03 2015

大室山のお鉢めぐりと城ヶ崎海岸/火山噴火がもたらした伊豆の山と海の風景

2015年お盆の旅第5弾!2泊3日のこの旅もあっと言う間に最終日となりました。
前日にすでにまるっと半島を一周しているんですが、実はもう一つ、伊豆にゆっくり来た際にはどうしても立ち寄ってみたかった場所がありまして・・・。今回、それが実現しました。

大人気の観光地か?って聞かれると、一体どうなんだろ!?
熱海・河津・修善寺みたいな華やかなイメージの観光地に比べると、ちょっとマニアックな部類に入るのかもしれませんが・・・でも好きな人には好きな場所だろうし、大人から子供まで楽しむことができるんです。

大室山で登山と大パノラマを楽しむ!
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そして城ヶ崎海岸でスリルを味わう!
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山と海、それぞれ全然関連のないところに思えますが、実はこの大室山と城ヶ崎には密接な繋がりがあるんです。
二つのスポットで、4000年前に起きた「大地の息吹き」を感じることができました!

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2015年08月18日 静岡県伊東市 大室山(国指定天然記念物)


伊豆と言えば温泉であり、温泉と言えば火山です。
伊豆半島の周りには、例えば富士山、箱根山、三原山など日本を代表する火山が多く存在しているので伊豆にたっぷりと温泉が湧くのはなんとなく理解できる気がします。
でも・・・伊豆半島の中に火山ってあったっけ!?

調べてみると、例えば伊豆半島の最高峰である天城山は、れっきとした火山らしいです。
でも天城山での最も新しい噴火活動は今からおよそ20万年も前の話であるらしく、それ以降はガンガン山体の侵食が進み、今ではあまり火山らしくはありません。
伊豆半島は、火山がありそうで実はない。
そう思っていたんですが・・・

実は、伊豆半島にもちゃんと火山らしい火山はあった!
しかもチョーお手軽に頂上に立てる火山が!


今回訪ねたのは、伊豆半島で数少ない火山らしい火山、大室山(おおむろやま)です。
まずは外観を。
これって、火山っていうか・・・まるで古墳!?
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見た目があまりにもスッキリしすぎているし、しかも形が整い過ぎてる。
まるで人が造った山のように見えるんだけど・・・
でも大室山は自然が造りだした天然モノの山なのです。
大室山は「伊豆東部火山群」を代表する火山で、標高は580m。
非常に分かりやすい典型的な「スコリア丘」という地形であり、また日本を代表する単成火山(一発の噴火で形成された山)ということで、国の天然記念物に指定されているとても貴重な山なのです。
頂上にはぽっかりと噴火口が開いていて、その噴火口の周りは絶好のハイキングコースになっているっていう話。今回の伊豆の旅では、天気のせいもあって文化系の観光地ばかりを巡ってきたのですが、最終日は天気も若干回復傾向だったので、是非ともお手軽な自然系の観光地に立ち寄りたい!
ってなワケで、念願の「大室山登山」が実現したのです。


登山と言っても全然たいしたことなくて、麓からリフトに乗ってものの数分で山頂に到着。
それでも登山か?って思われるでしょうが、実はこの大室山は天然記念物を保護する観点から、徒歩での登山が全面禁止されているんですよね~。歩いて登れない山って、珍しいんじゃないかな。
大室山登山リフトの山麓駅で往復券(大人500円、4歳~小学生250円)を買って、いざリフトに乗り込みます!
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ちなみに小さな子供連れでも安心。
一人でリフトに乗れない子供は抱っこすればOKです(^^)。



僕ら北陸人の場合は誰もが小学生のうちにスキー遠足などでリフトを経験するのでそんなにハードルは高くないんですが、雪のあまり降らない静岡県や太平洋側にお住まいの方はすんなりとリフトに乗れるのかな!?
ちなみに大室山の斜面は想像以上に傾斜が急です。
およそ40~45度くらいの傾斜があり、後ろを振り返るとかなりスリリングな光景になります。
高いところが苦手な人は決して後ろを見ないように!とにかく前だけを見るようにして登っていきましょう。
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リフトの頂上駅を降りて、目の前に広がる光景は・・・
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伊豆半島の大パノラマ!
大室山はおよそ4000年前の噴火で伊豆半島に突如として現れた標高580mの火山だから、周りに視界を遮るものがなく360度全方位見通しがバツグンなんです。
眼下には伊豆高原の別荘地が広がり、相模湾や伊豆諸島の島々が見られました。天気が良ければさらに富士山とか房総半島とか、東京スカイツリーまでも見えるそうですよ!
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目の前には「ゴールド川奈カントリークラブ」のゴルフコースが見えます。
その奥は伊豆高原や一碧湖、さらに奥には伊東の市街地。
その向こうは相模湾に突き出た細長い真鶴半島、そしてうっすらと三浦半島も見えています。
海の上に浮かぶ小さな島は熱海の初島です。
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この絶景に娘も大喜び(^^)
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大室山のてっぺんで大きく口を開いている噴火口は直径およそ300m、深さはおよそ75m。
結構スケールが大きい。
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噴火口に下りて行く階段がありました。
階段の先には真っ赤な鳥居と浅間神社があり、さらに噴火口に繋がっています。
噴火口はアーチェリー場になっているそうですが、大人1000円払えば本格的なアーチェリーが体験できるそうです。
僕は時間があまりなかったのでアーチェリーはパス(^^;。
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噴火口の周りをグルっと一周できる遊歩道が整備されていて、簡単にお鉢巡りができます。
お鉢巡りって言っても、富士山みたいな巨大な噴火口ではないし、道もシッカリと整備されています。
遊歩道はコンクリート舗装されていて、一周はおよそ1km。所要時間はおよそ20分と書いてありましたが、ゆっくりと展望を楽しみながら歩く場合はだいたい30~40分ほどとみておけばいいかと。
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一歩一歩、歩くたびに変わりゆく大絶景を眺めながらの極上の天空散歩道!
特に海の上に浮かぶ島々が印象的でした。
島には雲がかかっていましたが、晴天ならばもっと綺麗な眺めだったんだろうなぁ。
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(利島)

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(伊豆大島と伊豆高原)



伊豆大島に向かって並ぶお地蔵さん。
「八ヶ岳地蔵尊」と呼ぶそうです。
数多くの船が行き来する海の安全を祈願して建てられたとか。
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伊豆大島とは逆の方角を向いているのは「五智如来地蔵尊」というお地蔵さん。
案内板には何気にビックリすることが書かれていたんですが・・・
漁師である朝倉清兵衛さんの娘さんが身ごもったので浅間神社に安産を祈願したところ無事出産。そのお礼にと真鶴石のお地蔵さんをこの地に奉納したとか。
で、その娘さんが9歳だってんだから、驚きです(笑)。
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リフトを降りれば頂上に着いたも同然なんですが、どうせなら大室山の本当の山頂(三角点)に立ってみたいもの。
本当の山頂はリフトの降り場とは真逆のところにあるので、結局頂上に立ちたきゃ噴火口を一周することになります。
お鉢巡りの遊歩道は基本的には起伏が少なくてなだらかなんだけど、頂上の手前だけちょっと急です。
さ、これを登れば頂上だぞ!
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これが大室山の山頂。
標高580メートル。正確には579.64メートルです。
頂上だから何か特別な眺めが楽しめるかと言うと別にそうではないんだけど、やっぱり頂に立つのは気持ちのいいものです。
時には海から猛烈な風が吹き付けるそうですが、この日は幸いそよ風。
秋の気配を感じる風で汗がスーっと引きました。
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お疲れさま!頂上です。
あと半分ほど歩かないとね。。。(^^;
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ちなみにちょっと汚い話で申し訳ないですが、この日、この大室山のてっぺんで、うちの長女(4歳)がガマンしきれずに生まれて初めて『トイレで●●●ができた』という、歴史的な出来事があったんです!(笑)
家ではいつまでたってもできなかったくせに、何もこんなところで果たさなくてもねぇ(笑)。
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ってなワケで、伊豆半島の大室山散策はこれにて終了。
リフトで僅か5分で別世界に立ち、徒歩10分ほどで火山の頂に立てるなんて、他ではなかなかできないですよ。
大室山は期待していた通りに、とてもいいところでした。
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伊東市 城ヶ崎海岸(門脇吊橋)


さて伊東市の自然をもう一つ。今度は山ではなく海です。
立ち寄ったのはゴツゴツした岩場が広がる「城ヶ崎海岸」ですが、ここは先ほど登山したばかりの大室山から噴出した溶岩によって形成された岩場だそうです。
溶岩の海岸はおよそ9kmに渡って続いているそうですが、今回はあまり時間がなかったので代表的なスポットのみ見ることにしました。
駐車場に車を止めて、ほんの少し林の中を歩いていくと・・・
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城ヶ崎のシンボルとも言える、門脇吊橋が!
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なにこの吊橋、メッチャ怖い!
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実はここに来るまで城ヶ崎ってどんなところかイマイチ分かってなかったんですが、あぁなるほど、要するにスリルを味わうスポットだったんだ(°_°)
吊橋の高さはビルの6~7階に相当する23m。体感的にはもっともっと高く思えてしまいます。
でも子供ってホント怖いもの知らずというか・・・歩くのもままならない吊橋の上を平気な顔して歩いたり端に近づいたり・・・。
お、お前ら、間違っても足踏み外すなよ・・・。
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北陸の東尋坊と雰囲気が似ています。
あちらは見事な柱状節理で、岩の見た目はツルンとしているのですが、城ヶ崎はゴツゴツと尖った荒々しい岩。転ぶと間違いなくケガします。
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ギリギリのところに立つな、落ちるぞ!って言ってんのに、注意すればするほどつけあがるし。
先ほどの大室山と違って、ここはあまり小さな子供を連れて来たくはないところだな(笑)。
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ってなワケで、お盆の2泊3日の伊豆の旅はこれにて終了!
城ヶ崎海岸を出たのは17時近くで、ここから一気に金沢へ向かい、家に着いたのは夜中の1時近くでしたとさ(^^;。
毎年お盆にはこうやって家族で旅行していますが、写真を見返してみると、子供達がどんどん成長してどんどん旅を楽しむようになってきたなぁとつくづく思います。
さて、来年の夏はどこへ行こう。
来年には下の2人もベビーカーは卒業してるだろうし、もっともっと忙しない旅になってるかもしれません(^^;。
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<大室山>
【駐車場】有(無料)
【入場料とか】500円(リフト料金)
【所要時間】1時間20分

【地図】


【リンク】
大室山登山リフト


<城ヶ崎海岸>
【駐車場】有(有料)
【入場料とか】無料
【所要時間】30分

【地図】


【リンク】
伊東観光協会公式ホームページ


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伊豆半島 大室山 火山 噴火 リフト 城ヶ崎海岸 伊東 お鉢めぐり 吊橋

4 Comments

まっさ  

>かーず君さん

こんばんは♪
そうでしたか!この三連休は伊豆高原へお出かけだったんですね。
いいなぁ。
アブーちゃんもきっと伊豆の空気を楽しめたんじゃないかと思います(^^)。


伊豆高原はなかなか良いところですよね!
山の観光地と海の観光地があんなに近いのも珍しいと思います。急げば半日ほどで大室山と城ヶ崎を楽しめるのですが、できれば現地で1泊して、じっくりゆっくりと東伊豆の魅力を味わってみたいものです。
それから、僕が訪ねたのは残念ながら曇りがちの日だったので、今度は青空の時に訪れたいです。


お立ち寄り、感謝♪

2015/10/12 (Mon) 18:49 | EDIT | REPLY |   

かーず君  

こんばんは。

私、昨日・一昨日ですが1泊で伊豆高原に行っていました。
大室山も城ケ崎も行きましたよ。

大室山も城ケ崎も、その魅力が伝わってくる素敵な写真ですね(^_^)/

2015/10/12 (Mon) 17:40 | EDIT | REPLY |   

まっさ  

>aunt carrotさん

あぁ、やっぱり高所が苦手なcarrotさんにはハードル高すぎますよね~(笑)。


確かにリフトの下りは怖かったです。
上りと違って地面が見えないような感じになるので、なおのこと怖いんだよねぇ。
小さな双子は抱っこしてリフトに乗せていたんですが、次女さんみたいに途中で泣いたり暴れ出したらヤバかったかもなぁ。

大室山も城ヶ崎の吊橋も、高いところが苦手な人にとってはかなり手厳しい観光地のようですが、でも景色や景観文句なしに素晴らしい!
今度は青空の時にまた訪れたいです。

お立ち寄り、感謝♪

2015/10/04 (Sun) 17:47 | EDIT | REPLY |   

aunt carrot  

ここのリフト、めっちゃくちゃに怖かったです。
吊り橋を渡って冷や汗、そしてリフト、、、、
いやぁ、ものすごい怖い旅になった思い出があります。
リフト登る時はまぁ、まぁ、でした。
でも降りるとき次女が泣きわめいてどうにもならなくて、、、、、、
強引にやっと乗せましたっけ。
登りより下りが怖いですね。
リフトに乗りなれない関東人です、ハイ!

2015/10/03 (Sat) 21:02 | EDIT | REPLY |   

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