26 2016

砺波平野のチューリップ畑でのワンシーン/南砺の春はカラフルな絨毯がいっぱい!

春に咲く主役の花と言えば桜ですが、それとほぼ同じ時期に咲くもう一つの春の主役がチューリップ!
お隣富山県はチューリップの生産地として全国的に知られていて、県の花はもちろんチューリップ。
富山県の中でも特に県西部の砺波平野の田園地帯では、いくつものカラフルなチューリップ畑が広がっています。

この時期は「となみチューリップフェア」が人気のエリアですが、美しく整備されたチューリップ公園だけではなくて、あえて「チューリップの生産現場」に足を運んでみるのも楽しいですよ。
春の北陸・富山らしい、とても綺麗な光景がアチコチで見られます。

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そして、「生産現場」ならではの、こんなシーンも!!
あぁぁ、チューリップがぁぁ!!!

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今回は、綺麗なだけではない、砺波平野のチューリップ畑のワンシーンをお伝えします。
皆さんの元へ綺麗な花を咲かせる球根を届けるため、この春も沢山のチューリップが砺波平野を彩りました。


2016年04月16日 富山県南砺市福野地区


春うららな休日。
暖かくて、空は若干白っぽく霞んでいて、なんだかとても「春」って感じ。
そんな絵に描いたような春の日に、これまた絵に描いたような春の風景に出会える場所が富山県にあります。
初夏の砺波平野の風物詩ともいえる、チューリップ畑
時期はだいたい4月中旬から5月上旬にかけて、チューリップ畑は次々に満開になり、目を楽しませてくれます。
南砺市の田園地帯を走っていると、とてもカラフルな絨毯を敷いたような光景を見ることができます。
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ちなみに、砺波平野と言ってもかなり広大なエリアになります。
地理にあまり詳しくない人が闇雲に走ってもそう簡単にはチューリップ畑の場所は分からないと思います。
もしチューリップ畑に出会いたければ、「南砺スーパー農道」という道を走ってください。
南砺市年代という地区の辺りで、毎年多くのチューリップ畑が広がっています。


言わずと知れたことですが、富山県はチューリップの球根の出荷額が日本一です。
チューリップに関しては富山のお隣の新潟県が好敵手になるのですが、新潟は花卉の出荷額が日本一。同じチューリップ産地とは言え、扱っているものが若干違うんですね。

富山県の中でも、砺波平野の南砺市や砺波市が一大産地になっていますが、なぜこの地でチューリップが盛んかというと、その気候に理由があるみたいです。
調べてみると・・・

①冬は寒冷で雪が多く積もり、雪の下の適度な温度と湿度の環境で球根は育つことができる。また温暖な気候だと2月の終わりごろにチューリップを病気にしてしまう害虫(アブラムシ)が発生しますが、寒いからその発生が抑えられる。
②春の暖かな時期に穏やかに晴れる日が多く、しっかりと光合成ができ球根が肥える。
③チューリップはかなり水を必要とするらしいが、雪解け水が豊富なことと用水路がしっかり整備されていることから、水不足になることはない。


などなど、改めて聞くと「なるほどねぇ」と思います。

チューリップ畑の色合いは実に様々で、下の写真みたいに、歌にもある「赤、白、黄色」が揃ったとてもカラフルな畑もあれば、単色にとことんこだわった「まっかっか」「まっきっき」「まっしろしろ」な畑もあります。
どんなチューリップ畑に出会えるか出会うまでの秘密ということで、自分好みのチューリップ畑を探しながら彷徨うのも楽しいですよ。
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砺波のチューリップと言えば、毎年ゴールデンウィークの時期に開催される「となみチューリップフェア」が有名です。
そこに行けばほぼ間違いなく確実に、様々でカラフルなチューリップのセカイを楽しむことができるんですが、そういうのは別に砺波じゃなくたって全国各地の公園で楽しむことができます。
このように畑で栽培されている「真のチューリップ名所」的な光景は、砺波地方ならではのものです。
もし春にこのあたりに立ち寄るチャンスがあるならば、あるいはチューリップフェアに来るならば、ちょっとだけ足を伸ばしてチューリップ畑も楽しんでいただけたらなぁと思います(^^)。

ちなみに、チューリップって暖かくなると花が開き、寒くなると花が閉じる習性があります。
何℃が一番美しいか具体的な数値はわかりませんが、だいたい15~20℃くらいが綺麗なのではないかと。
この時期なら朝早くだとちょっと寒いし、よく晴れた日はグングン気温が上がって開きすぎてしまうので、できれば早朝は避けてお昼前までに見ておくのがいいのではないでしょうか。
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同じ色のチューリップが一列にズラっと並ぶ姿はなかなか壮観!
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同じ色のチューリップが集まって一つの色の絨毯のように見えるシーンも壮観!!
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チューリップが咲きそろう頃、平地に雪が降ることはもうありません。
でも、背景の山にはまだ真っ白な雪が残っていることが多く、春の花と残雪の山のコラボを楽しむことができます。
ただしこの冬は暖冬だったせいもあって雪があまり降らず、また春先が高温だったため、山の残雪は少なめでした。
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チューリップ畑の前で。
娘の写真を撮っていたら、チューリップ栽培の農家のおばちゃんが「写真、撮ってあげるよ」と声をかけてくれました。
お言葉に甘えて娘とのツーショットを撮ってもらいました。
きっと僕みたいに小さな子供を連れて畑に遊びに来る人も多くて、農家の方々も何度も写真を撮ってあげてるんだろうなぁって思います。
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春霞に包まれた立山連峰とチューリップ畑。
もう少し見通しがよければ、本当にきれいな光景になっていたと思います。
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ピンクと白と黄色が混ざったともてカラフルなチューリップ。
綺麗だなぁと思って写真を撮っていたら・・・
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え!?
もしかして機械、入りました??

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え!!!!?
え~~~~!!!!

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そうです。
ここ砺波平野で栽培されるチューリップは、僕らが見て楽しむためのものではなくて、あくまでも「球根ビジネス」のためのものです。
球根を肥らせてナンボの世界なんです。
花が咲いたら養分が花にとられてしまう。できるだけ根のほうに養分を集中させて球根を肥らせる必要があるために、美しい花をガンガン摘み取っちゃうんですね。
今まで花摘みのシーンを間近で見たことがなかったんですが、今回はたまたま目の前で行われました。
なかなか残酷です(苦笑)。
しかもついさっきまで写真を撮っていた実に愛らしい花たちが次々と・・・(涙)。
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みるみるうちに花がなくなっていきます。
たまたま摘み取られずに残った花も、すぐに人の手によって摘み取られるのでしょう。
これには娘もキョトンとしていました(^^;。
いつも親に「花をちぎるな」「花を踏むな」と注意されているのに、目の前で機械によってもぎ取られるなんて(笑)。
まぁいずれこのことについては説明しないといけないかもしれませんねぇ。。。
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ってなワケで、チューリップが咲く春の砺波平野でした。
チューリップ公園とはまた違うダイナミックな風景はもちろん、「商売」という側面からのリアルな営みを見ることもでき、なかなか面白いですよ。
最後、チューリップがどんどん摘み取られていくシーンはなかなか衝撃的でしたが、こういったことがあるおかげで、私たちは今年もそして来年以降も、庭に咲く綺麗なチューリップを楽しむことができるんだなぁ、としみじみ思いました。

早くしないと、チューリップがなくなってしまう!
ということで、摘み取られる直前の花たちの前で記念撮影(笑)。
また来年も綺麗なチューリップを咲かせてくださいな。
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<砺波平野(砺波市・南砺市)のチューリップ畑>
【駐車場】なし(周りの迷惑にならない場所に止めて楽しみましょう)
【入場料とか】無料
【所要時間】1時間

【地図】

(南砺市年代地区付近に、比較的大きなチューリップ畑が多いです)


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8 Comments

まっさ  

>みんこさん

砺波地方に住む人は、「チューリップフェアよりもチューリップ畑のほうが綺麗」ってよく言いますよね。
スケールの大きさは畑のほうがあり、一方で人の数は畑のほうが圧倒的に少ないので、写真愛好家は畑のほうが好きになるかもしれません。

僕も、花摘みはてっきり手作業だと思っていましたが、今はトラクターみたいな機械で一気にやってしまうみたいです。
だからなおさら残酷さがにじみ出るんですよね~(^^;。

今年は暖かくて、チューリップの成長も順調でした。
チューリップフェアも大いに賑わっているとのことです。
ちなみに、僕もチューリップフェアに行く場合はたいていは親戚宅から「いらないから持っていって」と言われていただくタダ券だったりします(笑)。

2016/05/03 (Tue) 19:57 | EDIT | REPLY |   

みんこ(くーちゃん きーちゃん)  

ほんとにねー 、花をもぎとるんだよー(笑)

砺波市に住んでいた者にすれば
球根のためのチューリップ畑はきれいと思っています。
チューリップフェアよりは好きかも。

機械ですか。古い記憶では花もぎの季節労働者(アルバイト)が
あったような...手作業じゃないんですね。


ちなみに、チューリップフェアの入場券が市の広報に
4枚だったかな、ついてきていました。2人家族も5人家族もいるのに(笑)

2016/05/02 (Mon) 00:00 | EDIT | REPLY |   

まっさ  

>ぽてとぉ~さん

こんにちは♪
本当にお久しぶりです!
秋から冬にかけてちょっと忙しい日々を送ってまして、ブログがほったらかしになってしまいました(笑)。
今はボチボチと無理せず更新している状態ですが、北陸の風景を引き続きお送りできたらと思っています。

そうそう、かわいいチューリップが瞬く間に刈り取られていくそのギャップがすごいんです。
最近は、刈り取った花の花びらを使ったちぎり絵のようなアートなんかが盛んに行われています。そういった再利用の方法もあるみたいですよ。
子供には、追い追い説明しようかと(^^;。

では、今後も引き続き、よろしくお願いします!

2016/05/01 (Sun) 17:54 | EDIT | REPLY |   

まっさ  

>土佐けんさん

こんにちは♪
富山と言えばチューリップです!
でも、一年のうちで畑にチューリップが咲くのはごく限られた時期になります。
だって、咲いたらすぐ切られてしまいますからね~(^^;。

助手さん、チューリップは撮影できましたか?
関西にも多くのチューリップ名所があるそうなので、今年はもうダメでしょうが、来年以降機会があれば遠征したいと思います!

2016/05/01 (Sun) 17:50 | EDIT | REPLY |   

まっさ  

>aunt carrotさん

こんにちは♪
そうか、確かに関東のあの辺りでは、こういうお花畑の光景はちょっと珍しいかもしれませんね。
でも、野菜系の畑がなだらかな台地いっぱいに広がっているような、そういうイメージはありますよ(笑)。

花がもぎとられていくチューリップはかわいそうでしたが、これも球根のためと考えれば致し方なしです。
砺波平野で丸々と育った球根は、次の春になったら全国のどこかで今度はちゃんと花を咲かすために植えられることでしょうね。

2016/05/01 (Sun) 17:46 | EDIT | REPLY |   

ぽてとぉ~  

本当に久しぶりのコメントです

ちょくちょく見に来ていたのですが、なかなか更新していなくて心配していましたよ~

また頑張って、北陸の美しいセカイを紹介していってくださいね~♪



すっごくカラフルなチューリップ畑の美しさ、そして生産するためとはいえ、一気に刈り取っていくギャップがすごいですねー

たしかにお子さんにはどう説明していいか、困っちゃいますね~orz

2016/04/27 (Wed) 17:04 | EDIT | REPLY |   

土佐けん  

凄いチューリップ畑ですね~~
これだけ咲き誇れば圧巻ですね!
今年、チューリップの撮影が出来ていない助手が大喜びです^^
え? 花を摘み取っちゃうんですか?
悲しい気持ちになるのですが、農家の仕事の一つなんですね。
富山県はチューリップの球根の出荷額が日本一とは知りませんでした。

ポチッ全部!

2016/04/26 (Tue) 22:29 | EDIT | REPLY |   

aunt carrot  

私に住んでる小さな半島からは想像もつかない広大なチューリップ畑に
大感動!
これは大喜びで飛び回りますね。
美しい風景に見惚れました。
そして、機械にもびっくり。。
球根畑なのですね。
そういう畑が無ければ球根できないですものね。
初めてしりました。
良いものを見せていただきました。

2016/04/26 (Tue) 21:11 | EDIT | REPLY |   

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