13 2014

三浦半島城ヶ島の海岸風景(前編) ~台風一過の空と海、馬の背の洞門を目指して~

沖縄で猛烈な風雨をもたらした台風8号
ちょうど出張と重なってしまったので、予定を一日早めて金沢から東京に出てきたのですが・・・
さほどの雨にも風にもならず、いつの間にか通り過ぎていったという印象です。

東京で台風をやり過ごした翌日、関東はスカっと晴れて台風一過の夏空が広がりました。
まるで梅雨明けしたかのような真っ青な空の下、大海原を見にやって来たのは・・・


「馬の背の洞門」で有名な三浦半島の城ヶ島!

三浦半島城ヶ島のシンボル、馬の背の洞門

城ヶ島の岩礁と台風一過の海

岩礁に打ち砕かれる波が大迫力!

打ち砕かれる白波 三浦半島城ヶ島にて

今回は三浦半島の先っぽにある小さな島、「城ヶ島」の海岸風景巡りです。
前編と後編に分けてお伝えします(^^)

こんな風光明媚な海が東京の近くにあったんですねぇ。


2014年07月11日 神奈川県三浦市 城ヶ島


台風8号が通り過ぎて、静かな朝を迎えました。
当初は大荒れを見込んでいたこの日ですが、蓋を開けてみればこれでもかってなくらいの晴天。
台風一過を絵に描いたような空になりました。

夕方までぽっかり空いた時間を埋めるべく、行き先にCHOICEしたのは神奈川県三浦半島最南端に位置する「城ヶ島」というところです。
東京都心から距離にしておよそ70km、京浜急行の電車とバスを乗り継いで、マグロで超有名な三崎港の向こう側の、小さな小さな島です。


城ヶ島の海を見るなら、島の東側にある「城ヶ島公園」が良いという話だったので、とりあえずそこを目指しました。
京急の終着駅・三崎口駅から城ヶ島行きのバスが出てるから、そいつに乗れば公園の真ん前まで連れていってくれるだろうと思い、何も考えずにバスの終点まで来たのですが・・・
京急バスの終点「城ヶ島」バス停


ここはどこだ!?
干物屋しかないぞ!
人もいねぇぇぇ!!


公園なんかどこにもないし、案内標識も見当たらない。
城ヶ島の様子 ひもの屋多し


う、運転士さん!
と思ったら、バスはブロロロ・・・

あ~あ、行っちまった~、やっちまった~、いきなり迷子だ(笑)。

バスが滅多に来ないであろうことは島の雰囲気からも明らかなので、バスを待つのではなくとにかく歩くことにしました。
島の大きさすらあまりイメージ出来てないのに、果たして城ヶ島公園にたどり着けるのか??



それにしても、暑い!
日差しの強さもさることながら、台風の置き土産とも言える湿った生温い空気のおかげで、座っていても汗が流れ出ます。
天気は良くて嬉しいけれど、暑さ対策は全く不十分でした(*_*;。

とりあえず海へ出よう!
長閑な島を潮騒を頼りに歩きます。
静かな城ヶ島の様子


城ヶ島のアチコチで見られたのはオレンジのユリの花。
とても夏らしい光景です。
ユリと言っても色々あるでしょうが、これは何てユリなんだろう。
城ヶ島に咲くユリの花



しばらく歩いて海岸に出ました。
城ヶ島の海はゴツゴツしてるとは聞いていましたが、とにかく周りは岩・岩・岩。
よく見ると岩には曲がりくねった黒と白の縞模様が沢山描かれていて、単に海水に削られただけではなく、何か大きな大地の動きがあったんだろうなと思わせました。
これは面白い海だぞ、もう少し歩いてみっか!
城ヶ島の東海岸の岩場


と思ったら、いきなり真横で「ドッパーン!」
うぉ、ビックリした~!!(゜ロ゜ノ)ノ
そうか、この海は波が高いのか。
しかも、晴天とはいえ台風が過ぎた後だから、まだ海は荒れているのね。
ゴツゴツした岩場と砕かれる波(城ヶ島にて)



太平洋に面した城ヶ島の南の海岸。
はるか遠くにうっすらと「馬の背の洞門」が見えるではないか!(写真左の穴のあいた岩)
ようやく、今自分がどういう状況かが分かりました。
向かう先の「城ヶ島公園」は島の最も東にあるのですが、僕が今いる場所は島の最も西らしい(笑)。
この岩礁を延々馬の背のさらに向こうまで歩くんですね、解りました(^^;。
城ヶ島の海岸風景 遠くに馬の背洞門


ちょこちょこ目にしたのが、青い標識。
「地震を感じたら津波に注意しましょう。」
東日本大震災を機に、このような注意書きや現在地の標高が分かる標識が増えましたね。
今この瞬間に沖合で巨大地震が発生する可能性は0.00001%もないでしょうが、でも一応避難のイメージはしておくことにしました。
揺れを感じたら、とにかく背後の丘へダッシュだ!
地震が来たら注意しましょう!



岩礁はとても不思議な地形です。
長い年月をかけて波蝕によって柔らかい岩は削れ固い岩は残り・・・最終的にこうなっちゃったんですね。
城ヶ島にはこの海岸沿いに様々な地層を見ることができました。
地質学的に結構貴重な場所なのかもしれません。
城ヶ島の海岸 不思議な地形

城ヶ島の海岸 不思議な地形


よく見ると、岩に真ん丸な穴が空いていました。
ちょっと前にこのブログで採り上げた「甌穴」(ポットホール)だと思われます。
川ではよく見かけるけど、海で見たのは初めてです。
甌穴の中を覗きこんでみたかったのですが、いかんせん波が高くてさらわれる可能性もあるので、穴には近づけず。
城ヶ島の海岸で見つけた甌穴(ポットホール)



砕け散る波が大迫力!豪快です!!
っていうか、怖いです・・・。
つい前日に台風が通過したこともあり、空は落ち着いていても海はまだその影響を引きずっているのかもしれません。
こんな波を四六時中浴びているわけですから、そりゃ岩も削れるって話ですよね。
2年前に南紀の海を巡った時も、このように荒波が打ち寄せ、砕け散っていました。
荒波は日本海の専売特許かと思いきや、実は太平洋側のほうがよっぽど荒々しいんじゃないだろうか。
豪快に波が打ち寄せる太平洋 城ヶ島の海岸にて

豪快に波が打ち寄せる太平洋 城ヶ島の海岸にて


おっちゃん、ちょっとカッコいいじゃないか(笑)。
ビビりな僕は、そこまで波に近づくことができません(^^;。
波を眺める人(城ヶ島にて)



豪快な太平洋を見ながら、岩場を歩き続けました。
白波の立つブルーの海の向こうに見える「馬の背」。
だいぶ近づいてきたぞ!
城ヶ島の岩礁と馬の背の洞門



そして、ついに「馬の背の洞門」に到着!
あぁ、ホンマに疲れた・・・。
バスを降りたのが11時15分。
そこからここまで1時間。
ひたすら日陰のない炎天下の岩場を歩き続けたのです。
さすがにもうヘトヘトだぁ・・・。
馬の背の洞門の看板


上の看板にある通り、この「馬の背の洞門」は長い年月をかけて自然が造り出したもので、その名の通りまるで馬の背中のように細く海に突き出した崖と、それをくり抜いた穴が特徴的。
ここ城ヶ島のシンボル的な景観だそうです。
後で調べて分かったことなんですが、この洞門の下はかつては海だったそうで、小さな船なら下をくぐることもできたとか。
ところが、1923年の関東大震災の時に付近一帯が隆起してしまい、洞門も海の上に完全に顔を出してしまったとのこと。
今は波による浸食はほとんど起こらないでしょうが、脆い岩石なのでちょっとした力が加わることで再び崩れる危険性があります。
いつ崩落があってもおかしくないということで、ロープが張られて洞門内は立ち入り禁止です。
もしたった今、関東大震災級の地震がこの場所で発生したらと思うと・・・おぉこわ。
城ヶ島の絶景 馬の背の洞門


それにしても細い!
「渡ってもいいよ」と言われたとしても、絶対に渡りたくない!!
よくこんな形で今まで残ってたよなぁ。
改めて自然の凄さを思い知らされました。
馬の背の洞門 細い!


階段で崖の上へ登ることができます。
棒のようになった足にムチ打って、階段を駆け上がると・・・
崖を登る階段


馬の背の洞門を真上から見下ろせます。
これはすごい!
波で左右からえぐられるように岩が削り取られていったのがよく分かりますよね。
馬の背の洞門を見下ろして(三浦半島城ヶ島にて)


「おねがい 馬の背洞門は岩がもろく危険ですから 洞門には登らないでください」 
当ったり前じゃん、そんなのお願いされなくたって登らんわ!(笑)
でも、やっぱりいるんでしょうねぇ、危険を顧みずに登っちゃう命知らずの輩が・・・。
三浦市からのお願いはちゃんと聞き入れましょうね。
洞門には登らないでください(馬の背洞門)


崖の上からはとてもいい眺めが楽しめました。
日差しは暑いんですが、ここに立つと潮風が当たってとても気持ちいい!
人が生活している形跡が全く見られない、まさに自然だけの光景です。
ここまで歩いてきて良かった(^^)。
城ヶ島の海岸風景



さて城ヶ島のシンボルに出会ったワケで、いつもならこれで満足して帰ってしまうのですが、そうは行かない。
ってか、帰ろうにもさらに歩かないと帰れない(笑)。
もともと行く予定だった「城ヶ島公園」を目指し、遊歩道をさらに進みます。
ちゃんとした遊歩道かと思いきや、結構藪の中だったりします(^^;。
馬の背から城ヶ島公園へ続く遊歩道


しばらく進むと、「ウミウ展望台」ってのがありました。
ウミウという鳥の繁殖地らしいです。
ウミウ展望台の看板(城ヶ島にて)


「ウミウ展望台」からの眺めは、これまた絶景!
この崖こそがウミウの繁殖地なのですが、望遠で眺めても鳥一匹見当たらない・・・。
それもそのハズ、ウミウの繁殖は冬に行われ、4月を過ぎるとこの場から去ってしまうらしい。
ん~、ちょっと残念ですが、まぁこの絶景を一目見られるだけでも価値があるってものです。
ウミウ展望台から見た城ヶ島の絶景



ウミウは見られなかったけど、城ヶ島のネコとは目が合いました(^w^)。
たま~にノンビリと過ごすネコにばったり会ったんですが・・・やっぱり野良猫なのかなぁ。
城ヶ島のネコ 目が合う



ってなワケで、ひたすら海岸を歩くこと90分!
ようやくもともと目指していた「城ヶ島公園」に着くことができました。
そもそもバスを降りる停留所が間違っていてとんでもない苦労を強いられたのですが、ケガの功名ってやつで、おかげで迫力あるシーンや絶景に会えたワケです。

さて、後編は城ヶ島公園を歩きます。
ウミウの像 三浦半島城ヶ島にて



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三浦半島 城ヶ島 馬の背の洞門 絶景 展望台 岩礁 神奈川県

4 Comments

まっさ  

>aunt carrotさん

こんばんは♪
前から行ってみたい行ってみたいと言ってましたが、ついにその日が来ました!
aunt carrotさんのブログで拝見した見覚えある光景も見ることができて、なかなか感動でしたよ(^^)
小さな島なんで一日あれば回り切れてしまいますが、深堀りしても面白そうな島です。
また行きたいですね。


城ヶ島公園にも行きましたが、僕も最初は紫陽花に期待していたんだけど、すでに枯れて茶色くなって、とても写せる状態ではなかったです。
北陸ではまだ頑張って咲いている紫陽花を見かけますが、さすがに三浦半島の先っぽはもう終わっちゃってますね。
城ヶ島公園の「海と紫陽花」はまた次の機会にとっておきます!

ネジバナの群生!?
はて、そんなのあったっけ?
全然気がつきませんでした(笑)。


お立ち寄り、感謝♪

2014/07/17 (Thu) 20:26 | EDIT | REPLY |   

まっさ  

>土佐けんさん

こんばんは♪
出張も終わり、ようやく少し落ち着いてきました(^^)

三浦半島の城ヶ島、良かったですよ!

台風のあとの海は、たとえ空が晴れていても怖いですよね。
もちろん、波からは十分余裕な距離をとって写真を撮っていましたが、それでも相手は自然ですからビビってました(^^;。

近畿だと、大阪からはちょっと遠いけど南紀白浜の海がここと似ている気がしました。
前に行ったんですが、確かその日も台風の影響で波が高かったと記憶しています。
とても穏やかな太平洋もあるんでしょうが、なんとなく僕のイメージでは「太平洋=荒波」になっちゃってます。


カメラのメンテですか?
すっかり忘れてた!
今更気にかけてももう遅いかな(苦笑)。


お立ち寄り&応援、感謝♪

2014/07/17 (Thu) 20:20 | EDIT | REPLY |   

aunt carrot  

三浦半島にようこそ!
良いところでしょう!
いきなり寂しい商店街に着くから結構びっくりするでしょうね。
バスの便も少ないから東京からは大変ですよね。
それでも来て頂いて、、、嬉しいです!
城ケ島の磯は一日いても飽きません。
岩と波が最高です。
城ケ島公園のほうはまだアジサイがあったかな?
アジサイの下にネジバナの群生を見つけたかな?
楽しみです。

2014/07/14 (Mon) 11:23 | EDIT | REPLY |   

土佐けん  

三浦半島に行かれたんですね^^
台風一過と言うこともあり、波が高いですね~~
岩礁に弾ける波、カッコいいです!
僕もこう言う画を撮りたいのですが、
住んでいる場所の近くには無いんですよ(^^;
ただ、台風の後の海は気をつけてくださいよ~
突然、大波が来ると聞いております。
馬の背、面白い格好ですね!
そしてステキすぎる^^
海辺で撮影した後のカメラ、しっかり、メンテしてあげてください^^
潮風に当たって潮がついていると思いますよ。
後編も楽しみにしております^^

ポチッ全部!

2014/07/13 (Sun) 20:53 | EDIT | REPLY |   

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