そぶえイチョウ黄葉まつり(2013・前編) ~晩秋の祖父江は黄金色~

 03, 2013 20:20

2013年12月01日 愛知県稲沢市 祖父江地区 山崎駅周辺


師走の初日、東海方面にちょっとお出掛けする機会がありまして、愛知県は稲沢市の祖父江(そぶえ)町を訪ねました。
金沢から日帰りで行ける距離にあるのに、これまでほぼノーマークだった紅葉ならぬ「黄葉」の名所です。

町に着いてみて、驚きました。

世の中に、これほどまでに黄金色に染まる町があったんだ・・・

染まるイチョウの木の下で 祖父江イチョウ黄葉まつり

祖父江のイチョウの黄葉

祖父江のイチョウに陽が差して

今回は2回に分けて、晩秋の祖父江の様子をお伝えします。
おそらく2013年秋の紅葉巡りはこれが最後になるかな~。


まず目を奪われたのが、ホームページ等に掲載されている観光用のポスターです。
ポスターのために空撮されたものだと思われますが、長閑な農村地帯が黄金色のイチョウで埋め尽くされ、その間を赤い名鉄の電車が走り抜けています

第16回そぶえイチョウ黄葉まつり(現在の黄葉状況もご覧になれます)

何たる絶景か!
これはもう、行くしかないではないか!



この日は桑名市の「ナガシマスパーランド」に行き、家族をそこに残して一人祖父江に向かい、夕方に再び長スパに家族を迎えに行くという行動計画を立て、幸い嫁さんからも承認が下りました。

自分で言うのもなんですが・・・
ハッキリ言って、この家族はヘンです(笑)。

ナガスパから祖父江までは近いと思いきや、片道30km以上
贅沢に高速道路が整備されている名古屋都市圏なのに、ナガスパから祖父江に繋がるオイシイ高速が全くないのが痛かった・・・下道です。
自由行動が許される時間は4時間ほどですが、そのうち2時間を移動に費やし、散策時間は正味2時間。
いつものごとく「強行突破」です(^^;。

黄葉まつりの会場は名鉄尾西線「山崎駅」のすぐ近く。
ちなみに車の場合の黄葉まつりへのアクセスですが、東海北陸道の一宮西ICもしくは東名阪道の弥富ICを降り、国道155号線を走って「西島交差点」からほんの少し西へ向かえば到着です。
グラウンドを使った臨時駐車場があり、そこまでは見頃ど真ん中の晴天の週末にも関わらず比較的スイスイと行けましたよ。
まつりの会場へは、駐車場から約400m。歩けば5分ほどの距離です。



メインエリアへのアクセス拠点となる山崎駅の様子。
小さな駅なので、普段はとても静かなんでしょうが、この日は結構乗降客が多かったです。
名鉄山崎駅の様子



町の中はいたるところ黄葉したイチョウの木が見られました。
素晴らしい青空と黄葉を眺めながら、のんびり散策する観光客がとても多かったです。
ちなみに、イチョウというと綺麗な三角形に剪定された街路樹などを思い浮かべますが、祖父江の場合は観賞用ではなく栽培用なので、見た目は非常にモサモサです。
20131201134402.jpg


この日の天気は大平洋側ならではの「冬晴れ」。
ちなみに、北陸を出発したときは雨だったし、道中の山間部は雪が舞ってました。
改めて天気の違いを実感します。
黄葉の美しさも、日差しがあってこそですね。
青空とイチョウ 祖父江イチョウ黄葉まつり



町全体が黄金色に染まり・・・まではいいのですが・・・。

町全体がなんとも言えない クサい 芳醇なにほひに包まれているのは言うまでもありません(苦笑)。

「しばらく歩けば鼻が慣れるさ」、なんて甘っちょろいレベルじゃない。
イチョウを見に行くんだもの、それなりの「覚悟」は必要です(笑)。
見てる分にはこんなに美しいのにねぇ。
祖父江のイチョウ 黄色に染まる

祖父江のイチョウ 黄色に染まる

祖父江のイチョウ 黄色に染まる




紅葉の名所というと、たいていは

①自然が作り出した姿
②魅せるために造られた姿

の二つに大別されると思います。
でも、祖父江の黄葉はそのどちらにもあてはまりません。

③普段の生活の営みの姿が名所として認識された

という特殊なジャンルであることに、少なからず好感を覚えます。
祖父江は日本一のギンナンの産地
江戸時代から大粒で上質なギンナンの栽培を行っていて、「祖父江のぎんなん」というブランドイメージを確立しているそうな。
町内にはおよそ1万本ものイチョウの木が植えられていて、樹齢100年を超える立派な巨木も多く残っています。
それらが黄色に染まる11月下旬には「黄葉まつり」が行われ、全国から観光客が押し寄せる黄葉名所となっています。


ブラブラと集落の中を散歩していたら、とりわけ立派な木がありました。
人だかりもできています。
なになに!?
久治イチョウの原木!?
久治イチョウ 稲沢市祖父江

「原木」というからには何かすごい木なんだろうなってのは想像がつきましたが、この時は数枚写真を撮ってこの場を去りました。
後になって調べたのですが、「久治イチョウ」は「祖父江のぎんなん」を産出している栽培品種の一つ。
その実は「久治」や「久寿」のブランド名で売られていて、大粒で高価なギンナンらしい。
その原木ってんだから、食通にはたまらんでしょうが、書いてる本人は味音痴でしかもギンナンは好きではないのであまり惹かれなかった(笑)。


写真に収まり切らないほど大きな「久治イチョウ」。
170年前に植えられ、かの伊勢湾台風を経験した時に大きく傾いた(2本の原木のうち1本は倒れてしまった)そうですが、持ち前の強い生命力で今なお元気に生き続けているそうです。
久治イチョウ 稲沢市祖父江



町のあちこちに、数えきれないほどの「イチョウ畑」があります。
逆に言えば、「これだ!」というお約束の場所ってのが決めにくくて、初めて訪れた身にとってはどこを撮っておけばいいのか迷ってしまいます。
お気に入りの場所を探しながらさまよい歩くのが「祖父江スタイル」です。
どの畑も足元にはほどよく落ち葉があり、空と地面を埋め尽くす葉で黄色一色の世界になっていました。
晩秋 祖父江のイチョウ畑黄葉

晩秋 祖父江のイチョウ畑黄葉

晩秋 祖父江のイチョウ畑黄葉

晩秋 祖父江のイチョウ畑黄葉


黄色い世界にさらに黄色のアクセント。
探せば見つかる、イチョウとミカンのコラボレーション
ミカンとイチョウ 黄色いコンビ

ミカンとイチョウ 黄色いコンビ


探せば見つかる、イチョウと観音様(?)のコラボレーション
イチョウと観音像


探せば見つかる、イチョウと・・・何かしらの木のコラボレーション
イチョウと何かしらの木


探さなくても見つかる、イチョウと親子連れのコラボレーション(^^)。
楽しそうにスナップを撮っている親子が沢山いらっしゃいました。
和やかな姿を見ていると、自分の家族をナガスパから連れてこようか…なんて思ったりして。
イチョウの黄葉を楽しむ親子連れ

イチョウの黄葉を楽しむ親子連れ



探したくはないが見つかる、落ちたイチョウの実
これだけあると、非常にクサい 香りがね、もうね、・・・すごいのよ(汗)。
ちなみに、イチョウの木の下にある実は祖父江の立派な産品。
立ち入ったり、あるいは落ちている実を持ち帰ったりはご法度です!
イチョウの落果

最初は、どうして写真映えのしないブルーのシートがそこらじゅうにあるんだろうと思っていましたが・・・。
誰かが言ってました。
下に敷いてあるシートを捲りあげればいとも簡単にギンナンが収穫できてしまうとか。
なるほど、そのためのシートなのかぁぁ!!
イチョウの落果

イチョウの落果


河川敷をサイクリングする親子連れの姿を見てふと思いました。
祖父江を散策するには自転車がイイかもしれません。
今回は山崎駅周辺のごく一部の様子しか見て回れませんでしたが、自転車ならさらにエリアを拡げることが出来ますからね。
イチョウのある風景 愛知県稲沢市祖父江

爽快な風を切りながら…
いや、待てよ。
ここに吹く風は決して「爽快」ではなかったか(笑)。


ってなワケで、祖父江のイチョウの黄葉・前編は、ざっくばらんに祖父江の様子をお伝えしました。
後編は主にシャッタースポットとして比較的人が集まる場所に絞った光景をお伝えしようかと思っています。

祖父江のイチョウに陽が差して




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Tag:祖父江 イチョウ ぎんなん 黄葉 稲沢

COMMENT 4

まっさ  2013, 12. 05 [Thu] 13:45

>ぽてとぉ~さん

実は銀杏は苦手な食べ物の一つ(^^;
でも、ハッキリ言って「食わず嫌い」なんです。
歳を重ねると味覚が変わるといいますが、ここ15年くらい食べた記憶がないのでもしかしたら今食べると「ウマい!」と思うのかもしれません。
今度是非、塩をふりかけて食べてみようと思います(^^)

祖父江は初めて行きましたが、イチョウ畑の多さにビックリしました。
ちょっと歩いたくらいでシャッタースポットはいくらでもあり、
「ここがいいな」・・・「さっきよりここがいいかも」・・・「あ、ここのほうがもっといいかも」みたいな感じで、
優柔不断な人間には酷な名所だと思いました(笑)。
ま、そうやって悩むのも楽しさの一つですけどね~。

いつもありがとうございます。
お立ち寄り、感謝♪

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ぽてとぉ~  2013, 12. 04 [Wed] 21:36

秋晴れの中、金色に彩られた銀杏散策 お疲れ様でしたー

銀杏は、食べるのにはいいけど・・・やっぱりほのかなカホリがねぇ~orz
広大な銀杏の木々ですと撮影するアングルやポイントがありすぎて、どうしても迷っちゃいますけど、それはそれで、写真の楽しみの一つですよねー

だって、決まった構図ばかりでも誰かと同じような写真にしかならないけれど、こういった風景ですと、まっささんの思い描いたセカイが一枚一枚から伝わってきて、わたし自身は、好きですねー

いつも家族と楽しそうな写真、とても癒されます~ぽちっ

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まっさ  2013, 12. 04 [Wed] 10:19

>misachi68さん

祖父江の黄葉、とてもよかったですよ(^^)
もうアチコチが黄色に染まって・・・空中から写真を撮りたい気分でした。

ニオイは、苦手な人は気になると思います。
町を歩いていて、何度「クサい」という言葉を聞いたことやら(笑)。
マスクしなきゃいけないほどではないんですが、どこへ行ってもホワァっと香ってきて、「あぁ、今自分はギンナンの産地真っ只中にいるんだなぁ」と実感します。

香りも含めて、黄葉見物の醍醐味(?)だと思えばヨシでしょう。
金沢から3時間ほどあれば行ける場所なので、機会があれば是非。
オススメします!

お立ち寄り、感謝♪

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misachi68  2013, 12. 03 [Tue] 21:15

すごいですね!!
見事なイチョウの黄葉。
ゴールドですね!!
素敵だなぁ〜〜
あ、でもニオイはちょっといただけませんね(; ^ω^)
厚手のマスク持参して行かないと。
秋晴れがうらやましいなぁ。

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