10 2014

雨の日光東照宮と華厳の滝 ~世界遺産は「主役」がいなくてちょっとガッカリ~

2014年お盆の北関東の旅、第6弾!
今回の旅で最も「期待」していた栃木県日光です。
関東のみならず全国的な知名度を誇る観光地であり、ユネスコの世界文化遺産にも登録されています。
無論、撮るべきものもたくさんあるっしょ!

ってなワケで、ワクワクしながら日光エリアに突入しました。

日光と言えば東照宮!
そして東照宮と言えば、「見ざる 言わざる 聞かざる」で有名な三猿!
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さらに男体山の麓へ行けば、日本三名瀑の「華厳の滝」!
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・・・とまぁ、ベタな写真は撮れたんですけどね。
とにかく天気が悪くて、「日光に裏切られちゃったなぁ」という思いを抱いてしまいました。

「日光」という名のくせに、日差しどころか土砂降りじゃん(笑)。

ってなワケで、写真的な「大豊作」を期待して向かった日光は、結果的に大凶作。
そんな不作の旅写真ですが、どうか広い心でご覧ください(^^;。

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2014年08月16日 栃木県日光市 日光東照宮


栃木県の県庁所在地で都会的な雰囲気のある宇都宮から車でわずか45分。
日光宇都宮道路(日光道)を使えばほぼノンストップで世界遺産「日光の社寺」にたどり着けます。
日光ってかなり山奥のイメージなんですが、意外にも街から近いんですね。

東照宮付近は杉の木立が立派です。
深い緑に包まれていて、最近流行りの「聖域」感・「パワースポット」感がすごくあります。
日光と言えば、「日光杉並木街道」も有名だけど、その杉並木の終点がまさにここ東照宮。
昔の人は長い長い街道を歩き、杉並木をくぐり抜け、ようやく東照宮に着いた時、この境内の杉の木立に何を思ったでしょうかね。
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まず目につくのが鳥居です。
東照宮の入口でもあるこの「石鳥居」は国の重要文化財。
どんな神社でもそうですが、鳥居をくぐる時って、これから聖なるエリアに足を踏み入れるのですから、ちょっと緊張するし身も心も引き締まる思いになるものです。
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石鳥居をくぐってすぐ左側には、とっても目立つ「五重塔」
これも国の重要文化財です。
鳥居や五重塔は拝観料なしでも近づくことができます。
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さてこの東照宮ですが、今回が初めてではありません。
今から25年ほど前に親に連れられて来たことがあります(確かあの時も夏のお盆休みだったな)。
残念ながら当時の記憶はほとんど残ってなくて、それを蘇らせる意味でもちょっと楽しみにしてたんですよね。
前に来た時はまだ「世界遺産」というネームバリューがなく、比較的空いていた印象です(ちなみに日光の世界遺産登録は1999年、今から15年前です)。
でも、今は違いますね。
天気が最悪なのにそれでもまぁすごい人出でしたわ(^^;。


気になる東照宮の拝観料ですが・・・
なんと、大人1300円!
どう考えても高過ぎじゃないか~?



前に京都の某寺院に1000円を払い、「兼六園なら3回も見学できちゃうぞ!」と(心の中で)グチったことがありますが、東照宮はさらに高い。
「4兼六円」だぜ!?
その他、300円程度でも十分に素晴らしい神社仏閣・庭園が世の中にたくさんあるわけだけど、それら4回分の感動と興奮を与えてくれるのか?

「受けて立とう」
みたいな感じで、震える手で(笑)財布からお金を抜いて拝観券を購入し、境内へ入ります。



日光東照宮には、数多くの国宝・重要文化財の建築物があることで有名です。
この最初にくぐる「表門」も重要文化財。
石鳥居、五重塔、表門と、このごくごく狭いエリアだけで3つ連続の重文です。
ちなみに地元の金沢城だと、あの広い敷地の中にたった3つですからね。
いかに東照宮の歴史的価値が高いかが分かるってもんだ。
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人が多くておまけに降りしきる雨とくもりまくるレンズで、写真を撮るのも一苦労。
門の左右に仁王像がいましたが、それを撮る余裕はなかった。



門をくぐってすぐのところにある「三神庫」(さんじんこ)という建物。
これも重要文化財。
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「御水舎」(おみずや)、いわゆる手を清めるところ。
これも重要文化財です。
たくさんの人が次々と柄杓を手にとって洗っていました。
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さて、日光東照宮と聞いて真っ先に思いつくものって、多分みんな同じだと思います。
そう、「見ざる 言わざる 聞かざる」ですね。
僕もとにかくまずはこれを探そうと思って中に入ったんですが、「広い境内でしかも雨降る中、簡単に見つけられるかな」という不安があったのですが、「表門」から入ったすぐ先であっけなく見つけちゃいました。
まぁここだけ異様に人が多いってのもありますけどね。
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もともと馬をつないでおくためのものだった「神厩舎」(しんきゅうしゃ)という建物。
「猿は馬を守る」という言い伝えから、神厩舎には8つの猿の彫刻が施され、その中の一つが「見ざる 言わざる 聞かざる」。
ちなみに(猿の彫刻を含め)神厩舎も重要文化財です。
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8つも猿の彫刻がある中で、この「三猿」(さんざる)と呼ばれる彫刻だけが特に有名ですよね。
「猿」と「~ざる」をかけたトンチもいいし、語呂合わせもいいからなのかな!?
しかし、たいていの人は初めてコレを見た時、「え!?これだけ!?こんなちっちゃいの??」って思うでしょうねぇ。
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その他の彫刻はと言うと・・・
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ん~、あんまりパっとしたデザインがないですね。
やっぱ「見ざる 言わざる 聞かざる」が一番分かりやすくて、しかもカワイイかもね(^w^)。



手前に「輪蔵」、奥に「鼓楼」。
いずれも重文には指定されていませんが、立派な建物です。
それにしても、東照宮の建物ってとにかく派手で豪華だよね~。
他の寺社ではあまり見られない極彩色と金色の装飾が随所に見られ、とても鮮やかです。
「さすが、徳川家康を祀った社だ!」と感心してしまいます。
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こちらは「本地堂」(薬師堂)
「日光の鳴き竜」が聞けるとあって、東照宮の中でも特に有名な建物です。
僕も鳴き竜は絶対に聞いてみたかったので、順番を並んで聞いてきましたよ。
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(内部は撮影禁止!)

このお堂の天井に竜の絵が描かれていて、その真下で火の用心とかで使われる拍子木を「カン」と打つと、もの凄い反響音が聞こえました。
「鈴のような音」とも言われていますが、字では表現しづらい音ですね。
電話の「トゥルルルルル・・・」の非常に甲高いバージョンの「ルルルル」がエコー効きまくったみたいに鳴り続く感じ。
「キュイーーーーーン」とも聞こえます。
ぶっちゃけ、耳障りな音です(笑)。
「竜の真下で」ってのがミソで、それ以外の場所で拍子木を打ってもそのような反響音は聞こえません。
その不思議さを、お寺の人が実演しながら丁寧に教えてくれました。
東照宮の中でもイチオシのスポットですよ!

ちなみに、結構立派な建物だしこういう「鳴き竜」という珍しい仕組みもあるし、さぞや文化財的価値があるんだろうなと思いきや・・・
この本地堂は半世紀ほど前に焼けてしまったそうで、建物も鳴き竜の音も天井の絵も、全てその後に復元されたものだそうです。
ならばどうして中は「撮影禁止」なワケ?って疑問も残りますが(笑)。
もし火災がなければ・・・きっと「国宝級」だったんでしょうね。



さて、いよいよ東照宮の大御所、「陽明門」(ようめいもん)です。
一般の人は、「三猿」にはガッカリするかもしれませんが、陽明門は期待通りか、むしろそれ以上の興奮と感動を与えてくれるに違いありません。
とにかく豪華絢爛。
日光東照宮を象徴する国宝建築物で、「陽明門を見るために東照宮に行く」と言っても何らおかしくはない。
そのくらい、とにかくすごい門なんです。

さぁ~て、25年前に見たはずなんだけど、その記憶を取り戻すべく。
いざ、よ~うめ~いも~ん♪♪

!!!!!!
ぐぅはああぁ(血を吐く効果音)

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(東照宮陽明門 平成の大修理中でした)

こんなの、僕の知っている陽明門じゃない。
東照宮、謀ったな!(笑)
拝観料1300円のうち、少なくとも500円はこの陽明門のために払っていると言っても過言じゃない。
修理中なら、せめて拝観料800円にディスカウントしてよ~。


なんて言うのは冗談で、実は券売所に「陽明門 修理中」ってちゃんと掲示されています。
「陽明門、なにそれおいしいの?」的な人ならNo Problemでしょうが、これを期待して来た人はガッカリです。
残念でなりません。
受付の人が「修理中ですが・・・いいですか?」と確認をしてきますが、ここで「なら、やめときます」と言うわけにもいかんのです。
せっかく日光まで来たんだもん、券売所で引き返すわけにもいかないからね(苦笑)。



さて、気を取り直して陽明門の内側へ!
陽明門をくぐって真正面にあるのは、ひと際ど派手な「唐門」(からもん)です。
この唐門は結構綺麗に見えるんですが、それは修復工事が終わった直後だからだそうですよ。
新しく見えても立派な国宝建築物!
恐れ入りました。
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日本の神社仏閣って、黒だったり茶だったり、非常に地味な色合いの建物が多いです。
けど、「実は昔は極彩色だった」というところも多いという話。
例えば、信じられないけど銀閣寺とか。
まぁここまで豪華ではないにしても、お寺ってきっと僕らが思う以上に色鮮やかな場所だったのでしょうね。
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修復工事のおかげで小さな彫刻に至るまで全てが綺麗です。
きっと陽明門も、このようにピカピカに生まれ変わるんでしょうか。
陽明門の修復工事が終わったら、また見に来なきゃなぁ。
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先ほどの「三猿」と人気を二分するのが「眠り猫」という彫刻。
「東照宮に来て、これを見ないわけにはいかない」と言われているスポットです。
ここまで来るのに雨やら人やらでもみくちゃにされて結構ヘトヘトなんですが・・・
最後の力を振り絞って「眠り猫」に会いにきました!
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「眠り猫↑頭上」と書かれているその上を見てみると・・・
も、もしかしてあれが「国宝」眠り猫!?
しょ・・・ショボ(笑)

見た時の「意外感」は、三猿よりも上です。
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これさ、「頭上」の標札がなかったら、半数近くの人は気がつかないでしょうね。
それでも、「日光」を見事に表した国宝の彫刻、それに最近は空前の猫ブームでもありますから。
眠り猫の周りも人だかりができて、大人気でした。
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実はこの先にはさらに「奥宮」(徳川家康の墓)へと続く石段があったのですが・・・
ご覧ください、この渋滞。
行くのや~めた!

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そんなワケで、世界遺産の「日光東照宮」でした。
東照宮は人生2回目の訪問ですが、1回目の記憶はあまり蘇ってこなかったので、ほぼ1回目に等しいくらい新鮮な気分で参拝できました。
ただ、時折激しく降る雨のせいで、綺麗な写真が撮れなかったのが心残り。
そして何より、美しい陽明門が修理中ってのが痛かったです。

日光は東照宮だけじゃなくて、他にも見所がいっぱいあるよね。
なので、きっとまた何度か来ると思います。
その時は、陽明門が美しくよみがえっていますように・・・
って、絵馬に書いておけば良かったかな(笑)。
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日光市 華厳の滝


さて、ここからは「オマケ」ね。
本当はガッツリと見たり撮ったりしたかった奥日光・中禅寺湖近辺ですが、悪天候による霧のためほとんどダメでした。
唯一そこそこ見れたのが、日本三名瀑の一つ、かの有名な「華厳の滝」です。

エスカレーター(大人500円)でびゅーっと下りて行き、地下道のようなトンネルをしばらく進んでいくと・・・
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華厳の滝、登場!
この滝も25年ぶりにじっくり見ましたが、こんなに天気が悪くてもそこそこ綺麗に見えちゃうもんなんですね。
晴れていれば・・・という無念さもありましたが、見られただけでもヨシとしなきゃな。
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滝の最上部。
それまで沢を流れてきた水が、突然宙に放り出され、落差98mを垂直落下していきます。
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轟音を響かせながら舞い上がる水しぶき。
観瀑台は傘が必要でしたが、雨なのか、それとも滝の水しぶきなのか、分かりませんでした。
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水量豊富な夏場の華厳の滝もいいものですね。
迫力があるし、緑がとても目に優しい。
でも、ここはやっぱり秋の紅葉に訪れたい場所かな。
錦秋の名瀑の姿は、次に訪れる時の楽しみにとっておくことにしましょうか。
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さて、9月に入って随分と時間が過ぎてしまいましたが、まだお盆の旅行記が続いています。
きっと次が最終回になると思いますが、そろそろ地元の秋の話題もUPしたいところだし・・・
ん~、悩ましい。
話があっちへこっちへ行ったり来たりするかもしれませんが、是非最後まで旅行記をご覧いただければ嬉しいです(^^)。



【リンク】
日光東照宮

世界遺産 日光の社寺

<2014年お盆の旅シリーズ>
その1 世界遺産・富岡製糸場
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その2 史跡足利学校
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その3 大谷資料館地下採掘場跡
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その4 那須どうぶつ王国


その5 那須高原殺生石
その5 那須高原殺生石

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日光 東照宮 世界遺産 国宝 三猿 眠り猫 陽明門 栃木 華厳の滝

6 Comments

まっさ  

>たけださん

こんばんは♪
雨は雨でも、土砂降りに近い雨でした(^^;。

東照宮に行く=「陽明門を見に行く」と言っても過言ではないんですが、その夢かなわず。
でも、大修理もそんなに長い期間やっているわけではなさそうです。
もう何年かしたら、僕も綺麗になった陽明門を見に、もう一回行きたいと思います。
その時は是非、晴れてほしいなぁ。

お立ち寄り、感謝♪

2014/09/18 (Thu) 20:41 | EDIT | REPLY |   

たけだ  

東照宮は雨でしたか。残念だったですね。。。
たけだは6月に行ってきました。晴れでした。
陽明門が見てないと分かっててもいきました。
門がベールを脱ぐ頃にもう一回行きます。

2014/09/16 (Tue) 23:47 | EDIT | REPLY |   

まっさ  

>J.A.ガビーさん

こんばんは♪
ほほぉ、栃木に住んだ経験があるんですね。
これまで何度か栃木にはお邪魔しましたが、泊りがけでじっくりと・・・ってのは今回が初めてです。
栃木県は宇都宮に滞在しながらアチコチ行けるから便利ですよね~。

実物よりも壮観だなんて・・・
嬉しいお言葉、ありがとうございます!
晴れていればもっと綺麗でクッキリした写真をお見せできたと思うのですが・・・
また別の機会に美しい日光を訪ねたいと思います。


日光江戸村に行くってテもあったんですが、そちらへは行かず「ワールドスクウェア」を選びました(^^)。
ここもすごく楽しかったし、子供も喜んでいましたよ。
その様子も記事にしましたので、是非ご覧ください。

お立ち寄り、感謝♪

2014/09/12 (Fri) 20:37 | EDIT | REPLY |   

まっさ  

>土佐けんさん

こんばんは♪
徳川家康の大ファンですか!
だったら、日光は絶対に外せませんね(^^)。
日光を見ずして家康を語るなかれって言いますもん(いや、言わないって)。

家康のことをあまり知らない人にとっても楽しめる場所です。
歴史的な経緯を知っている人、あるいは家康ファンにとっては、東照宮はある意味聖地みたいなところでしょうね。


でも、やっぱり天気はいいに越したことはありません。
今回の旅はことごとく愚図ついてしまい、「写真を撮る」という意味ではちょっと不完全燃焼でした。
日光や華厳の滝は、また今度晴れた時に行きたいと思います。

お立ち寄り&応援、感謝♪

2014/09/12 (Fri) 20:30 | EDIT | REPLY |   

J.A.ガビー  

写真の方が

栃木県に住んでいたこともあり、日光は知っていますが、東照宮の杉の木立も唐門も、もちろん三猿に眠り猫も、そして華厳の滝も、実物よりもまっささんの写真の方が壮観に見えました。こんなに立派だったかなぁ、とうなっちゃいました。

日光江戸村はお子様連れに最高に楽しいところですが、行かれたのかなぁ〜。続きを楽しみにしています。

2014/09/11 (Thu) 09:14 | EDIT | REPLY |   

土佐けん  

こんばんは

日光にも行かれたんですね^^
日光と言えば東照宮、華厳の滝!
滝の勇壮な状況を見せて頂き、
感動します^^
そして東照宮、美しいですね~~
僕は日光に、何が何でも行きたいんですよ!
徳川家康の大ファンなんです^^
だから、行かなきゃ、いけないでしょ!
助手は信長の大ファン・・・
この辺りで少し意見が食い違うんですけどねw

ポチッ全部!

2014/09/10 (Wed) 22:11 | EDIT | REPLY |   

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