二つの川べりの桜並木 富山市松川べりの夜桜観賞と、金沢市伏見川堤の桜
中でも「日本さくら名所100選」に選ばれているところは、お花見のいわゆる「大御所」であり、その美しさは決して裏切られることはありません。
今年の春は、お隣富山県にあるさくら名所100選の一つ、松川公園を訪ねてみました。
しかも、川べりの桜が最も艶やかに見える、夜桜の様子です。
川面に映る満開の桜並木がとても美しかった!
金沢からなら車で一時間半、新幹線ならわずか20分ほどの、ほんのお隣の街富山市。その気になれば、平日仕事が終わってから立ち寄ることもできます。
それに、富山駅から徒歩圏内にあるので、首都圏からも2時間ちょっとで来ることができますよ。
来年以降、春に富山を訪れる機会があれば、参考にしていただければ幸いです(^^)。
それから、晴れ間の少なかった今年の観桜期でしたが、貴重な青空のシーンも撮ることができました(^^)v。
それもオマケで。
2015年04月09日 富山県富山市 松川公園・松川べり
お隣富山県の県庁所在地、富山市。ここに、日本さくら名所100選にも選定されているお花見名所があります。
富山の花見と言えば、そう、北陸人なら誰もが知ってる「松川べり」ですよね。
割と遠くの桜名所に何度も足を運んでいるくせに、お隣富山県の松川べりは今回ようやくの初訪問なんです(^^;。
松川とは、県庁や市役所、富山城址、それにオフィス街など、富山市の街の中心部を流れている比較的小さな川で、パっと見た感じはまぁどこにでもありそうな川なんですが、これが春になるとすごいんですよ。
川の両岸におよそ450本の桜の木が植えられていて、これらが満開になると、いかにもという感じの「桜のトンネル」になり、なんとそれを遊覧船に乗ってゆったりとくぐることができるという。
(ただし夜間はチャータークルーズや宴会クルーズのみのため、いわゆる遊覧船的な乗り方はできないようです。)
さて、今回富山までやって来まして、まず最初にビックリしたことがあります。
それは松川の桜ではない。
ガビーーーーン!!(古)
トランクにあるはずの三脚がないではないか!
そうかぁぁ、つい先日、車の掃除をするために一旦降ろしたんだっけか。
あぁ、なんで富山に着いてからそれに気づくかな。三脚がなかったら大苦戦は目に見えているぞ・・・。
というわけで、初めて見に来た夜桜を三脚なしで撮るという困難なミッションが課されたワケです。ISO2000くらいにせざるを得ませんでした(^^;。
カメラ愛好家の皆さん、装備はちゃんと確認してから出かけましょうね(アタリマエのことだけど(笑))。
さて、松川べりに着きました。
早速、橋の上から桜並木をパシャリ。
「松川七橋めぐり」の名で知られている通り、松川にはいくつかの橋が架けられていて、橋の上から眺める桜並木がこれまた絶品。夜には桜並木のライトアップが行われるので、漆黒の川面に艶やかな桜が映り、「おぉぉぉ」と思わず唸ってしまう美しい光景が広がります。
それに、橋の上なら欄干などをうまくつかって、夜でもそれなりにブレない写真が撮れるのも嬉しい(笑)。
(塩倉橋より)
(華明橋より)
(七十二峰橋より)
「どこにでもありそうな小さな川」というのは、お花見名所としてはかなり重要な点かもしれません。
川幅が広いと、このように両岸の桜が迫りくるトンネルのような並木にはならないでしょうし、水が流れていると川面に桜が映ることもないでしょう。
そういう意味では、松川は絶妙な川幅と絶妙な流れが合わさった、お花見にはうってつけの川と言えるかもしれません。
残念ながらこういう川は金沢にはないんですよね~。
川べりの桜並木は秀逸です。
川沿いにゆったりと歩ける歩道があるので、そこから桜の木を見上げるのもまた一興でした。
あ!船が来た!
松川の桜を象徴するシーンは、なんと言っても桜のトンネルの中を進む遊覧船とのコラボレーションでしょう。観光用のポスターなんかにもよく使われています。
鏡のように静寂な水面を割って進むかのようで、遊覧船の手前と後ろの水面の様子の違いがまた面白い。
船では宴会をやってるっぽかった。
いいなぁ、船の上でビール片手に桜を見上げ・・・いつもより酔いが回りそうだ(笑)。
もちろん、陸上でも宴会で大盛り上がり!
松川公園はお花見名所であり、かつ宴会名所でもあります。多くの市民が桜の木の下で騒いでいましたよ。
街のど真ん中にこういう公園があるのって、いいよね。
しかしまぁ、ホントに桜の綺麗なところでした。
水辺やライトアップがあって、夜桜観賞をするには最高のロケーションだと思います。
これまで何度も行きたい行きたいと思いつつ、なんとなく微妙な距離のところにあるために行くことができなかった松川べり。今回初めて訪れて、「やっぱり100選に選ばれるだけのことはある、素晴らしい桜名所だ」と思いました。
今度は是非青空の下の松川を見てみたいものです。
2015年04月09日 石川県金沢市 伏見川べり
さて、ここからはオマケです。
今年の観桜期は天気がイマイチでして、「日照時間が記録的に少ない」とか「野菜が値上がりしている」などといったニュースもよく目にしました。
金沢では、開花後にグっと気温が上がって5日目にして満開に。しかしお花見期間中は気温が低い状態が続き、満開の期間が比較的長かった。でもその割には、ぐずついた空が多くて綺麗な桜風景を見る機会は少なかったという印象です。
満開期間中に青空が広がったのは、4/5土曜日(満開宣言のあった日)と、平日ど真ん中の4/9木曜日の2日間くらいだったかと。
貴重な晴れ間が広がった木曜日、お昼休みに外に飛び出して、職場近くの伏見川べりの桜並木を見に行きました。
やはり青空と桜は似合います!
同じ川べりの桜並木とは言え、富山の松川と金沢の伏見川では随分違いますね。
こちらは川幅が広いし流れもそこそこあるので、川面に桜が映ることはありません。
桜たちは元気に咲いていましたが、花の芯が赤くなっていたので、そろそろ散り際が近いことを知りました。
実際、この次の週末には桜吹雪となり、街の桜はシーズンを終えています。
この春も、いろんな桜景色を楽しむことができました。
このブログにアップした場所以外にも何か所か見て回ったのですが、桜の話題をあまり長く引きずっても何ですので、今年の桜記事はこれにておしまいにしようかなと思います。
桜の時期は短くて、もっと見たいなぁと思う頃には終わっちゃう。けれど、また来年も美しい姿を見せてくれるも確かです。
今年見れなかった桜景色は、また来年楽しもうっと!
当ブログの桜の記事一覧はこちら
<富山市松川べり>
【駐車場】有(有料)
【入場料とか】松川べりの桜を見るだけなら無料
【所要時間】50分
【地図】
【リンク】
松川遊覧船 公式HP
<金沢市伏見川べり>
【駐車場】なし
【入場料とか】無料
【所要時間】20分
【地図】
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>kotodayoriさん
こんばんは♪
松川の夜桜は北陸屈指の美しさだと思います。
もちろん、夜だけでなくて昼も相当綺麗で、桜の散り際も花筏ができて綺麗かもしれません。
遊覧船も大人気のようですよ。
京都の「岡崎桜回廊十石舟めぐり」は初めて知ったのですが、赤い鳥居や橋とともに京都の街を彩る桜がとても綺麗なようですね。
一度は遊覧船に乗ってゆったりと川沿いの桜を楽しんでみたいんですが。。。そんな贅沢ができるのはもっともっと後になってからかな(^^;。
お立ち寄り、感謝♪