18 2017

冬の那谷寺雪景色(2017)/開創1300年!北陸の名刹の、冬の北陸ならではの光景

石川県を代表する名刹、小松市の那谷寺(なたでら)
那谷寺と言えば晩秋の紅葉が大変有名で、県内の紅葉名所の中でも指折りの美しさと人気を誇っています。
僕も秋の那谷寺にはもう何度もお邪魔しているんですが、今回はちょっと趣向を変えて冬の那谷寺を訪ねてみました。

列島は西日本を中心に大雪に見舞われていましたが、北陸は山沿いにほどよく積もる程度で済み、那谷寺もほどよい雪景色。
北陸を代表する名刹の、北陸ならではの冬の姿を楽しむことができました!

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(那谷寺本殿大悲閣)

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(奇岩遊仙境)


近年の北陸は(特に金沢は)、冬なら常に雪景色が見られるかっていうと決してそうではありません。
むしろ雪が積もっている日のほうが少ないかもしれません。
そんな中で、若干山沿いにある那谷寺は、平地の市街地よりも雪景色となる可能性が高いところです。
北陸で名刹の雪景色を楽しみたいなら、是非とも那谷寺へ!
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2017年02月11日 石川県小松市 那谷寺


2月も後半になり暦の上ではもうとっくに春になったそうですね。
つい先週くらいまで列島各地で大雪に見舞われていましたが、今週になって寒さも次第に和らいできた気がしますし、泣いても笑っても冬とはそろそろお別れかもですね。

それにしても・・・今年の石川県は平地にほとんど雪が積もらなかったです(今のところ金沢の公式の最深積雪は僅か16cm)。
もしこのまま春を迎えてしまったら、積雪30cmに満たなかった冬は5年連続になり、これは今まで経験したことのない異常事態です。
そんな少雪著しい中でも何とか雪景色を楽しめる場所はないだろうか?
ということでお出かけ先を探してみると・・・え~っと・・・
あぁ!那谷寺があったか!!


というわけで、金沢から車で小一時間ほどのところにある、小松市山沿い「那谷寺」へ向かいました。
付近の積雪は15~20cmで、例年に比べれば随分少ないんでしょうが、それでも積もってるか積もってないか分からないくらいの金沢市平野部に比べれば10倍ほど多い感じで、十分に雪景色です。
では、那谷寺山門をくぐって境内に入っていきましょう!
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この日のお供は長女と次女のデコボココンビ(笑)。
雪についてはもう慣れたもので、滑って転ぶこともなく散策できました。
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那谷寺の歴史は大変古く、霊峰白山を開山したことで知られている泰澄法師が717年に開いたと言われています。
お気づきかもしれませんが、今年は那谷寺ができてからちょうど1300年の節目の年で、今年の4月には「那谷寺開創一千三百年大祭」が行われるそうです。
那谷寺にとって1299回目の雪景色か・・・なんかムネアツ(笑)。

さて境内に入ると、しばらく林の中の参道を進んでいきます。
俗世界と聖域をつなぐこの参道を歩くと、おのずと背筋がピンとまっすぐになる気がするものです。
雪が積もった後だと、この高い木々から盛んに雪の塊が落ちてくるのがちょっと気になる。
ベチャっと大きな塊が落ちてきたと思うと、数秒の時間差を置いてサラサラと細かい雪が舞ってくる。それが首筋なんかにかかるととんでもなく冷たいんだわ(^^;。
天気が悪くなくても、状況によっては傘が必要かな。
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朱色の柱が目立つ金堂華王殿(こんどうけおうでん)
この中には巨大な十一面千手観世音菩薩像が祀られていて一見の価値アリなんですが、その仏像さんは残念ながら撮影禁止なのでブログでお見せすることはできません(^^;。
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薄暗い参道をしばらく進んでいくと、突如広い庭園が姿を現します。那谷寺の主な見所は、この庭園を囲むように点在しています。
感心したのは除雪がくまなくしっかりと行き届いていること。
まぁ人を呼び込む観光地ですから当然っちゃ当然なんですが、3年前に東京で大雪が降った時に都心の一級観光地の日本庭園を歩いたのですが、ほとんど雪かきされてなくてほぼ放置状態なのがビックリしました。
そういう雪に不慣れな地域に比べれば、やはり北陸は雪に対してシッカリしてるなぁと思います。
冬の那谷寺は子連れでも安心して歩けました!
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冬の風物詩、雪吊り。
最近めっきり雪が少なくなってきているので、平地では雪吊りがほとんど機能しなくなってきているのですが、那谷寺の雪吊りはシッカリ仕事していましたよ(^^)。
那谷寺の庭園をザっと見渡して思ったのは、那谷寺には雪吊りがかなり多い。それだけ立派な樹木が多いってことなんでしょうね。
兼六園みたいにすごく立派な雪吊りがあるワケではないけれど、雪吊りの密度は県内の観光名所随一だと思いました。
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寒い日でしたが、池の水も相当冷たいんでしょうね。
雪が溶けずに水面に漂い半凍結の状態。池の中の鯉たちは動かずにジっと寒さに耐え忍んでいるようでした。
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国指定名勝にもなっている「奇岩遊仙境(きがんゆうせんきょう)」
昔の海底噴火の跡(だと言われているもの)が長い年月をかけて風化した奇岩で、那谷寺の代名詞にもなっています。
昔の僧侶たちは、もしかしたらこの岩場の穴の中で座禅を組んで修行をしていたのかもしれません。冬場は特に厳しかったんだろうなぁ(あくまで僕の想像ですが)。
秋の紅葉シーズンは華やかな木々に彩られ、そんなシーンは何度も見ているのですが、冬の雪が積もった情景は今回が初めてです。水墨画に出てきそうな風景に一瞬息を飲みました。
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岩場の入口には立ち入り禁止のロープが・・・。
う~ん、やっぱりダメか。岩場からの景色が結構好きだったんだけどなぁ。。。
通常は完全自己責任で岩場を歩くことができるんですが、さすがに積雪すると厳しいよね、絶対ケガ人出そうだから。
そんなワケで、雪の日は奇岩遊仙境の岩場には近づけません!
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(まぁ、軽く乗り越えられそうなロープではあるんですが・・・(笑))



那谷寺のもう一つの代名詞と言えば、国の重要文化財に指定されている那谷寺の「本殿大悲閣」
超有名なシャッタースポットでもあります。
高い岩場に建てられているので石段を登る必要があります。雪がドッサリ降ると滑りやすくてちょっと危ないかもしれませんが、この日は除雪されていて全く問題ナシでした。
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那谷寺本殿!
いつもと雰囲気が違うなぁと思ったら、腰に五色幕を巻いているからかも。
そういえば本殿だけでなく山門や金堂華王殿も五色幕で飾られていましたが、こういうカラフルな幕を纏った那谷寺は初めてです。
これってやっぱり1300年と何か関係があるのかな。
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本殿へ続く石段から振り返った時の景色が個人的には好きなんですが、雪景色になるとこれまた絶景ですなぁ。
奥に見える建物は、本堂と同じく国の重要文化財に指定されている護摩堂です。
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そしてもう一つの国重文、三重塔も雪を纏い、森の中にひっそりと佇んでいました。
那谷寺は紅葉の賑やかな時期にしか来ないんですが、冬は想像以上に静かです。
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楓月橋にて。
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そして、那谷寺屈指の景観が楽しめる鎮守堂の展望台へ。
ここから奇岩遊仙境を見ずして、那谷寺へ来たとは言えませんからね!
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奇岩遊仙境を見下ろす展望台から。
普段はもう1段上の展望台から見下ろせるのですが、積雪のため立ち入り禁止になっていました。
まぁ一番上まで行かなくてもなかなかの絶景です。
ここから見下ろす紅葉は有名ですが、雪景色も捨てたもんじゃないね。
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ここまで寒い中頑張って歩いた娘たちに、父よりささやかなご馳走を。
寒い日はぜんざいで温まりましょ!(^^)
というわけで、ぜんざいを一人前頼んだのですが、子どもが二人いることに気が付いた店員さんはちゃんと小さなお椀2つに分けてくれて、おかげでケンカもせずに仲良く食べてくれました。
お気遣い、感謝♪
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ってなワケで、雪の那谷寺散策、無事終了です。
雪が積もるとなかなか行こうとは思わない場所かもしれませんし、多くの人にとって那谷寺と言えばやはり紅葉のお寺ですが、那谷寺は雪景色もバッチリ似合ってると思いました。
静かだし、ドカ雪の最中でもなければちゃんと除雪されてるし、冬でも安心して散策できると思います。
金沢だけでは雪景色を堪能する機会が極端に少なくなってしまいましたが、少しだけ足を伸ばして那谷寺まで来ると、冬の北陸らしい綺麗な雪景色に出会えるかもしれませんよ~。
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<那谷寺>
【駐車場】あり(無料)
【入場料とか】600円
【所要時間】1時間30分(ぜんざい&コーヒータイム込)

【地図】


【リンク】
那谷寺


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小松市 那谷寺 雪景色 石川県 名刹 奇岩遊仙境 大悲閣

6 Comments

まっさ  

>ぽてとぉ~さん

那谷寺は紅葉のイメージが強すぎるんですが、雪が積もってもGoodでした。
秋の華やかさとは全く違って、白と黒のシックなセカイですが、それがまた仏閣らしくていい味が出ていました。

冬の出張、楽しいかもしれませんよ。
天候はちょっと厳しいけれど、日本酒に海の幸だったら圧倒的に冬がおいしいです!
逆に僕は、夏の沖縄出張があれば楽しそうだなぁって思ってます。
1~2週間くらいの出張なら喜んで行くんだけど、残念ながら予定は全くありません(笑)。

2017/03/04 (Sat) 09:30 | EDIT | REPLY |   

まっさ  

>aunt carrotさん

那谷寺ってどうしても紅葉のイメージが強すぎて、それ以外の季節に訪れることって滅多にないんですよね。
今回敢えて冬、雪が積もった日に行ってみましたが、綺麗でした。
ホントはもう少し深々と積もっていればよかったんですが、贅沢は言えないかな(^^;。

お寺に積もる雪。
そういえば鎌倉なんかも雪が降ると素敵な街になるんじゃないでしょうか。
雪の京都も良さそうだけど、雪の鎌倉も行ってみたい!

2017/03/04 (Sat) 09:26 | EDIT | REPLY |   

まっさ  

>土佐けんさん

神社仏閣の雪景色ってサマになりますよね!
僕もいつかは雪が積もった京都にお邪魔したいと思っているのですが・・・
なかなか実現しません(^^;。
京都がもっと雪の降りやすい地域だったらよかったのになぁ。

ぜんざいは温まりました!
子どもたちにとっては、冬の散策に欠かせないスイーツになりつつあります(^^)

2017/03/04 (Sat) 09:23 | EDIT | REPLY |   

ぽてとぉ~  

雪化粧に彩られた那谷寺 まるで水墨画のように美しい風景ですね~

秋の金沢出張のとき、ちょうど紅葉シーズンで訪れたのですが、華やかな紅葉の風景とは一変、北陸の厳しい冬の季節を感じられる風景にビックリしました

今年もまた北陸出張があればいいなぁ~(ダイスキな日本酒と加賀温泉三昧)

2017/02/20 (Mon) 16:09 | EDIT | REPLY |   

aunt carrot  

雪の那谷寺、一層雰囲気が良いですね。
画になります!
風景って気象条件厳しいほど良いものだと
改めて思います。
ぜんざい食べてあったまって良かったですね。
美味しい笑顔が並びました(笑)

2017/02/20 (Mon) 00:30 | EDIT | REPLY |   

土佐けん  

こんばんは

神社仏閣って良いですね~~
雪をかぶっていることで、一層美しく感じます^^
雪の積もった参道を歩いてみたいですね~
寒いとき、ぜんざいは温まってよいですよね^^
美味しそう~~

ポチッ全部!

2017/02/19 (Sun) 20:56 | EDIT | REPLY |   

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