10 2015

飛騨高山 さんまち通りの古い町並と高山陣屋をそぞろ歩き

岐阜県には古い町並み、落ち着いた町並みがたくさんありますが、その中の代表選手はどこかと言えば、誰しもが思いつくのが飛騨高山でしょうね~。
この日は高山から少し離れた飛騨古川へ遊びに来ていたのですが、どうせならもう少し足を伸ばして高山まで行っちゃおうってんで、向かったのがベタではありますが高山を代表する観光スポット、「古い町並」と「高山陣屋」です。


高山と言えばココ!さんまち通りの古い町並
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昔の重要な行政拠点!高山陣屋
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金沢から車で1時間半ほど。
東海北陸道が全通してからは、飛騨高山は北陸からホントに近い街になり、逆に「いつでも行けるから」という理由で最近ちょっとご無沙汰だったんですよね。
今回、初めて娘を連れて、久しぶりに高山を散策してきました!
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2015年07月05日 岐阜県高山市 さんまち通り界隈と高山陣屋


高山と言えば、昔ながらの落ち着いた風情が漂う城下町。
このジャンルの観光地の中では全国屈指の人気度でして、本当に沢山の観光客で賑わっています。
特に女性に好かれているみたいですね。
高山市は、かの有名なフランスの観光ガイド『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』で最高ランクの三ツ星に選定されている観光地です。
最近は金沢兼六園、白川郷五箇山の合掌造り集落など近隣のミシュラン三ツ星観光地と組み合わせて「北陸飛騨三ツ星街道」という名前で内外に売り込んでいるらしく、そのため外国人観光客も頻繁に見かけるようになりました。


高山に入るや否や、駐車場に車を止めて、高山の中心市街地にある「さんまち通り」を歩きました。
高山と言えば黒っぽい色をした古い建物が軒を連ねる「古い町並」が有名。
古い町並とは、具体的には「上三之町」、「上二之町」、「上一之町」(以上、通称「さんまち通り」)、「片原町」、「神明町」の界隈のことを指すそうです。
ちなみにこの界隈は国の「重要伝統的建造物群保存地区」(いわゆる「重伝建」)に指定されていて、点ではなく面で景観が保全されています。
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高山は「飛騨の小京都」というイメージを持っている方も多いでしょうね。僕も何の疑いもなくそう思っていました。
ところが!
よく調べてみると、高山は厳密には小京都ではないらしいのよ。
小京都とは、雰囲気がどことなく京都に似ている街に対して冠せられることが一般的には多いのですが、厳密には、そのような街が集まって組織された「全国京都会議」に所属している街を小京都と呼べるらしい。
高山市もかつては全国京都会議に所属していた正真正銘の「飛騨の小京都」だったのですが、2008年に全国京都会議を退会したそうです。理由はよく知りません。

こういった話は、実は我々金沢市民にとっても結構身近なものでして。
実は金沢市もかつては「加賀の小京都」と呼ばれていたのですが、「金沢は武家文化、京都は公家文化。金沢と京都は根本的に違うのだ!」という理由から、2008年に全国京都会議を退会。
以来、金沢市は「小京都」と呼ばれることに若干の嫌悪感すら感じているようです(笑)。
つまり、高山と金沢が小京都ではなくなったのが、奇しくも同じ年だったんですよね。
同じ年に、「京都の名を借りるのではなく、正々堂々と独自のブランド力でアピールしていくぞ!」という決心を固めたということで、高山市に対してますます親近感が湧いてしまいます(^^;。


そんな高山の「古い町並」をぶらり散策。
それにしても観光客が多いですよ。
写真は極力人が写らない瞬間を狙ってシャッターを切ったものですが、実際は常に人の波が押し寄せ、都会の商店街となんら変わらぬほどの賑やかさでした。
誰もいない高山の古い町並を見たければ、夜から早朝にかけてがBESTのようです。
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7月に入っていますが、まだアジサイが鮮やかに咲いていました。
それにアサガオも。
どちらかと言うと地味な黒っぽい色合いの町並の中で、アジサイやアサガオの紫がすごく目立っていました。
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高山の古い町並にはお土産屋さん、食べ物屋さん、カフェなどが密集していてます。
そう言ったショップを見て回るのも、高山の楽しみ方の一つかもしれません。(僕はショッピングはあまり好きではないけれど・・・)
娘もいつの間にかお土産屋さんを見て回るのが好きになったみたい。
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高山は食べ歩きも楽しい。
特に、この地方ならではの飛騨牛を使ったお寿司や串は、ちょっと値は張りますが最高にウマいです!
娘が手にしているのは、「こって牛」というお店の飛騨牛を使ったにぎり。
最も廉価な「飛騨牛にぎり寿し」を頼みましたが、それでも2貫で600円という超高級品!
600円って、普段の回転寿司なら激しく躊躇してしまう価格帯ですよ。
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一口口に入れるや否や、すんげぇ勢いで食らいついた(笑)。
こんなにウマい肉は滅多に食べられないからね。
あっと言う間に600円が・・・。あぁ、もうパパの口には入らんね。
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飛騨牛の牛串、柔らかくて大変おいしかったです。
あぁ、できることなら百本くらい食いてぇ!!
でもこれ1本500円。やっぱり高いっすよ。
例えば3人兄弟と親子の5人家族の場合、みんなで1本ずつ串を食べただけで2500円ですからね。
高山に来るとついつい財布の紐が緩んでしまい、気がつけば恐ろしいほど出費してしまいますから要注意。
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このあと側溝に落ちた。
恥ずかしい(笑)
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さて、古い町並から、今度は高山陣屋へ向かいます。
古い町並のすぐそばを流れる宮川。赤い欄干の「中橋」を渡れば、陣屋があります。
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これまで何度も高山に遊びに来たことがあるのに、実は高山陣屋に入るのは生まれて初めて。
そもそも高山陣屋が何なのかを分かっていなかったんですよね。
「遠山の金さんみたいな人がいたところ」「昔の裁判所」「拷問していたところ」などなどホントかウソがよく分からん曖昧なウワサレベルの知識しかなくて、今回せっかくなので中に入って陣屋が何者かを確かめてやろうと思った次第です。

陣屋とは、江戸時代の徳川幕府直轄領におけるお代官様の住まいとお役所が置かれた建物のことを指すらしい。
いわゆる「代官所」のこと。
かつて飛騨国は江戸幕府の直轄領(天領)であり、その政治の中心地が高山陣屋ってことですね。
幕末には全国におよそ60もの代官所があったのですが、当時の建物が残っているのは高山陣屋だけなんだとか。
かつての代官所の様子を今に伝える全国唯一の非常に貴重な遺産なんですね~。
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中に入ると江戸時代にタイムスリップした感満載!
役所というよりも、すんげぇ偉い人のお屋敷だと思った方がシックリ来る感じかなぁ。
でもこの大きな畳の間こそ、「御役所」と呼ばれている部屋で、郡代・手付の執務する高山陣屋の中枢部なんだそうな。
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重要な会議や儀式が行われていた「大広間」。
なんか時代劇に出てきそうな雰囲気です。いいね!
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高山陣屋って、ちょっとダークな印象も持っちゃってるんですが、その原因がこの「御白洲」(おしらす)なんじゃないかと。
御白洲は裁判所みたいなものですが、砂利が敷かれて白く見えることから白洲と呼ばれるようになったとか。
御白洲にはおもむろに拷問道具が置かれています。中央にあるギザギザの台は「責台」(せめだい)といって、ここに容疑者を正座させます。それだけでもむちゃくちゃ痛そうなんですが、さらに足の上には右側に見える重さ40kgの「抱石」(だきいし)を載せるってんだから恐ろしい・・・。
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女中さんが暮らす女中部屋。
ここは狭くて非常に質素な造りですが・・・
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一方、代官様のお部屋、「御居間」は広くて華やか。
縁側からは大きな庭園を見渡すことができます。
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この「御居間」は、平成27年4月22・23日に、将棋の「第73期名人戦七番勝負の第2局」が行われた場所らしい。
将棋のことは何も知らないのでピンと来ないんだけど、名人戦七番勝負とは年に一度の「最強棋士決定戦」みたいな重要な戦いらしいのだ。
ちなみに平成27年の名人戦七番勝負では、羽生善治名人が4-1で勝利して名人防衛に成功していますが、この高山陣屋で行われた第2局だけは羽生善治名人に黒星がついたそうです。
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居間や縁側から見るお庭も、高山陣屋の見所のひとつ。
四季折々の風情を感じることができるのでしょうが、特に銀世界となる冬は美しいでしょうね。
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ってなワケで、飛騨のミシュラン三ツ星観光地、高山市でした。
古い町並は相変わらずの人の多さだったのですが、高山陣屋は意外にも人が少なくてゆったりと回ることができました。ともに高山一・二を争う観光地だけど、僕は陣屋のほうが好きかな。
飛騨古川と飛騨高山、二つの町をそぞろ歩いて、さすがにバテてしまった夏の一日。
今度は秋の紅葉シーズンや、冬の積雪期に訪ねてみたいものです。
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<さんまち通り・高山陣屋>
【駐車場】有(有料)
【入場料とか】430円(高山陣屋)
【所要時間】1時間30分(高山陣屋は30分)

【地図】


【リンク】
高山陣屋(岐阜県公式ホームページ内)


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2 Comments

まっさ  

>aunt carrotさん

こんにちは♪
飛騨高山はジックリ回るとやっぱり楽しい街です。
雰囲気がどことなく金沢に似ているので、何だか安心感もあったりします(^^)。


「小京都」というのは響きはキレイなんだけど、ある程度大きな街になると「小さな京都」って呼ばれることに対して少し抵抗を感じるようになるのかもしれません。
「小さな」に対してではなく、むしろ「京都」に対してね。

おっしゃる通り、京都は京都、高山は高山ですもんね!
高山は「高山らしさ」で頑張ってほしいと思います。

お立ち寄り、感謝♪

2015/09/06 (Sun) 11:55 | EDIT | REPLY |   

aunt carrot  

飛騨高山、ほんとに良いところですねぇ~♪
シックな色合いに紫陽花と朝顔が似合います。
高山陣屋も興味深く拝見しました。
空いてるところをのんびりゆっくりが一番ですね。
小京都、これはね、外したほうが良いです。
京都は京都、加賀は加賀、高山は高山ですものね。
頭になにかくっつけるのおかしいですものね。
今日も楽しませて頂きました。
あぁ、牛の握りがたべたい!

2015/09/05 (Sat) 11:39 | EDIT | REPLY |   

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