23 2015

雨の河津七滝/TVで有名になった「わさび丼」と初景滝(しょけいだる)の風景

2015年お盆の旅第3弾!
前記事にあるように、ちょっぴり薄日も差していた修善寺を出て、東伊豆の海岸を目指します。
伊豆半島をぐるっと回りながら風光明媚な伊豆の海や山を楽しもうと思っていたのに。。。

天気は土砂降り。
海も山もあったもんじゃない(涙)。


でも、雨ニモマケズ風ニモマケズ、伊豆を代表する観光地を見てきました!
伊豆の深い緑の中を流れる渓流に沿って歩けば、次々と現れる七つの滝。
河津七滝です。

雨に濡れる伊豆の踊子の銅像もまたよし!
そういうことにしとこう!


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晴れていればもっとゆっくりと、全ての滝を回りたかったんですが、いかんせん傘をさしても役に立たないほどの土砂降りの中だったので、見ることができた滝はたった2つ(笑)。
ただ、河津七滝に来た目的は滝見の他にもありまして、その目的を果たすことができたから僕的には満足(^^)。


2015年08月17日 静岡県賀茂郡河津町 河津七滝


伊豆半島のちょうど真ん中らへん。
伊豆の東海岸に面しつつ、小説や演歌で有名な山深い「天城越え」(天城トンネル)もあり、山も海も楽しめる河津町にやってきました。
河津と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、早春にピンクの花を咲かせる「河津桜」ですが・・・。

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(2012年03月20日撮影 河津川に咲く河津桜)


伊豆の特産品でもある「ワサビ」でも有名です。
ワサビって、イメージとしては冷涼で比較的標高の高い場所(例えば長野県)で採れるんではないかと思うのですが、太平洋に面した温暖な伊豆半島も国内有数のワサビ産地として知られています。

ところで、突然ですが「孤独のグルメ」という漫画・TVドラマはご存知でしょうか?
酒の飲めないおっさんが、仕事の合間に一人で食べ物屋に入り、ひたすら飯を喰らいつつその心情綴るという、ちょっと異色な内容のグルメストーリー。
でも決してストーリー性があるわけではなく、ただひたすらおっさんが飯を食い、胸の内を披露するというもので、話だけを聞くと「超つまんね~」と思ってしまうのですが、実際にDVDを借りて観てみると、これが超ハマるのなんの(笑)。
テレビドラマはテレビ東京系列の放映でして、我が石川県では観ることができません。ってか、テレビ東京系列が観られるエリアは大都市圏中心に限られるんで、地方都市にお住まいの方は是非レンタルして観ましょうよ。
主演は松重豊で、毎回毎回ホントにうまそうに食べるんですよね。
2013年に放映されたテレビドラマSeason3の第3話で採り上げられたのが、河津町の河津七滝にある「かどや」さんの生わさび付きわさび丼でして、これをうまそうに、ホントにうまそうにほおばるシーンは、孤独のグルメ史上珠玉の名演技として語り継がれています。

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(河津駅に降り立つ井之頭五郎)

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(河津七滝でわさび丼を喰らう井之頭五郎)


で、この「生わさび付きわさび丼」を是非とも賞味したいと思い、河津七滝までやってきたのです。
「孤独のグルメ効果」もあってお昼時になると満席・行列は当たり前と言われている「かどや」。
お店に入るや否や、生わさびがご挨拶。
一本600円、700円、さらには1200円という値札も見られます。いいワサビって意外と高いのね。
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その1200円のワサビ、食べてみたいゼ。
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で、早速「孤独のグルメ」でも採り上げられていた「生わさび付きわさび丼」をいただきました!
まずはワサビがまるごと1本やってくるので、それを鮫皮おろしでひたすらおろします。最後までおろします。腕が非常に疲れますが、とにかく最後までおろします。
そのうち、温かい白米にかつおぶしだけを載せただけの非常にシンブルな丼ぶりがやってきますので、その上におろしたてのワサビをのっけて、いただきます。
鼻ツンとか気にせずに、思いっきり喰らうんです。

いや~、やっぱりうまかった!
Simple is the Best の本質を突いたどんぶりです。
五郎ちゃん(主人公)、教えてくれてありがとう!

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ちなみにドラマでは主人公はおかわりをして同じものを2杯食べていましたが、正直なところ、2杯目も行きたくなります。
大人の男だと1杯じゃちょっと足りないんだよね~。



さて、ここからが本題です。
そもそも河津七滝とはなんぞやと言いますと、河津町を流れる河津川の上流部約1.5kmに渡って続く七つの滝の総称のことを言います。
ついつい七滝を「ななたき」と読んでしまいそうになるのですが、それは誤り。
七滝と書いて、「ななだる」と読む。
つまり、河津七滝は「かわづななだる」である。

河津七滝ルールによれば、滝は全て「たる」または「だる」と読み、七滝を構成する一つ一つの滝の名前も「〇〇たき」「〇〇だき」ではなく「〇〇だる」と読むそうです。
くれぐれもお間違えのなきよう。

河津七滝を構成する七つの滝は、「大滝(おおだる)」・「カニ滝(かにだる)」・「釜滝(かまだる)」・「えび滝(えびだる)」・「蛇滝(へびだる)」・「出合滝(であいだる)」・「初景滝(しょけいだる)」です。
全て遊歩道でつながっていて、先ほどのわさび丼を食べた後にその分のカロリーを七滝巡りで消費しましょうって話(笑)。
ただし、現在この七滝のうちの「大滝」のみは見学できない状態となっていますので気をつけてください。


さて七滝巡りをしましょうか、と思ったのですが、わさび丼を食べている時からとにかく猛烈に激しい雨が降り続きまして、とてもじゃないけどゆっくりと滝巡りをする状況ではありませんでした。
でも、せっかくここまで来たんだから、どんなにずぶ濡れになろうが、とにかく河津七滝で一番のシャッタースポットだけは押さえておきたいと思い、土砂降りの中遊歩道を歩いて「初景滝」まで歩くことにしました。
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(七滝の遊歩道と河津川の様子)



遊歩道を歩いてほどなく、「カニ滝」に到着。
高さ2m、幅1m。河津七滝の中では最も小振りな滝です。
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鬱蒼と茂る森の中に佇む小さな小さな滝。
辺りはとても薄暗くて、光をより多く集めようとシャッタースピードが遅くなります。
結果としてその気がないのに水の流れがよく分かる写真になりました。
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河津川の流れを眺めながら、さらに上流を目指します。
写真ではなかなか分かり難いと思いますが、これでも結構雨が降ってるんですよね。
幸い、主役となる河津川の水は濁りがなくとても綺麗でした。
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青葉のカエデとともに。
伊豆半島って温暖だからあまり紅葉がキレイなイメージはないんだけど、前記事の修善寺もそうでしたが、結構いい感じの紅葉スポットになりそうなところが沢山ありますね。
ちなみに伊豆の紅葉の見頃は例年11月下旬から12月上旬にかけてとのことです。北陸では雪が積もっていてもおかしくない時期にようやく紅葉の見頃になるんですね。
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伊豆を舞台にした名作に、「伊豆の踊子」ってのがあります。
川端康成の代表作品で、ご存知の方も多いと思います。
ぶっちゃけ、この物語がどんな内容なのか、文学オンチの僕には全く分かりません。けれど、伊豆半島と「伊豆の踊子」は切っても切れない関係にあることは、伊豆を旅しているとひしひしと感じます。
河津七滝の遊歩道を歩いていると、伊豆の踊子にちなんだ銅像なんかが突如現れますし、東京と伊豆を結ぶ特急列車の名前にも「踊り子」とか「スーパービュー踊り子」ってのがありますよね。
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・・・ってか、むちゃくちゃ雨強くなってるし(苦笑)。


銅像の前の看板には、歴代の映画「伊豆の踊子」のヒロインを演じた女優さんの名前が記されていました。

第1回 昭和08年 田中絹代
第2回 昭和29年 美空ひばり
第3回 昭和35年 鰐淵晴子
第4回 昭和38年 吉永小百合
第5回 昭和42年 内藤洋子
第6回 昭和49年 山口百恵


昭和49年の山口百恵さんを最後に映画は作られてないのしょうか?
平成版伊豆の踊子がもし作られるならば、是非観てみたいと思います。


また、遊歩道を歩いているとところどころで下の写真のような場面に出くわします。
「大岩成就」と書かれていますが、いったい何?
願い石三個300円!?
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川に目をやると、川の中に巨岩がありました。
昔昔、村人が川の中からこれらの巨岩を見たところ、まるで岩が掌を合わせているように見えたことから、この岩を「拝み石」「頼み石」「願い石」と呼ぶようになったとか。
いつしか、三つの小さな石を手に持ち、岩に手を合わせて願い事を唱えながらこれらの小石を投げ、どれか一つでも岩の上に乗せることができたならその願い事が叶う、と言われるようになり、今日でも多くの人が小石を買って岩に向かって投げているそうです。

投げる先はと言いますと・・・

うわぁ、これは難易度高そうだ。
どう見ても無理ゲーじゃん!(笑)

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ちなみに上の岩の写真、結構ズームしていますからね。

岩の上に乗っかった石の数を見て驚きました。
今までいかに多くの人がこの無理ゲーに挑戦してきたかということを。
バスケの選手ならかろうじて乗っけることができるかもしれませんが、コントロールの悪い僕には無理です(^^;。
ってなワケで、ここでは一切お金を払わずに通り過ぎることにしました(笑)。


そうこうしているうちに、河津七滝で人気の高いシャッタースポットに着きました!
ここは遊歩道の入口から徒歩およそ10分ほどのところにある「初景滝」(しょけいだる)という滝。
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高さは10m、幅は7m。
決して大きな滝ではないんだけど、ここが有名な理由はズバリ伊豆の踊子の銅像「踊り子と私」があるからです。
後になって分かったんですが、「私」ってのは伊豆の踊子の中の主人公のことだったんですね。
伊豆の踊子をモチーフにした銅像と、そのバックに深い緑と白い滝。
河津七滝を象徴するシーン・・・かな。
土砂降りの中でしたが、ここまで歩いてきた甲斐がありました。
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さて次は何滝だ!?
と思ったのはいいけれど、これ以上雨に濡れるわけにもいかず、また車には嫁さんを始め人を待たせているので、これ以上山の奥へ入っていくことはできませんでした。
初めて訪ねた河津七滝ですが、七つの滝のうちたった二つしか見ることができず、やや不完全燃焼気味でした。
次は晴れた日に来て、残りの5つ(現在接近できるのは「大滝」を除く6つなので、実質的には残り4つ)の滝を制覇してやるぞ!と心に誓い、河津を後にしましたとさ。
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ところで、ここで食べたわさび丼が、全然鼻にツーンと来なかったんですよ。
わさびのすり方が良くなかった?
なにかコツがあれば教えてください(^^;。




<河津七滝>
【駐車場】有(無料)
【入場料とか】無料
【所要時間】30分(初景滝までの往復)

【地図】


【リンク】
わさび丼を食べたお店 「わさび園 かどや」

河津七滝観光協会

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伊豆半島 河津町 わさび丼 河津七滝 初景滝 伊豆の踊子

6 Comments

まっさ  

>ぽてとぉ~さん

こんばんは♪
九州出張、お疲れ様でした。
出張中は何かと忙しくて、どこかへ行きたくてもなかなか行けないものですよね。
でも、九州から広島ってそれなりに距離があるように思うのですが、新幹線に乗って行ってきたのかな?

わさび丼、おいしかったですよ。
とてもシンプルなんですが、わさびとかつおぶしとお米、それら素材の味をしっかりと味わうことができます。
わさび丼なんていつでもどこでも作れそうですが、やっぱり本場で新鮮なワサビじゃないとね!
機会があれば是非ご賞味あれ!


お立ち寄り、感謝♪

2015/09/27 (Sun) 20:36 | EDIT | REPLY |   

まっさ  

>土佐けんさん

こんばんは♪
七滝では土砂降りでした(^^;。
この日は全般的に天気が悪かったんですが、傘をさしながら外を歩いたのはこの河津七滝だけでした。
他の観光地ではなんだかんだ言って雨が止んでいたんですよね。

伊豆は緑が綺麗だけど、わさびの緑も綺麗でした。
一本1200円はさすがにちょっと買えませんでしたが、買って帰るよりもやっぱり現地で食べるのが一番かも。

ところで伊豆の踊子の映画、ご存知でしたか!?
僕はそんな映画があることすら知りませんでした。
それもそのハズ、僕が生まれてから今まで、新しい「伊豆の踊子」の映画は作られていないみたいです。
「平成版伊豆の踊子」ってのを、観てみたい気がしました。


お立ち寄り、感謝♪

2015/09/27 (Sun) 20:22 | EDIT | REPLY |   

まっさ  

>aunt carrotさん

こんばんは♪
carrotさんなら伊豆も結構近いことだし、たびたび訪れたことがあるんじゃないでしょうか?
小田原や御殿場からほんの少し足を延ばせばもう伊豆半島ですからね(^^)

わさびのマメ知識、ありがとうございます!
なるほど、確かにこの時は早くわさび丼を食べたくて、結構力を入れてガンガンおろしていたかもしれません(笑)。
それから、先日静岡に続いて長野でもわさびを食しましたが、やはり強烈なツンはなかったです。
新鮮で本場のわさびって、辛みが少ないものなんですね。

お立ち寄り、感謝♪

2015/09/27 (Sun) 19:03 | EDIT | REPLY |   

ぽてとぉ~  

伊豆の七滝の涼しげな風景 とても素敵です

雨にも負けず 素敵な写真ありがとうございました

わさび丼かぁ~ 私も一度は食べてみたいなぁ~♪


追伸、こちらも九州出張がもうすぐ終わりそうです

結局、仕事が忙しく広島県の呉という海軍の町にしか行くことができませんでしたが、沖縄とは違った素敵な風景に出会えました♪

2015/09/27 (Sun) 08:12 | EDIT | REPLY |   

土佐けん  

伊豆の七滝に行かれたんですね^^
土砂降りの雨だったんですか(^^;
でも、雨も一興と言うことで・・・
緑が綺麗です^^
伊豆といえばわさびですよね^^
一本1200円ですか! 食べたいけれど、高いような・・・w
伊豆の踊り子といえば、僕達は山口百恵でしょうか^^
僕も助手も百恵ちゃんファンでしたから^^

ポチッ全部!

2015/09/25 (Fri) 22:22 | EDIT | REPLY |   

aunt carrot  

わぁ、懐かしい滝風景です。
良いですよね、滝巡りは。
心が爽やかになります。
わさびは、力を込めてガンガンとおろすと空気がいっぱい混じって、つんとしたのが抜けて、ゆっくり時間をかけて押し付けるようにしてねっとりさせると、つんとするんだそうですよ。お店の人に聞いたので確かです。でも本物はそれほど涙のでるつんは無かったです。わさびソフトが美味しかった記憶がありますよ。

2015/09/23 (Wed) 09:42 | EDIT | REPLY |   

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