。海が近くにないので、手っ取り早い川遊びのほうが市民権を得ているんでしょうね。
それに、安心して泳げるほど水質がいいんでしょう。
僕の地元の場合、金沢の犀川や浅野川で泳げるかって言われたら・・・決して汚い川ではないんだろうけど、ちょっと躊躇してしまいます(^^;。
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水着を持ってくれば良かったかな・・・。
とりあえず足だけでガマンしてね(^^;
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街の中に突如現れる親水空間、「やなか水のこみち」です。
玉石を敷き詰めた細い路地と、その脇を流れるとても綺麗な水路。
小さな子供たちだけでなく、時には大人たちも、ついついこの水路に足をつけてしまいたくなる(実際多くの大人たちも楽しんでいた)スポットです。
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普通、街中にこういう水路があると「綺麗だなぁ」とは思うけれど、「足をつけたいなぁ」とまでは思いませんよね。
ところが、郡上八幡だと水路に足をつけることに何の躊躇もしなくなっちゃうんです。
まるで足湯みたいに(笑)。
ここまで街中を流れる水路に対してオープンな気持ちになれる街が他にあるか!?
いや、ないでしょ。

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郡上八幡のおいしい天然水で作られたサイダーを飲みながら、しばし夏の昼下がりをまったりと・・・
いやいや、このままでは日が暮れてしまう。
まったりしたい気分は押さえて、もっと街歩きを楽しみましょう!
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続いて歩いたのが「いがわこみち」という用水沿いの小さな道。
「水のまち郡上八幡」の代表的な景観が残るスポットです。
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ガイドブックなどでもよく登場してくる小径ですが、実際歩いてみるとその範囲はごくごく狭く(長さおよそ120m)、期待しすぎるとよくないかもしれない。
けれど、用水の流れをそのまま生活に使用されているシーンを見られるだけでなく、用水を泳ぐ鯉や鮎などの魚たちとも触れ合え、エサやりなんかもできるので、特に小さなお子様連れにとっては嬉しいスポットかもしれません。
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ほら、エサやりに夢中になっちゃってるしw
ってかここの鯉、いろんな人からエサを常時もらえるせいか丸々と太っていて、一瞬でエサを喰らう姿はかなり迫力あります。
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郡上八幡は親水空間が多いだけではなく、今なお城下町の風情が色濃く残る古い町並み散策も楽しめました。
特に吉田川を挟んで北側に広がる「北町」のエリアには、国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)に指定されたエリアもあり、官民一体で古い町並みを守っているようです。
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(柳町界隈)

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(職人町界隈)


郡上八幡の町並みの特徴は、「袖壁」と呼ばれている構造。
住居の二階部分にまるでエラのように張り出した壁ですが、これは隣の家への延焼を防ぐためなんだとか。
これ以外にも、軒下には消火用のバケツがぶら下がっていたりして、いかに火災に対する意識が高いかを窺い知ることができました。
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郡上八幡は「美濃の小京都」の異名も持ち合わせています。
町の中にはお寺もたくさんありました。
今回はそぞろ歩きがメインだったのでじっくりとお寺を見てはいないのですが、今度は郡上八幡の寺巡りもやってみたいです。
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(願蓮寺)

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(蓮生寺)

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(安養寺)



郡上八幡と言えば、子供たちが橋の上から吉田川へ飛び込むシーンが夏の風物詩として語られています。
写真ではなかなかその迫力が伝えられないので、動画をお借りします(^^)



飛び降りスポットは、郡上八幡の中心市街地にある「新橋」です。新橋って言っても、東京の飲み屋街ちゃいますよ(笑)。
地元の子供たちにとっては、上の動画のような飛び込みは「通過儀礼」だとも言われていますが、とてもじゃないけど自分はムリ!また自分の子供をこの橋から飛び込ませるなんてできません!
実際新橋に立ってみると、こんな感じで、橋の直下は緑色をしていて、結構深いんだなと想像できます。
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橋の上にはこのような警告メッセージが。
「この橋からの飛び込みで重大な事故が発生しています。不慣れな方のむやみな飛び込みは厳に自粛されるよう・・・」
実は過去にこの橋からの飛び込みで亡くなられた方もいらっしゃるそうです。
普通なら死亡事故が出た瞬間に「禁止」されそうなものですが、そこはさすが郡上八幡、禁止ではなくてあくまで「自粛」にとどまっています。
要するに飛び込みは自己責任ってことです。
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とても危ないことは分かっているけど、頭ごなしに禁止すればいいというものでもない。
市民の安全を守るのも行政の仕事だけど、古くからの伝統を守るのもまた行政の仕事だ!
何気ない警告の看板から、郡上市のそういう強いメッセージを感じずにはいられませんでした。
ちなみに、地元の子供たちの間には、無事に飛び込むための「暗黙のルール」が存在するそうです。それは高いところから水へ飛び込むためのごく当たり前のルールなんですが、その当たり前のルールというか「準備」を守らない外部の大人たちが、結局重大事故を起こすそうです。



さて、郡上八幡散策の最後に訪ねたのは、「宗祇水(そうぎすい)」です。
こんこんと水が湧き出すスポットで、水のまち郡上八幡のシンボル的な存在。
ここの湧き水は室町時代から利用されており、現在は生活用水としての役目は終えていますが、水質は昔と変わらず良好な状態を保っているとのことです。
環境省が選定した名水百選の一つでもあります(名水百選の第一号ということでも有名です)。
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水が流れ落ちる順に、飲料水、米等洗い場、野菜等洗い場、さらし場となっています。
こういう仕組みは「水舟」(みずふね)と呼ばれていて、郡上八幡特有の水利用システムなんだとか。
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冷やされていたのは米や野菜ではなく、お酒・・・・かな!?
僕たちが郡上八幡を訪ねたこの日、8/20は「郡上おどり」の期間中だったのですが、ちょうどこの日は「宗祇水神祭」(詳しいことは分からないけど、多分この宗祇水にとって重要な儀式の日)ということで、郡上おどりの会場はこの宗祇水のすぐ近くでした。
そういうこともあって、神に捧げるお酒が冷やされていたのかな。
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ってなワケで、城下町郡上八幡のそぞろ歩きでした。
街の規模があまり大きくないとは言え、街中にある見所を歩いて回るとあっという間に3時間が過ぎてしまいました。
今回、街の見所の全てを回ったわけではありません。
郡上八幡と言えば食品サンプルの街として有名で、サンプル作り体験なども加えれば丸1日は必要だと思われます。
逆に言えば、丸一日あればイイトコ全てを回れるコンパクトさも郡上八幡の良さかもしれませんね。



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前編 郡上八幡城はこちら


<城下町郡上八幡>
【駐車場】あり(有料)
【入場料とか】無料(散策は自由ですが、中には有料の見学施設があります)
【所要時間】3時間

【地図】


【リンク】
郡上満喫 郡上市観光連盟
郡上八幡観光協会


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郡上八幡 城下町 水のまち 郡上市 岐阜県 重要伝統的建造物群保存地区 郡上おどり

4 Comments

まっさ  

>みぃさん

こんにちは!
いただいたコメントの中にある、「郡上八幡は涼しくないが、暑苦しくもない」というフレーズ、まさにコレを伝えたかったのですが、言葉が思い浮かばなかった(笑)。
確かにこの日は汗流しながら歩きましたが、肌だけでなく目や耳から入ってくる懐かしい感じがまるで清涼剤のようでした。

疲れたら郡上八幡ですね(笑)。

「GJ8マン」ですが、初耳でした。
さっそく調べてみたんですが、「ジージェーエイトマン」なんですってね。
公式サイトがあり、動画まで公開されていて、かなり本格的な活動やってるじゃないですか(笑)
今回の訪問では気が付きませんでしたが、今度訪ねた時はこのキャラにまつわるものを探すのも楽しそうです。
その時までにGJ8マンが活躍していればいいんだけど・・・。

2017/10/15 (Sun) 08:30 | EDIT | REPLY |   

まっさ  

>ぽてとぉ~さん

こんにちは!
郡上八幡は「水のまち」なだけあって、夏の暑い日でもまるで清涼剤のような水路や川の風景に癒されました。
ここの子供たちはとにかく川遊びが好きで、僕らが海へ行く感覚で(それよりももっと気楽な感じで?)水着で川を泳いでいます。
そんな姿を見ていたら、こっちも川に入りたくなりましたが、ガマンしました。

北陸出張お疲れ様です!
ここしばらくは天気があまり良くなく、冷え込みもありそうなので、体調に気をつけてくださいね。
北陸のまったり日記も楽しみにしています(^^)

2017/10/15 (Sun) 08:18 | EDIT | REPLY |   

みぃ  

No title

こんばんは。
あぁ…郡上八幡。
大好きな町だけど、もう随分行ってないなぁ…って思いながら記事を拝見しました。
多分、枝葉末節が変わっても、その根幹となる部分は変わらない、そんな町だと思うんです。
最後に行ったのは何年前か…郡上おどりの賑やかでやるせない節回しが耳に蘇りました。
夏の郡上は決して涼しくはないけれど、暑苦しくもないのは水に親しむ町だからでしょうか。

ところで。
『GJ8マン』ってご存知ですか?
我が清水が誇る『ちびまるこちゃん』の作者•さくらももこさんが産んだ郡上八幡のヒーロー(…多分)なんです。
これがまたゆるいのなんの…思い出すとクスっと笑いたくなる感じ。
テーマソングまであるんですよ(笑)

2017/10/11 (Wed) 23:13 | EDIT | REPLY |   

ぽてとぉ~  

水のまち城下町郡上八幡のそぞろ歩き すごく楽しそうですね~

確かにここまで水路で水遊びをしている風景をみると正に水の町と称されるだけありますね~
この日はやっぱり暑かったのでしょうか~子供たちの水遊び姿がすごく生き生きしていました♪

わたしもただいま北陸出張で、ま~ったり金沢巡りを堪能しています
今年2回目の北陸出張ですが、夏とは違った新鮮な風景に週末の仕事休みが待ち遠しいです♪

2017/10/06 (Fri) 18:51 | EDIT | REPLY |   

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