24 2014

金沢の空に「幻日環」出現! レアな大気光学現象

2014年05月24日 石川県金沢市 金沢駅西口


出張を終えて東京から金沢へ戻る列車の窓から外を見ると、何かトンデモないことが空で起きていました。
クッキリと見えるハロに、生まれて初めて見るレベルの非常に濃い色の環水平アーク。
もうそれだけでも大興奮で、思わず「電車、止めて~!!」って叫びたくなるほどでした(笑)。

ところが、それだけではなかった。
金沢駅を降りると・・・

うわぉぉぉ、幻日環だ!
これはすごい現象だぞ!

金沢の空に現れた幻日環(金沢駅にて)


あまり興味がない人にとっては、何がすごいのか「???」でしょうね(^^;。
昼のさなか、駅の前でカメラを真上に向けている人は、僕しかいませんでした(笑)。

でも、この現象は新聞の1面にデーンと載ってもおかしくないほど珍しいことなんです。


今回「スゴイ」のは、写真左側の虹色の環ではありません。
その右側に見えている薄くて白い大きな輪です。
左側の虹色の環は「ハロ」(正確には22度ハロ)といって、薄い雲が出ているときに比較的頻繁に目にする現象です。
太陽をグルっと取り囲むように真円に近い白っぽい光(条件がいいと虹色の光)が見られるもので、日本語では「暈(かさ)」とも言います。
「太陽が暈をかぶると天気が崩れる」なんてよく言われています。


一方「幻日環」(げんじつかん)は、「天頂(空のホントのてっぺん、真上)を中心とした」、「太陽を通る」円を描きます。
円の大きさは太陽の高度によって大きく変わり、太陽が高く上っているこの時期の昼間ならごく小さな円になるし、太陽の沈みかけの場合は地平線の少し上にグル~っと360度描かれる白い線になるワケです。
今回は撮影が13時半頃で、南中時刻よりもやや太陽は低め。
幻日環も少し大きめで、広角レンズがなければ全部が入らないほどでした。

天空に無数の氷の粒が漂っている時、その一つ一つがまるで鏡みたいに太陽の光を反射します。
その無数の反射光が地上にいる人に届いたとき、このような天空に描かれる白い輪っかに見えるそうです。
雲の流れで刻一刻と見え方が変わっていくのですが、時にはハロと幻日環が重なりあうシーンも。
幻日環とハロが重なり合う(石川県金沢市にて)



この「幻日環」という現象は、年に数回程度しか出現しないと言われています。
なんだ、また何か月かすれば見られるじゃん、なんて思ったら大間違い!

「年に数回」の中には、「これ、幻日環・・・なのかな!?」と判定に困るような微妙な現れ方をするケースも含んでいます(むしろそういう場合の方が多いのでは!?)。
この日みたいに天頂近くでクッキリとした円を描き、あからさまに「幻日環」と分かるようなケースって、もっともっと少ないハズ。
それに、もし毎日毎日太陽が出てから沈むまで休まずにず~っと空を観察できるなら、年に数回見られるかもしれません。
でも、人間はそういうワケにはいかないよね(笑)。
しかも平日の日中をほぼ会社の中で過ごすサラリーマンなら、空を見上げること自体が珍しいこと。

いろんなことを加味すると・・・
一般の人間が幻日環に出会える(気づける)可能性は、だいたい8~10年に一度くらいじゃないだろうか。

レアな大気光学現象 金沢市に出現した幻日環



空のてっぺんで見られる現象は、どう撮ろうが似たような絵になってしまいます。
なので、今回の写真はこの3枚のみ(^^;。
ちょっと寂しいね~。

ってなわけで、昨年のちょうどこの時期に撮影した、「9度ハロ」ってやつも一緒にどうぞ(^^)。
下の写真の中央の小さな方の円がそれですが、これも滅多に見られない現象です。
(記事はこちらから)
9度ハロという現象(石川県白山市にて)
(2013年06月04日 石川県白山市にて撮影)

レアだレアだとは言われても、長いこと空を見たり写真撮ったりしてるとそのうち出会えてしまうものなんだなぁ。
疲れていても空をちょっとだけ見上げてみる。
その僅かの手間を惜しまなければ、レアな出来事が起こっているかもしれませんよ。

※このテの現象を見るとすぐ「天変地異がぁ」とかって叫ぶ方をお見かけしますが、まったく関連はありませんのでご安心を(笑)。



<後日談>
翌日地元紙で写真つきで報じられていましたね。
ところが、その新聞記事には誤りがあるのではないかと疑っています。
新聞には「環天頂アーク(逆さ虹)」が出現したと書かれていましたが、私が見る限り環天頂アークは見えなかったし、そもそも環天頂アークが太陽高度の高い夏季の真昼に出現することは理論上ありえず、日の出・日没の1.5~2.5時間以内じゃないと見えないらしい。
この日に多くの方が目撃し、TwitterやFacebookに投稿されお祭り騒ぎっぽくなっていたのは「環水平アーク」です。
環天頂アークは太陽よりもかなり上に、環水平アークは太陽よりもかなり下に見え、見える位置も形もかなり違います。
お間違いのなきよう。
それとも・・・まさかホントに午前7時とかそんな時間に環天頂アークも見えていたのでしょうか??(笑)



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幻日環 大気光学現象 ハロ 金沢 レア 9度ハロ

4 Comments

まっさ  

>あっちゃんさん

ただいまです(^O^)/
実はやや二日酔いの状態で帰ってきましたが(笑)。
いや~、北陸の空のお祭り騒ぎで目が冴えましたよ(^w^)

あっちゃんさんも見ました!?
空を気にしている人でも、そうじゃない人も、今日(もう昨日か)の出来事は大注目だったようで、ツイッターやらフェイスブックにもかなりUPされているみたいですよ。

私も環水平アークは電車の窓から見ましたが、すっごくぶっとくてビックリしてしまいました。
きっと「はくたか」の運転士も、目線の先にあるダブルの虹色(ハロと環水平アーク)を見つめていたと思います(いや、それでもマジメに運転していたと思うけど(^^;)


たまにこういう現象を見られると幸せですね。
これからも怪しいと思ったら空を見上げてみようっと。
お立ち寄り、感謝♪

2014/05/25 (Sun) 01:44 | EDIT | REPLY |   

あっちゃん  

見たよ!

まっささんお帰りなさい(^O^)/
眠いです…
でも一言だけ!
幻日環は見れなかった〜残念
環水平アークだけでした(´・_・`)
まっささんの幻日環綺麗だ〜
明日も仕事なんで…寝ます( ´O)ηファ~
お休みなさ〜い(( _ _ ))..zzzZZ

2014/05/25 (Sun) 00:57 | EDIT | REPLY |   

まっさ  

>妖怪雨降らしさん

こんばんは♪
なぜに今日京都にいたんですか(笑)。

こればっかりは時の運ですよね。
私も、今日寝坊せずにもう1本早い新幹線・はくたかだったなら、環水平アークもらくらく撮れていたと思います。
そう滅多にある現象じゃないのに、目の前で起きているのに、カメラに撮れないなんて(まぁ窓越しなら撮れたけど・・・)。

幻日環のほうがレア度はかなり上なんですが、いかんせんインパクトがアークに比べて薄いっすよね(笑)。
お立ち寄り、感謝♪

2014/05/25 (Sun) 00:29 | EDIT | REPLY |   

妖怪雨降らし  

く~~~~(>_<)
観たかったよ~~~

よりによってこんな時にいなかったとは。
つくづく着いてないな。

2014/05/24 (Sat) 22:44 | EDIT | REPLY |   

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