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24 2015

日本三名園、偕楽園を楽しむ!/梅だけではない!?「陰」と「陽」の世界観を味わう

古くから日本三名園として知られている偕楽園。
今からおよそ170年前の1842年、常陸国水戸藩第九代藩主の徳川斉昭(なりあき)によって造園された、日本を代表する日本庭園です。
偕楽園と言えば泣く子も黙る梅の名所であり、およそ百品種三千本が早春に花開くそうです。
今回ひょんなことから梅の咲く時期に偕楽園を訪れることができました。

やはり、梅の咲く偕楽園は素晴らしかった!
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でも、偕楽園は梅を見るだけが全てじゃない。
今回、ゆっくりと偕楽園を回る機会を得まして、初めて知ったのは「偕楽園の歩き方」があるってことです。

駅を降りてすぐ目の前の梅林に喰らいついてはいけないのだ。
偕楽園が持つ「陰」と「陽」の異なる魅力を順番に楽しまなければ!
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ってなワケで、今回は3年ぶりに訪れた偕楽園を記事にしたいと思います。
前回よりももっともっとジックリと回り、写し、偕楽園の神髄に迫ってみることにしました。
偕楽園の良さは梅だけじゃないってのを、お伝えできればと思います。
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2015年03月22日 茨城県水戸市 偕楽園


水戸偕楽園は、金沢兼六園・岡山後楽園と並び、日本を代表する名園。いわゆる「日本三名園」の一つであるってのが、日本国民のほぼほぼ共通的な認識になっていますよね。
普段から兼六園と親しんでいる金沢市民にとって、ライバル 仲間意識の高い水戸の偕楽園の存在は、そりゃあ気になってしょうがない。やっぱり機会があれば見てみたいものです。しかも、とびきり綺麗な時期に!
今回、たまたま梅の咲く時期に関東に来る機会があり、これを逃すと今度はいつ見に行けるか分からない。
ならば、今すぐ行くしかない!

・・・と威勢よく思い立ったはいいけれど・・・
水戸って、すっごく遠いのね(^^;。

水戸まで特急で片道3820円とか、どう考えても「ちょっと行ってきます」で行き先に選ぶにはハードル高すぎます。
東京駅から水戸駅までの距離はおよそ120km(鉄路)あるそうで、これは金沢起点で言うならば西はおおよそ敦賀まで、東はおおよそ親不知までの距離に匹敵します。
普通電車なら少しは安く済むけど、片道2時間20分とかちょっとあり得ないし(笑)。
夕方には金沢へ戻る新幹線に乗らなきゃならんしさ、あまり時間を無駄には使えない。

・・・といろいろ悩んだり迷ったりしたのですが、ふと気がつけば特急「ときわ」に乗って偕楽園駅に着いてました(笑)。
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(「ひたち」・「ときわ」に使用されるE657系、偕楽園駅にて。ん~、カッコイイではないか!)


偕楽園駅は春の梅まつりの期間中のみ開設される臨時駅。
駅を降りればもう目の前が偕楽園だから、とてもラクチンなのだ。
臨時駅だから掘立小屋みたいなプレハブの建物と屋根なしのプラットホームだけしかなくて、まるでローカル線秘境駅みたいな造りでビックリだけど、一応特急列車も止まります。
いかに偕楽園の梅まつりがJRにとって集客効果抜群なのかが分かりますね。
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駅を降りて、すぐさま向かい側の丘をテクテク登っていけば、自ずと偕楽園の「東門」に到着。迷うことはありません。
そして門をくぐれば、偕楽園の梅林が目の前に広がります。
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おぉ、すごいゾ偕楽園!
梅が見事ではないか!!

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日本三名園は、それぞれを「雪月花」に当てはめて言われることが多い。ってのはもうこのブログで何度も何度も書いてきたんだけど、せっかく滅多に来ない水戸まで来たんだからもう一回おさらいしとこうか(笑)。

<三名園と雪月花の関係>
雪・・・兼六園
月・・・後楽園
花・・・偕楽園


今回訪れた偕楽園が「花」を担当することに全く異論はございません。
偕楽園は日本屈指の梅の名所。梅と言えば偕楽園、偕楽園と言えば梅ですからね。
東京から電車に揺られてやってきて、駅を降りて、目の前に偕楽園があって、駅から最も近い門をくぐれば、そこにはもう「偕楽園らしい光景」が!
不慣れな旅行者にとってこれほど分かりやすい進行はございません。

偕楽園ってスバラシイ!さぁさっそく梅を見よう!

・・・っと誰もが思うでしょうが、実は「ちょっと待った」なんですよ。
偕楽園についてよ~く調べてみると、どうやら「偕楽園の歩き方」ってのがあるらしい。
目の前の門と梅に惑わされちゃいけないのだとか。駅の近くの門は偕楽園の裏門で、「出口」だ。
出口から入るとは何事だ。
偕楽園の良さを本当に楽しみたいなら、ちゃんと「入口」から入って、パンフレットに書かれた道を辿りながら見どころを順番に押さえつつ、最後に梅を観なさいと言うのだ。

ったく、めんどくせぇなぁ偕楽園さんは。

とかって、思うワケないじゃないですかぁ(笑)。
「点」ではなく「線」で楽しみなさいというのが偕楽園スタイル。ならばそれに従おうではありませんか。
すぐ梅に飛びつきたくなる衝動を抑えて、ちゃんと入口から園内を回ることにしました。
ちなみに出口と入口までは、四角形のほぼ対角線の向かい側同士みたいな位置関係にあるので、結構遠い。


まずは偕楽園の入口に相当する、「好文亭表門」(こうぶんていおもてもん)から。
確かに先ほど見た出口こと「東門」に比べて、すごく門っぽくて趣があります。
なるほど、これが偕楽園の表門ってワケね。
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そして、好文亭表門をくぐってすぐのところにさらに門がありました。
こちらは「一の木戸」(いちのきど)と呼び、偕楽園の二の門とのことです。
それにしても、偕楽園の表門と言う割に、門の奥が薄暗い。鬱蒼とした杉や竹の林が広がっているようです。
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公式サイトなどで謳われている偕楽園の良さとは、「【陰】と【陽】の相反する両極の世界感がバランスよく調和された、万物が健全育成する原理に基づいた美」だそうです。
なんだか回りくどくて難しいので、イマドキの簡単な言葉で言うならば、ズバリ「メリハリ」の4文字ですかね(笑)。
表門をくぐってすぐに広がるのが「陰の世界」ですが、いざ足を踏み入れてみると「陰鬱」という感じでは全くなく、圧迫感のある感じでもなかったです。
整った竹林がむしろ美しくて、通路が広めにとってあるから開放感もあります。
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竹の美林なら京都や鎌倉などの「本場」も見てきましたが、偕楽園の孟宗竹林もなかなか綺麗です。
そりゃあ、腐っても日本三名園ですからね。
期待は決して裏切られません。
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杉林を進んでいくと、途中でメインルートから道が分かれて崖の下のほうへ降りていきます。
その先には大理石を削って作った泉がありました。
「吐玉泉」(とぎょくせん)と呼び、1日におよそ100トンの水が湧くそうです。
徳川斉昭が偕楽園の造園に際し、付近の高低差を利用して湧き水を集め、景観を配慮して白い井筒を据えたのがコレ。
ここから湧き出る水は眼病に効くと言われているそうですよ。薄暗い杉林の中で、大理石の白が本当に映えていました。
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偕楽園の「陰の世界」を受け持つ大杉森
まるで自然の山を歩いている気分になりました。これが「日本庭園の一部」だとはちょっと信じられません。
こういう景観は少なくとも兼六園や後楽園にはないものであり、偕楽園の特徴的なシーンと言えるかもしれませんね。
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杉の並木をしばらく歩くと、再び門の登場。「好文亭中門」と呼ぶそうです。
この門をくぐれば、その先には偕楽園の象徴とも言える「好文亭」が待っています。
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いよいよ偕楽園を代表する見所、好文亭に入ります。
好文亭の拝観料は大人200円。そう言えば、ここに来て初めて偕楽園で財布からお金が出て行くことになるよなぁ。
偕楽園の名前の由来は「民と偕に(ともに)楽しむ庭園」であり、一般市民でも気軽にこの庭園を楽しめるよう、今日に至るまで入園料はとっていないようです。
現在、兼六園は310円、後楽園は400円の入園料が必要なのですが、日本三名園の中で唯一入園料を徴収しないのがこの偕楽園のいいところで、大変好感が持てますよね。
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好文亭は偕楽園に来たら是非とも見ておきたいスポット。
徳川斉昭が詩歌や管弦楽器の催し物を通して心身ともに癒されることを目的として造った建物ですが、「陰」と「陽」のコラボを楽しめるよう設計された偕楽園の中で、この好文亭こそが陰から陽へと鮮やかに切り替わる場所だと言われています。

「好文」とは中国の故事に基づいたもので、ズバリ梅(好文木)を意味するそうです。
そのお庭は、梅林ほどではないけれど、赤・ピンク・白の梅の花がたくさん咲いていて、とても綺麗でした。
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では、好文亭の中へ入っていきましょう!
まず玄関で靴を脱ぎ、ビニール袋に入れるのですが、ここでちょっと気になる会話を聞いちゃいました。

客『何分くらいかかりますか?』
『ん~、1時間くらいかなぁ』

え・・・1時間ですと?
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うわっ、すごい行列だ・・・。
こりゃ確かに1時間ほどかかりそうだなぁ。
一年のうちで最も人が集まる梅の時期。その週末ですから、混雑するのもしかたがありません(^^;。
3階に昇る階段(好文亭のクライマックス)が狭くて急なため、そこを先頭に人の渋滞が発生し、酷い時は列の最後尾は好文亭の料金所にまで続くようです。
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大広間をぐるっと囲むように行列は続く・・・
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好文亭の中には様々なお部屋があり、それぞれテーマがあって面白い。
おそらく偕楽園のワンシーンを描いているのであろう襖絵から、「〇〇の間」と名付けられています。
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(桃の間)

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(つつじの間)

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(竹の間)

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(紅葉の間)

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(梅の間)


お庭が見えてきました。
徐々に明るく。陰から陽への切り替わりです。
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そして好文亭のクライマックス!
三階の「楽寿楼」に昇ると、一気に視界が開け、明るく感じました。
まさに陰から陽へのダイナミックな切り替わりです。
梅林方面は残念ながら見通せないんですが、お花見客でにぎわう「見晴広場」や、偕楽園のお隣にある「千波湖」、「田鶴鳴梅林」などを見下ろせます。
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(梅の木と見晴広場)



偕楽園って、実はむちゃくちゃ広いんですね。
これまで歩いてきた梅林、竹林、好文亭、見晴広場などいわゆる「偕楽園っぽい」部分は「本園」(常盤公園)と呼ばれていて、さらに本園の隣には常磐線を挟んでいくつかの梅林や広大な芝生広場など「偕楽園拡張部」と呼ぶらしい。
「本園」と「拡張部」を合わせて「偕楽園公園」であり、その面積はなんと300ヘクタール。
兼六園(11.7ヘクタール)のおよそ30倍の面積であり、都市公園としてはニューヨークのセントラルパークに次ぐ世界第2位の規模だっていうんだから驚きです。

春の心地よい風に吹かれて、世界2番目の都市公園を見下ろします。
う~ん、何とも心地よい。
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(千波湖)

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(田鶴鳴梅林)

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(田鶴鳴梅林と猩々(しょうじょう)梅林)


ってなワケで、偕楽園を教科書通りグルっと回った旅日記でした(^^)。
ちゃんと入口から出口への動線が存在し、それに沿って歩くことで「ホンモノの偕楽園の良さ」を味わえるというのが、この庭園の特徴なのかもしれませんね。
兼六園にも門は沢山ありますが、どの門から入りなさいとか、どういう順番で回りなさい、ってのは聞いたことがなく、いつもテキトーにふらついていたので、偕楽園のこうした「ルール」はとても新鮮でした。
この時期の偕楽園はまさに「梅・梅・梅」なんですが、梅を見たい気持ちをグっとこらえて、まずは「陰」から「陽」への移り変わりを堪能してみてはいかがでしょうか?
なかなか面白かったですよ(^^)。
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さて、次回は引き続き偕楽園、今度は梅林をメインにお伝えしたいと思います(^^)/
好文亭から「芝前門」をくぐれば、水戸偕楽園らしい梅の世界が広がります!
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<偕楽園>
【駐車場】有(有料 500円程度)
【入場料とか】200円(好文亭)
【所要時間】3時間

【地図】


【リンク】
偕楽園(茨城県公式ホームページ内)


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偕楽園 日本三名園 水戸 徳川斉昭 好文亭 千波湖

- 6 Comments

まっさ  

>土佐けんさん

こんばんは♪
そう、偕楽園は兼六園のライバルです!(笑)
三名園で二つまではクリアしたって方は結構多いんですが、三名園全てを観るとなると場所が結構ばらけちゃってるので大変ですよね(^^;。

ちなみに僕は全て行ったことがあるにはあるんですが、後楽園は閉園ギリギリにライトアップを見に行っただけでして、昼間の様子は全く知らないし広い庭園のごくごく一部しか立ち入ってないんです。
なので、次は後楽園をゆっくり回ってみたいってのが、ささやかな目標ですかね~(^^)。
あと、三名園に入ってもおかしくないと言われている高松の「栗林公園」も個人的にすごく気になっています!

あぁ、旅がしたいぜ(笑)。

いつもお立ち寄り、感謝♪

2015/03/31 (Tue) 21:40 | EDIT | REPLY |   

まっさ  

>aunt carrotさん

こんばんは♪
一応、石川県の人です(笑)。
でも、今回はたまたまこの時期に仕事で東京方面へ行く機会があったからです。
そんな用事でもないと、なかなか偕楽園へは行けません。遠いんだよぉ(笑)。

今、そちらは桜が満開なんでしょうね。
北陸も今日は暖かかったし、ようやくですが「開花」しそうな雰囲気です。

お立ち寄り、感謝♪

2015/03/31 (Tue) 21:33 | EDIT | REPLY |   

まっさ  

>ぽてとぉ~さん

こんばんは♪
偕楽園はやっぱり梅の時期に訪れるのがいいですよね~。
三名園ファンとしてはどうしても「本気の偕楽園」ってのが見たかったんですが、今回ようやく実現しました。


ライトアップ、僕も見に行きたかったです。。。
でもこの日は夕方の新幹線で金沢に戻る予定だったので、残念ながらライトアップは次回にお預けとなりました。
水戸って結構遠い場所なんで、「次回」が何年後になるかは分かりません(^^;。


この日偕楽園の梅は満開宣言が出ていたようで、天気が抜群にいい日曜日。
お花見をするには今年一番のタイミングだったのかもしれませんが、やっぱり人は多かったです(汗)。
ま、その賑やかさも含めて、「偕楽園の良さ」なのかもしれませんね。


ぽてとぉ~さんのライトアップ記事を見て、今度は是非ライトアップに行こうと思いました!
お立ち寄り、感謝♪

2015/03/31 (Tue) 21:30 | EDIT | REPLY |   

土佐けん  

偕楽園と言えば日本三大庭園の一つですよね!
まっささんの地元の兼六園、岡山の後楽園と並んで三大庭園ですよね~
兼六園、後楽園は行ったことがあるのですが、偕楽園は行ったことがないので
とても興味深く見せて頂きました^^
偕楽園と言えば梅ですよね~~
しかも中には色んな建物があり、襖絵も楽しめるんですね^^
続きが楽しみです♪

ポチッ全部!

2015/03/29 (Sun) 15:55 | EDIT | REPLY |   

aunt carrot  

すごい行動力!
以前、どこの県の人?ってびっくりしたのを思い出します。
水戸偕楽園、すごい広さ。。。
梅までたどりつくのが大変なんですね。
驚きです。
続き楽しみです。

2015/03/28 (Sat) 21:20 | EDIT | REPLY |   

ぽてとぉ~  

これが満開の梅が織り成す日本三大庭園「偕楽園」の本当の姿なんですね~♪

わたしが訪れたときは、5部咲きほどで、好文亭も梅の花がまばらでしたので、わたしのブログでは、室内の襖絵の美しさを重点的に紹介しました

それにしても、すっごい観光客ですね~


桜とはまた違った満開の梅林の偕楽園、わたしもこの時期に訪れたかった~と感じる風景に感激です!

続きがあるということは、もしかすると梅祭りのライトアップかなぁ~と予想、次回もすっごく楽しみに待ってますね~

2015/03/28 (Sat) 19:54 | EDIT | REPLY |   

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