夜桜3つ ふくみつ千本桜・向野の江戸彼岸桜・喜多家のしだれ桜
今日はだいぶ若葉が目立っていました。
この春は天候がとても穏やかで、10日ほどに渡って桜の見頃を楽しめ、例年に比べてとても恵まれていたと思います。
さて、色々と地元の桜を観て回ったのですが、まだ写真の方がいくつか残っています。
今回は金沢から比較的近いところの夜桜3箇所を一気に放出(^^)。
(ふくみつ千本桜)
(向野のエドヒガンザクラ)
(喜多家のシダレザクラ)
余談ながら、現在東京へ向かう新幹線の中で記事を書いています。
東海道新幹線のN700系!
「何を今さら」と思うでしょうが、金沢から米原経由で東京へ向かう場合は「ひかり」に乗るんだけど、数年前なら300系、ついこの前まで700系と、「お古」の車両にしか乗れなかったんです。
多分、この春のダイヤ改正で新しい車両へ変更されたのでしょう。
今回初めてN700系に乗りましたが、綺麗だし静かだし滑らかだし、オマケにWi-Fi使えるし窓席ならコンセントあるし・・・
田舎モンは利便性と快適性に感動しております(笑)
北陸新幹線もせめてWi-Fiが使えると嬉しいんだけど…。
2014年04月10日 富山県南砺市(福光) ふくみつ河川公園
南砺市福光(旧福光町)の小矢部川河川敷では、観桜期に合わせて桜並木のライトアップが行われます。
今年の開催は4月20日(日)まで。まだ間に合います。
金沢よりも若干桜の成長が遅いので、20日前後までなんとか見頃を保っているのでは?と思います。
金沢から比較的近く、国道304号線をまっすぐ走って30分で行くことができますよ。
福光の市街地には何本か橋が架かっていて、そこを走れば暗闇の中に桜がクッキリ浮かび上がっているのが分かります。
それはそれは幻想的な雰囲気。
つい車を降りてしまいたくなります。
この桜並木は地元では「千本桜」と言われています。
ホントに千本もあるのか?
と言われると答えは「?」ですが、小矢部川の両岸を2kmに渡って彩っているので、その本数は相当なものでしょう。
(調べてみると700~800本あるそうです。結構「千」に近い数!?)
それにしても寒かった!
この日は若干の雨が降った後に急に冷え込んできて、この時間(20時台)で気温は4℃近くまで下がっていました。
またもや花冷えです。
因みにコートはナシ(^^;。
おまけに河川敷は川に沿って風も流れてくるので、体感温度が下がる下がる。
川べりの夜桜を楽しむ時は、服装に気をつけるべし!
という教訓を残しました(^^;。
じっとしてると凍えてしまうので、とりあえず河川敷を歩きますが、下に降りてもやっぱりキレイ。
川べりの道を歩けば、対岸の並木を覆い隠す桜たち。
もちろん満開です。
それは「桜のカーテン」とか、あるいは「桜の窓」とか、そんな風に例えられたかもしれません。
夜桜の撮り方っていろいろあると思うんですが、この日はカメラのホワイトバランスの設定を「蛍光灯」にして撮りました。
実際目で見るよりも桜のピンク色が強調されています。
ちょっとわざとらしいくらいになっちゃいましたが、たまにはいいだろう(苦笑)。
でも、桜の「脳内イメージ」って、このような桃色のセカイなんですよね。
たぶん、そういう写真や絵画のほうがより強く記憶に残っているからだと思います。
夜空を見上げればふっくらとしてきた月。
だんだん雲が晴れてきて、時々桜並木を照らしていました。
道理で冷え込んでるワケだ、放射冷却が始まったんだろう。
月光と桜ってのも似合いますよね。
月と夜桜のコラボレーション。
風で枝が微妙に揺れ、この一枚を撮るのには大変骨が折れました(*_*;
ライトアップにあわせて、小矢部川の畔には数多くのぼんぼりが灯されています。
街を挙げて千本桜を楽しんでいるようです。
ふくみつ千本桜のライトアップは深夜11時頃までやっているので、仕事が遅くなっても帰りに楽しむことが出来るのはありがたい。
ただし!
実はこの桜並木にはもの申したいことが一つだけありまして。実は何年も前から気になっていました。
よそ者の小言です。
河川敷に車がとまってるのは何とかならんかなぁ。。。
しかもライトアップエリアのど真ん中に何台も。
橋から河川敷を見渡した、いわば「千本桜で最も美しい光景」の中に車が見事に入り、美しさを大幅にスポイルしてしまい、何とも残念な花見名所と言えます。
わざわざライトアップまでしてくれているのに、なんと勿体ない。
せめて桜の期間くらいは車両進入禁止にできないものでしょうかね~、お役所様~。
南砺市(城端地区) 向野
さて、同じ南砺市内にもうひとつ見ておきたい桜がありました。
お次は並木ではなく立派な「一本桜」。
「向野の江戸彼岸桜」と呼ばれています。
市内を流れる山田川の畔に立つ孤高の一本!
樹齢は100年を超えているそうです。
日中は背後の雪を頂いた山並みとともに楽しめて、写真愛好家たちからの人気も高い。
夜はライトアップされているとのことで早速見てきました。
もしかしたらこの桜のためなのかもしれませんが、田んぼに水が張られていてライトアップされた桜が見事に映っていました。
この桜は撮ったのも見たのもこの春が初めて。
南砺市は隣町だし嫁さんの実家があるので僕にとっては第二の地元みたいなものなんですが、こんな桜名所があるなんて知りませんでした。
ただ、この桜を見るなら圧倒的に昼だと思います。
ここの夜桜はカメラの設定をどう変えても「白」にしか写らないんだよなぁ。
それに周りが真の暗闇なので、夜の画はちょっと物足りません。
これがもし空が仄かに明るいブルーモーメントの時なら綺麗だったかもしれません。
夜桜を見るなら日没直後がオススメです(^^)。
2014年04月10日 石川県かほく市 宇ノ気地区
最後は我が石川県を代表する一本桜のご紹介。
「喜多家のしだれ桜」です。
1895年に兼六園から種子を持ち帰ってここに植えたそうで、樹齢は120年。
かほく市の天然記念物に指定されています。
パっと見た感じ、喜多家ってごくフツーの民家に見えたのでが、この桜があることからかほく市の一大花見名所になっています。
この立派なシダレザクラと一緒だと、なんだかとても由緒正しいお家柄に見えてきます(^^)。
(実際、由緒は正しいと思いますが、詳しいことは分かりません(^^;)
暗闇に浮かぶ満開のシダレザクラを見たときは、思わず「おぉ!」っと唸ってしまいました。
昼間もきっと美しいんでしょうね。
写真で見るよりもかなり迫力がありましたが、夜のライトアップは何より「幻想的」です。
たまに優しい風が吹いてユラユラと薄紅色の長い枝を揺らすのは何とも奥ゆかしい。
ただし写真を撮る身には、一度揺れ出すとなかなか止まらない枝が何とも憎たらしいのであった(^w^)。
さて帰ろうと思って車を走らせたら、ちょうど田んぼに水が張られていて逆さまのシダレザクラが映りこんでいました。
ちょっとビニルハウスがお邪魔かしら(^w^)。
ってなワケで、夜桜3つをお伝えしました。
一本桜については今回初めて訪れたのですが、地元の近くなのにまだまだ知らないところがいっぱいあるんだなぁと実感。
いずれも次の機会は是非昼間に訪ねてみたいと思いました。
それは来年以降ですかね。
そうこうしているうちに、新幹線は品川に到着(笑)。
東京は夜でもとても暖かいです。
すでに桜は散り切っているでしょうね。
そう言えば、北陸の桜を眺めながら、気がつけば田んぼでカエルが鳴いていました。
ついこの前雪が降ってたのになぁ。
季節はどんどん前へ向かって進んでいます。
当ブログの桜の記事一覧はこちら
<ふくみつ千本桜>
【駐車場】なし
【入場料とか】無料
【所要時間】40分
【地図】
【リンク】
ふくみつ河川公園(富山観光ナビ)
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>妖怪雨降らしさん
こんにちは♪
W7は運転中にニュースで突然舞い込んだ話であって、ホントは日没直後の喜多家へ行くつもりだったんです。
もし素直に喜多家に行ってれば、青い夕闇の空の下でもっと綺麗なシーンを撮れたかもしれませんが、W7が来たならしょうがないよね(^^;。
また来年以降です。
今度は夜桜だけでなく昼間にも見てみたいなと。
この桜、弱っていたんですか!?
今回初めてだったんで比較はできないんですが、そんな雰囲気は感じられませんでした。
少し復活したんですかね!?
つくづく思いますが、桜を美しく保つのも簡単ではなさそうだなぁ。
お立ち寄り、感謝♪