27 2014

金沢城公園のシンボル 菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓に初めて入ってみた!

現代の金沢城公園で中核的な役割を担っている「菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓」の3つの建造物。
平成13年に復元されて今では金沢城のシンボルとなっていますが、完成から13年の月日が流れたと言うのに実は一度も中に入ったことがなかったんです(^^;。
そこで!
ついに今回、遅ればせながら初めてお金を払って中の様子を見ることにしました!

金沢城菱櫓の模型

金沢城内部の様子

なぜ今まで中に入らなかったのか。
「ケチだから」ってのもあるけど、実際のところ地元民はあまり入ったことがないんじゃないかなって思います。
地元だからこそ逆に馴染みが薄い金沢城。
いざ中に入ってみると・・・まるで他の街に旅したような新鮮な気分になれました!


2014年08月12日 石川県金沢市 金沢城公園


兼六園から石川門をくぐって金沢城公園に入ったすぐ、三の丸広場で目に飛び込んでくる巨大な横に長~い建物。
3つの建物は棟続きになっていて、右から、「菱櫓」(ひしやぐら・3階建のやつ)、「五十間長屋」(ごじっけんながや・横に長いやつ)、「橋爪門続櫓」(はしづめもんつづきやぐら・3階建のやつ)の順です。
青空の写真を探してみると・・・
あったあった、2年前の写真が(^^;

金沢城のシンボル 五十間長屋・菱櫓・橋爪門続櫓
(2012年09月01日撮影 金沢城)


兼六園・石川門から見てこれらの建物の裏手にあたるところに入口があります。
ちなみに、金沢城公園は入園無料ですが、これらの建物に入るためには入場料が必要です。

大人(18歳以上) 310円
子供(6歳~18歳未満) 100円


兼六園(大人310円)とセットで500円の割引チケットもあるので、観光客の方はそれを使うとおトクでしょうかね~(^^)。

あいにくの曇り空でしたが、一丁前に暑い日でした。
城内を歩き倒して汗だくだったので、しばらく休んでから、いざ入城!
初めてだから結構ドキドキワクワクします!
自分の住んでいる金沢なのに。。。(笑)
金沢城五十間長屋と菱櫓(二の丸広場より)

ちなみに、お城の中は薄暗いです。
照明がバンバン効いているわけでもありませんし、三脚を使うわけにもいきません。
写真はかなり高い感度(ISO2000以上)で撮っているので、ノイジーなのはご容赦を!


さて、中に入りましたが・・・

あっつ・・・!
暑い!!
これはたまらん!!!


エアコンなど効いていません。
当たり前だよなぁ、「できるだけ史実に忠実に復元した」建物だもん、現代的な空調設備など整っていません。
この日なんてまだ曇っていたからよかったものの、猛暑日とかだと中はどうなっちゃってただろう。
それに、冬はかなり底冷えしそうです。


さて、最初に目に飛び込んできたのは「出し(出窓)の石落とし」というもの。
要するに、石垣をよじ登って攻めてくる敵兵めがけて石を落としていた出窓です。
今でこそガラスがはめ込まれていますが、足元にも穴が開いていて石を落とせる仕組みになっています。

ところで・・・
その石ってどうやってこの建物の中に入れていたんでしょうかね?
まさか大量の石を普段から建物の中に備蓄していたの??
出し(出窓)の石落とし(金沢城にて)



さて、これから中に入る「菱櫓」の外観です。
「菱櫓」はその名のごとく長方形でも正方形でもなくややつぶれた菱形(◇)をした建物だそうで、その形からこの名前がついたそうです。
菱形の内角は狭いほうが80度で広いほうが100度。
外から見る限りじゃなかなか菱形であるとは気がつきません。
金沢城公園の菱櫓


その菱櫓の内部の様子。
中に入っても、やっぱり菱形だって感じがあまりしませんでした。
ただ、普段あまり慣れていない形の部屋の中にいるせいか、なんだか本能的に落ち着かない。
真四角の部屋とは違って、あまりいい居心地ではありませんでした~。
菱櫓内部の様子(金沢城)


2階から3階へ上がる階段です。
当時の階段の姿を復元した「復元階段」だそうで、これを昇り降りするのが菱櫓のメインイベントと言っても過言じゃないでしょう。
復元階段、とにかく急なんだわ。
手に荷物を持って昇り降りするのは危険なので、荷物置きがあります。
万が一の転落に備えて、また荷物置きの盗難防止でしょうか、階段の下では係の方が見張っていて、交通整理をされていました。
菱櫓内部 急勾配の復元階段


小さな子供たちも楽しみつつやはり慎重に・・・。
それにしても、ふと思ったんだが。
まともな歩行スタイルで昇れない階段ってどうなんだろ・・・。
昔の人って立派なお城を作る技術はあっても、ゆったりした安全な階段を作る技術はなかったのか?
それとも、防衛のために敢えてこういう危険な階段を作っていたんでしょうかね~。
金沢城内部の復元階段

写真からお分かりのとおり、金沢城の内部にはこのような急な階段がいくつかあります。
まぁ男の僕が言うのも何ですが、女性の方は服装に気をつけてください。
あまりラフな格好でこういう歴史的な場所にくると、痛い思いをするかもよ(笑)。


さて、やっとこさ菱櫓の三階に登り、窓から城内を眺めます。
うん、これは想像していたよりもいい眺めだ!
もともとこの菱櫓という建物は、石川門(裏門)や河北門(表門)から城内に侵入してくる敵兵の見張りのために建てられたそうなので、見晴らしはバツグンです。
三の丸広場の芝生、石川門が手前に見え、奥には卯辰山、そして医王山の山並みが見渡せました。
天気が良ければもっと気持ちいい眺めだっただろうなぁ。
菱櫓から見下ろした金沢城公園三の丸広場と石川門



菱櫓の骨組みの模型が展示してありました。
こうやってミニチュアを眺めると、確かに四隅が直角ではなく、「菱形」であることが分かります。
それにしても・・・すごく複雑な造りですなぁ。
現代の住宅の「ツーバイフォー」とはえらい違いだ(笑)。
菱櫓の骨組み模型(金沢城)



さて、この模型から目をそらしますと・・・
菱櫓の骨組み模型と五十間長屋(金沢城)


お次は「五十間長屋」です。
その名のごとく、長い長い!
菱櫓と橋爪門続櫓をつなぎ、かつては武器庫として使用された建物だそうです。
長さがおよそ五十間(100m)あることからこの名前がついたそうです。
金沢城五十間長屋内部の様子


オープンエアな運動場の100m走のコースでさえ「長いなぁ」と思うものです。
それが建物の中ならなおさらのこと。
とにかく「長さ感」がハンパない!
しかも、その長い建物に誰ひとりとして写っていない写真を撮れたのも結構すごいと自分では思ってる(笑)。
この日はお盆でもあり、結構人がいたんですよ。
金沢城五十間長屋内部の様子

金沢城五十間長屋内部の様子



五十間長屋と橋爪門続櫓の接続部付近より、窓の景色を眺めてみました。
左手に石川門。
眼下には内堀。
そして右手には現在工事中の「橋爪門」が見えます。
橋爪門続櫓から見下ろした金沢城三の丸広場



最後に「橋爪門続櫓」です。
その名の通り、橋爪門という入り口から続いている櫓。
かつては橋爪門の見張り場所だったそうですよ。
金沢城公園橋爪門続櫓


こちらは菱櫓と違ってちゃんとした四角形のようです。
内部は菱櫓とあまり変わらないです。
橋爪門続櫓内部の様子(金沢城)


橋爪門続櫓の三階から見下ろした五十間長屋と内堀。
菱櫓の上だけが顔を出しています。
いつもは外から見上げていた建物ですが、こうやって見下ろしたのは今回が初めてで、とても新鮮な気分でした。
橋爪門続櫓から見下ろした五十間長屋とお堀


そして、現在急ピッチで工事が進む橋爪門です。
前記事でも少し触れましたが、2015年の北陸新幹線金沢開業時に合わせて整備が進められていて、これが完成することで「石川門」「河北門」「橋爪門」のいわゆる「三御門」が揃うことになります。
金沢城の歴史に新たな1ページが加えられると言っても過言ではない大整備事業が間もなく終わろうとしています!
復元工事中の橋爪門(金沢城公園)



ってなワケで、いつもは外から眺めていた金沢城の菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓を、今回は中から撮ることができました!
今年は改めて地元金沢の良さを知ろうという思いから、まだ行ったことのない場所へ出向いています。
この金沢城もその一つ。
平成に再建された建物なので新しいのですが、その造りは史実に忠実。
天守閣ではありませんが、全国に数多あるコンクリートの味気ない「模擬天主」なんかとは根本的に格が違う、れっきとした「復元」であり、過去から連綿と受け継がれてきた「匠の技」を存分に味わうことができます。
歴史好きにもオススメのスポットですよ~(^^)。


最後に、展示されていた金沢城の模型をご覧ください。
これが加賀百万石の栄華を極めた前田家の居城の本当の姿だそうです。
この当時すでに天守閣はありませんが、「二の丸御殿」という大名の住居をはじめ、かつて存在した数多くの建物が模型で再現されています。
金沢城の模型


チラっとガイドさんの話を聞きましたが、金沢城の真の中核を担う「二の丸御殿」は、もし現存していれば間違いなく国宝級の立派な建築物だったそうです。
火災などで跡形もなく失ってしまったのは大変残念ですが、将来的にはこれらを復元しようという動きがあります。
それが僕の生きているうちに実現するかどうかはわかりませんが、なんだかロマンがたっぷりの金沢城。
きっと新幹線が開通した後も、なんだかんだで引き続き整備が進めれられていくことでしょうね。



2015年3月7日、ついに橋爪門が完成しました!
金沢城公園「橋爪門」と「玉泉院丸庭園」


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金沢城 菱櫓 五十間長屋 橋爪門続櫓 復元 石川門

5 Comments

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2015/11/19 (Thu) 11:15 | EDIT | REPLY |   

まっさ  

>J.A.ガビーさん

こんばんは♪
成田-小松便って、そう言えば就航されていますよね!
国際線乗り継ぎ用として利用している人が大半だと思いますが、成田市民にとっては北陸観光の「足」なのかな。

金沢にお越しになったのは昨年でしたか。
意外にも最近のことなんですね。
金沢はここ1年だけ見ても微妙に変わっています。
来年3月14日に開業が決まった北陸新幹線効果がすごく表れていると思います。

是非、またお越しくださいね。
1泊していただけるなら、結構金沢を堪能できると思います!
お立ち寄り、感謝♪

2014/08/28 (Thu) 20:59 | EDIT | REPLY |   

まっさ  

>土佐けんさん

こんばんは♪
そう、地元でお金出してまで観光施設に入ることって、滅多にないですよね。
この金沢城も、お金を払えば入れることはずっと前から知っていましたが、なぜか足が遠のいていました。
今回たまたま中に入りましたが、やはり新鮮でしたよ~(^^)

コンクリートの天守閣とかは、やっぱりちょっと興醒めしてしまいますよね。
その点、金沢城は伝統的な工法を使った「復元」にこだわっているようです。
今整備中の見所も、完成した暁にはお伝えしたいと思っています!

お立ち寄り&応援、感謝♪

2014/08/28 (Thu) 20:38 | EDIT | REPLY |   

J.A.ガビー  

懐かしい!

去年念願かなって初めて訪れた金沢、もちろん金沢城公園も堪能しまし
たが、いつもの、素晴らしい写真の数々に、まるで昨日行ったかのように
思い出し、楽しませてもらいました。たった1泊の旅行でしたが。

そう、この金沢城って、なんちゃってではなく、本当に復元しているのがす
ごくて、そういうところが金沢の凛としたスタイリッシュな佇まいを醸し出す
んだろうなぁ、と感動したものです。

いつかまた行ってみたい!僕の住む成田からは飛行機で1時間なので、
将来時間とお金に余裕ができたら、ほんと、まっささんのブログ片手に、
じっくり滞在したい町です、金沢。

2014/08/27 (Wed) 22:48 | EDIT | REPLY |   

土佐けん  

地元の観光地って中々内部に入らないものですよね^^
復元された内部、見ごたえがありました^^
僕はお城が好きで色々出かけておりますが、
コンクリートで作られてエレベーターがあったりすると
がっかりです(^^;
お城内の階段、幅は狭いし、きついし、大変ですよね~
でもそれが又、良いんですよね^^

ポチッ全部!

2014/08/27 (Wed) 21:30 | EDIT | REPLY |   

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