信州松川渓谷の紅葉/迫力満点!裏見の滝「雷滝」で水しぶきを浴びながら
2016年10月30日 長野県上高井郡高山村 松川渓谷
10月最後の週末。
山のほうからはすでにバンバン紅葉の便りが届く頃で、しかもなんとなく天気が良さそうだし、こりゃもう紅葉狩りに行かないわけにはいかないではないか!
ってなワケで、10月下旬時点で紅葉が見頃の場所を探してみると、中部地方ならだいたい標高1000mくらいの場所が見頃真っただ中らしい。
石川県で標高1000m付近の紅葉名所と言えば、白山白川郷ホワイトロードの独擅場なんですが、すでに何度も行っている場所だし、ブログの記事にも結構書いてるし、今年もまたまた行くんじゃあんまり芸がない(^^;。
そうなると、自然と目が向かうのが信州の紅葉名所です。
いざ信州へ紅葉を見に行こうと思うと、実に様々な名所が候補に挙がってきます。
山岳紅葉あり、渓谷紅葉あり、街の紅葉あり、寺社の紅葉あり・・・、どこへ行けばいいか本当に迷ってしまいます。
そんな数多くの名所から今回行き先に選んだのは、長野県の北東部にある松川渓谷というところ。
まずは、この松川渓谷でイチオシのシャッタースポット、錦秋に包まれた高井橋を眺めてから、松川渓谷へ入っていきます!
引いてみると下のような写真になります。
多くの写真愛好家が集まる、絶好のシャッタースポットなんですが、逆光なのがちょっと残念です(^^;。
いい感じに色づいてる!
では、錦秋の松川渓谷をどんどん進んでいきましょうか!
四季折々美しい風景を楽しめるそうですが、何でも信州の紅葉名所の中では結構上位に位置する人気スポットだって話。
でも実際のところ、北陸の人間が松川渓谷と聞いてもあまりピンとこないんですよね。
もっと遠いところにお住まいの人ならなおさら良く分かんないんじゃないかな(^^;。
松川渓谷がどの辺にあるか、下の地図をご覧ください。
なんとなく長野の北のほうにあることは分かっていたんですが、よく見ると群馬県が至近距離。
志賀高原や草津白根山、草津温泉、もう少し頑張れば軽井沢や浅間山や鬼押し出しなどなど、超一級の観光ルートからほど近いところにあり、回遊性に優れた場所にあるんです。
要するに、一日でいろんな場所を楽しめるエリアってワケで、そういう面からも人気が高いのかなと思いました。
松川渓谷の紅葉は真っ盛り!
ちょうどいい時期だったみたいです。
標高1000メートル付近まで上がると、ご覧のようにとてもカラフルな林道ドライブを楽しむことができました。
途中、八滝(やたき)という滝が楽しめる展望台がありました。
この滝、8段に分かれて流れ落ちていることから「八滝」という名前がついているそうで、8段の落差を合わせると180メートル。
なんと、長野県で一番の落差を誇る滝なんだそうです。
長野って滝がいっぱいあるイメージなんですが、そんな中で一番ってのはスゴイですね!
ちなみに、ちょっと遠くからの展望になるので落差信州一番って言われてもちょっとピンときません(^^;。
展望台の周りも紅葉真っ盛り!
ここなら色づいた葉っぱに簡単に手が届くので、紅葉狩りが楽しめます!
・・・がしかし、今回は子供4人を連れての行動だったので、とにかく走り回る飛び跳ね回るで、マトモに撮れた写真がほとんどなかった(T_T)。
一緒なタイミングで展望台にいた方々、ご迷惑をおかけしました(苦笑)。
高井橋や八滝展望台では若干曇りがちの天気だったんだけど、お昼が過ぎると急速に天気が回復。
一気に秋の気持ちよい青空が広がり、絶好の紅葉狩り日和になりました!
松川渓谷には「雷滝」(かみなりだき)という滝があります。
松川渓谷に来たからには必ずこの雷滝を見ておかなければならない、と言っても過言ではないくらい、雷滝は松川渓谷を代表する観光スポット。
先ほどの八滝は少し離れたところから滝を眺めるのが一般的な楽しみ方ですが、雷滝はもっともっと滝に近づけます。
近づける、と言うか、ぶっちゃけ滝の内側に入れちゃう。
滝の裏側から滝を見られることから、別名「裏見の滝」とも呼ばれているんです。
気をつけなければならないのは駐車場です。
雷滝付近の駐車場は実に貧弱でして(キャパは普通車5台。5台って「ない」に等しいよね。)、紅葉シーズンだとほぼ間違いなく駐車場は埋まっているので駐車場は諦めましょう。
道の路肩のところどころに車を数台ほど止められるスペースがあるので、そこに車を止めて歩くほうが賢明です。
(場所によっては数百メートル~1kmほど歩かなければなりませんが、そこはガマン・・・)
気をつけるべき点はもう一点。
滝までは結構急な坂道を下りていきます。
狭い遊歩道ですが、観光バスなどが来るたびに人の波がドっと押し寄せ、人の渋滞ができるくらい。
小さな子どもにはちょっと危ないかもしれませんね。
ここからはお兄ちゃんとお姉ちゃんの二人だけを引き連れて歩くことにしました。
鮮やかに色づいた木々を眺めながら、V字に深く削られた谷をしばらく歩きます。
ここまで来ると、早くもゴーっという水が激しく落ちる音が耳に入ってきます。
滝が見えてきた!
普通の大人なら、5~6分ほどで滝に到着です。
雷滝の落差はおよそ30m。
水量が多く、大量の水が岩肌にぶつかり大きな音を立てていました。
ドドドドド・・・・
会話が聞こえないくらいのものすごい轟音で、まさしく雷のような滝だ!
遊歩道は、滝の裏側につながっていて、「裏見の滝」の名前の通り、激しく落ちる滝を内側から眺めることができます。
こんな滝、日本国内を探せば他にもあるんでしょうが、こんなに簡単に行ける裏見の滝は滅多にないんじゃないかな。
水しぶきが結構激しく攻めてきます!滝の裏側だから当然ですよね。
それに、洞窟っぽくなった通路の天井からも容赦なく水が滴り落ちてきます。
カメラやスマホなど電子機器を持っている人は十分に気をつけてくださいね。
でも、ここまで歩いて滲み出た汗が水しぶきで一気に引くのは相当気持ちがいいです!
遊歩道は滝をグルっと取り囲むように続くので、いろんな角度から滝を楽しむことができました。
この時期は崖の木々が黄色やオレンジに色づき、本当に綺麗でした。
滝と紅葉のコラボレーションをゆっくり味わいたい・・・のですが、水しぶきがすごいからゆっくりカメラを構えていられない・・・!!(^^;
ってなわけで、信州の有名な紅葉スポット、松川渓谷でした!
最後に、今ではすっかり大きくなった長男と長女、紅葉をバックに写真をパシャリ。
すっかり大きくなったこの子たちですが・・・
実は5年前、長女が生まれて半年くらいの時にも一度松川渓谷を訪ねているんです。
今見ると笑ってしまうくらいツルッツルな頭ですなぁ(笑)。
(2011年11月 長女当時0歳)
長男も、この頃はまだまだ幼い顔つきでした。
(2011年11月 長男当時6歳)
こうやって5年ぶりに同じところに来ると、美しい錦秋の風景とともに、懐かしい思い出がこみ上げてきますね~。
写真を趣味にしていてよかったなぁと思える瞬間でもあります。
次に来る機会があれば、もうお父さんと一緒には来てくれないかもね。
その時は、もっとゆっくりと写真を撮るかぁ(笑)。
<松川渓谷 雷滝>
【駐車場】あり(無料) ただし数は少ない
【入場料とか】無料
【所要時間】1時間30分(八滝展望台・付近のドライブ・雷滝周辺散策)
【地図】
【リンク】
高山村 松川渓谷
(松川渓谷の紅葉情報、駐車場情報などが見られます!)
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>ぽてとぉ~さん
こんばんは♪
ぽてとぉ~さん、北陸の秋を満喫していますね!
兼六園は私も11月20日に観てきましたよ。
ちょうど紅葉のピークでして、本当に綺麗でした。
残念ながらライトアップは行く機会を逃してしまったんですが、そこはぽてとぉ~さんのブログで楽しみたいと思います。
なんと、太陽が丘にもお立ち寄りになられたんですね!
私、そのすぐ近くに住んでます(笑)。
普段は金沢と沖縄、非常に距離が離れているんですが、もしかしたら太陽が丘にお越しになったときは、その距離が数百メートルまで縮まっていたのかもしれません。
ブログアップを心待ちにしております!